Persepolis |
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ペルセポリス |
ペルセポリス遺跡 |
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大階段
パサルガダエと違ってペルセポリスは広大な人工基壇の上に築かれました。そのため遺跡の入口にたどりつくためにまず階段を登らなくてはならないのです。
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クセルクセスの門
大階段を登ると、ペルセポリスのシンボルであるクセルクセスの門が現れます。遺跡の本や博物館のパンフレットですっかりおなじみ。まずは牝牛像が迎えてくれます。
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列柱
クセルクセスの門に残る列柱は、上部にギリシャ風の装飾が施されています。古代オリエント世界がギリシャ文明の影響下にあった証明でしょうか。
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人面有翼獣神像
門をくぐった裏側で牝牛像と対になっているのが、ペルセポリスの案内に必ずと言ってよいほど登場する人面有翼獣神像。あいにく修復中で足場が邪魔でした。
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造形美
肉感的な造形は迫力があり実際(高さ7〜8m?)より大きく見せます。このデザインには人間の想像力の偉大さを感じずにはいられません。
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ホマ鳥
門を抜けると議杖兵の通路と呼ばれる空間に出ます。ここにはホマ鳥(幸福の鳥という意味)と呼ばれる伝説の動物が等間隔で並んでいます。
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マスコット
この顔、どこかで見たことあるな、と思ったのも当たり前。ホマ鳥はイラン航空のシンボルマークにも使われているのです。そうそう、機体に描いてあった。
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部品
本来ならここにもうひとつ門が建てられるはずでした。組み立てる前の部品があちこちに置かれています。これはどうも牝牛像らしいです。
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彫りかけ
こちらは彫りかけの牝牛像。なんとなく形がわかりますね。しかし、ということは、ペルセポリスはまだ未完成だったってことなんでしょうか。
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解剖模型
これも牝牛像ですが、ところどころ崩れ落ちています。見た途端、人体解剖模型を想像してしまった。パカッと外すと内臓が出てきたりして。
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百人のレリーフ
百柱の間入口にあるレリーフには部屋の名にふさわしく百人の人物が彫られています。一番上の玉座に座る王を、全国の属州から集められた臣民たちが担いでいるそうな。
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幻獣
一角獣が彫られた珍しいレリーフ。その下にはライオンも描かれています。うーむ、どこまでが写実でどこからがイマジネーションなんでしょう。
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百柱の間
往時は本当に百本の柱が立っていたというペルセポリス最大の広間。柱の多さを印象づけるためにわざと散乱させているのか、単に片づけていないだけなのか、どっち?
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意味深
敵である有翼獣を退治する王を描いたレリーフ。しかし、このモチーフには季節の移り変わりを象徴する意味が含まれているとする説もあります。
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夏と冬の戦い
このレリーフも、ライオンが夏、一角獣が冬を表し、季節の移り変わりを表現しているという説があります。ホントかな。なんだか難しい比喩だなあ。
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階段のレリーフその1
謁見の間に続く階段に彫られたレリーフはペルセポリス観光の白眉と言ってよいでしょう。朝貢の範囲はパキスタンからエチオピアにまで及んだと言われています。
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階段のレリーフその2
王への貢ぎ物としてライオンの子供を持ってきた人々が描かれています。そんなものが贈り物になるのか。でも、たぶん史実なんでしょうね。
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階段のレリーフその3
こちらはエチオピアからの朝貢を表しています。当時のアケメネス朝は今のパキスタン・ウズベキスタンからアラビア半島やアフリカ東部までを支配する大帝国でした。
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謁見の間その1
ペルセポリスの中心部に位置する謁見の間。いわば外国からの賓客を迎える迎賓館ですね。最も柱が多く見えるアングルを探して撮りました。
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クセルクセスの宮殿
クセルクセス1世の宮殿跡。門らしき形は部屋への入口でしょうか。ドアが付いていそうですもんね。このあたりは王のプライベートスペースだったようです。
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謁見の間その2
ペルセポリス最大のこの宮殿は屋根をレバノン杉で葺いていたそうです。アレクサンダーの東征時に火をかけられて全焼し、数本の柱が残るのみとなってしまいました。
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社会科見学
先生に引率されたイランの小学生たちも見学に来ていました。けれども彼らの興味は遺跡より日本人の方にあったようです。こんな素晴らしい遺跡を前になんてバチ当たりな。
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陵墓
遠く山の中腹に見えるのはアルタクセルクセス2世の墓。都を見下ろす丘には歴代の王の墓が並んで造られています。いわば一種の都市計画ですね。
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写実主義
クセルクセス1世の宮殿(プライベートな宮殿だったといわれる)のレリーフは保存状態も良く一層写実的。この立体感、この盛り上がり、思わず見とれてしまいました。
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ポピュラー
家来に日傘を持たせて歩く王。このモチーフも多くのレリーフで見かけました。王の偉大さを表すのに相応しいと考えられていたんでしょう。
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全景
山の中腹に築かれたアルタクセルクセス2世の王墓からはペルセポリスの全景が一望できます。汗だくになって登ってきてのこの景色は本当に爽快。風も爽やか。
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クセルクセスの門
クセルクセスの門を望遠で。思えばあそこから登ってきたんだな。ということは、またあそこまで降りていかなければならないのか。炎天下の中を。
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