栄光のイラン〜ケルマーン
 
Kerman
 
 
ケルマーン
 

 
ジャーメ・モスク
 


   
街のへそ
バザールの東端に位置する金曜モスクは、街中の人々が集まってくるケルマーンの「へそ」のようなところ。あたりの雰囲気も宗教施設というより町内の公民館といった感じです。いろんな年代の人がいたりして、なんだかホッとするんですよね。
   
イーワーン
そうは言っても、そこはイランのモスクらしく正面のイーワーンには見事な鍾乳石飾りが施されています。外壁のタイルは青を基調とし、繊細にデザインされた草花やコーランの文字があしらわれています。これが見れば見るほど本当に美しい。
   

     

     
 
時計台
珍しいことにミナレットがなく、その代わりなのでしょうかイーワーンの上に時計台が付いています。なんかほのぼのとしていて、近寄りやすいですね。
 
編年体
このモスクはモンゴル支配時代(14世紀)に建てられ、サファヴィー朝時代(16〜17世紀)に増築されました。そのため建物によって異なった建築様式が見られます。
 
ハイ!チーズ
こんな田舎町では外国人を見る機会はあまりないのでしょう。子供たちは珍しくてしょうがないといった興味津々の顔で近づいてきます。
 

 
バーザーレ・ヴァキール
 


   
アーケードをそぞろ歩き
バザールはケルマーンの最大の見どころと言ってよいでしょう。スパイス売りや色彩とりどりの生地屋など、旅人がバザールに期待するほとんどのものが、東西1.5kmにわたるドーム天井に覆われた通りに揃っています。地方都市らしいのんびりとした雰囲気が漂っています。
   

   
バラ
イランの名産物のひとつにバラがあります。鑑賞用としてだけでなく、バラ水と呼ばれる香料を作るためにも使われます。イラン人が大好きなアイスクリームをはじめとするお菓子類の香りづけに、バラ水は欠かせない材料なのです。その製作方法はというと、このように手で一つ一つ花びらをむしるのです。
     
金物屋
ケルマーンのバザールは伝統的に銅や真鍮の金属加工品で有名です。鍋や釜といった日用品から衣装ケースのように大きな箱まで、金属で作れないものはないと言わんばかりの豊富な品揃えです。しかもすべて手作り。ところどころ歪んでいるのがまた味わい深いんですよ。思わず買いたくなっちゃった。
   

       
 
実演販売
広場に面した店先がそのまま作業場になっていました。丁稚奉公(?)の若者たちがトンテンカンテンと働いています。労働って尊いですね。
 
少年
ウインドーショッピングを楽しんでいると、少年がまとわりついてきました。カメラを構えると途端にポーズをとる。なんて自意識過剰なやつなんだ。
 
射的
バザールの中ほどにある広場で射的をして遊んでいる人たちを発見。休憩時間なのか失業しているのか、昼間から何しているんだろう? とりあえず楽しそうだけど。
 

 
街角の風景から
 


 

       

 
 
ウェルカム・チャイ
アクハヴァンは外見はみすぼらしいけれど、サービスが良く雰囲気のあるホテル。到着したフロントではウェルカム・チャイが迎えてくれました。
 
厨房
大きなタンクに何度も何度もやかんで水を汲みます。チャイ用のお湯を沸かしているのです。でも、無理しないで踏み台とか使えばいいのに。
 
チャイおじさん
みんなにチャイを給仕してくれたこのおじさんは大人気。記念写真の依頼が相次いでいました。いい顔してるでしょ? こういう年寄りになりたいな。
 


   

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