Cyber Japanesque

このページには、日本舞踊を中心とする和風な事物に関するスケジュールを、皆様と共有するために掲載して行きます。皆様もお知りの情報を是非お寄せください。

*スケジュールの更新は、現在停止しております。 他のページでお楽しみくださいな。

  伝統文化放送 (松竹が提供している、和風好きには悦楽のチャンネル)

  テレビ・ラジオ (演劇出版社の情報より)


2004年スケジュール

12/31(金) 除夜祭 (除夜の鐘のつけるお寺)

 長谷寺 23:30から整理券を108名に配り、0:00より鐘つき開始 (実は、整理券1枚で、グループだと皆つかせてもらえるのだ!)

 建長寺 国宝の鐘はつけないが(笑)、道場横の鐘は23:45から何名でもOK

 光明寺 0:00頃からの最初と108つ目の鐘は寺職がつき、それ以外は順次OK 

 龍口寺 23:00頃から整理券

 満福寺 23:45から最初の鐘を寺職がついた後順次

 本覚寺 23:45から翌1:30迄

 東慶寺 0:00から先着108名

 浄知寺 23:00から整理券108名に配り、午前0時からつける

1/23(金)  全国ふるさと歌舞伎フェスティバル at NHKホール

 全国から土着の歌舞伎が集まる。入場料は無料。希望者は、160-8555 東京都新宿区舟町7-6-704 「全国ふるさと歌舞伎フェスティバル」事務局 へ。往復はがきに、住所、〒、代表者氏名、年齢、電話番号、希望人数(2人まで)、希望回(10時からの昼の部か、16時からの夜の部か)を書き、返信面に自身の住所を書き、送付。問合せ、03-5777-8600。


2003年スケジュール

 

8/7〜8/30   阿修羅城の瞳  at 新橋演舞場

 染五郎が、天海祐希、夏木マリと、再度挑戦します。漆黒の闇に、染五郎 他の出演者を模した能面が浮かぶパンフレットが印象的。 大阪松竹座では、9/6〜9/28

 

7/25 19:30  江ノ島花火大会

 恒例の江ノ島花火大会が、灯台が新しくなった江ノ島を背景に行われる。雨天の場合は、26日、27日に順延。

 

7/9〜7/28 ”歌舞伎四百年展 湧かせ、唸らせ、愛されて”  at 日本橋高島屋

  歌舞伎400年ということで、展示も良いだろうが、トークショー等のイベントが充実。7/12 14:00 中村富十郎さん、7/19、7/20 14:00 中村勘太郎・七之助 他

 

5/1〜6/8 荒木経惟 花人生展  at 東京都写真美術館

 アラーキーが30年撮り続けているテーマ ”花”。奥様が亡くなってから、さらに花への傾倒を深める。そして、その花の写真たちは、どこか淫靡で美しい・・・。

 

[関西] 2003/4月  奈良 仏隆寺 千年桜

 週刊新潮に連載されている なかにし礼の”さくら伝説”の始まりは、奈良 槙原駅から宝生寺から続く山道を行った所にある仏隆寺(ぶつりゅうじ)である。樹齢900年を超え、千年桜と呼ばれている山桜。根回り8メートル、枝の差し渡しは20メートルを超えると言う。 その桜には、揚巻が心中をして埋まっており、”桜鬼”(おうき)という魔性が宿ると言う。そこで歌舞伎中心の演劇評論家である主人公の男性は、響子という謎の女性に会う・・・。

 小説ではこのように表現されていますが、実際にはどうなのでしょう。是非 今年の春は訪れてみたいものです。

 

5/12、13 19:00  吉田兄弟  at オーチャードホール

 凄いね、いよいよ三味線の吉田兄弟が、渋谷のオーチャードホールで、2日連続の公演だぜ。あそこでオペラは何回か観たが、三味線はどう響くのであろうか・・・。

 

4/7〜4/9 18:30 ”奉納靖国神社 夜桜能”  03-5458-3364

 3夜連続での夜桜能。何かと参拝で話題の靖国神社ではあるが、夜桜能はそんな浮世の争いを尻目に、美しいに違いない。野村萬斎も出演。

[関西] 3/21〜5/11 銀閣寺  特別公開

 国宝の東求宮、本道の襖絵(与謝蕪村、池 大雅)、弄清亭(奥田元宗)の特別公開。1,000円と2,000円のコースがあるが、1,000円コースは絶対のお勧め。なんと、国宝に座れるぞ!(笑)

3/1〜3/26  浮世絵の中の桜展   at  浮世絵 太田記念美術館(明治神宮前)

3/14〜5/5   桜さくらサクラ・2003-千鳥ヶ淵と競演   at  山種美術館

 

3/21〜3/23  湘南江ノ島春祭り     at 湘南江ノ島

   3/22には、”白波五人男の仮装行列”あり。 また3/22には、”江ノ島歌舞伎トークショー 中村橋之助”が岩本楼であり。よさそうだな。申し込みは、3/11まで。急げ! (往復はがきに、代表者氏名、住所、電話、申し込み人数(2名まで)を記し、〒251-0036 藤沢市江ノ島1−11−1 (社) 藤沢市観光協会 まで)

 

3/11〜3/16  吉永小百合展 五つの扉  at 日本橋三越

  数々の映画女優としての話に加え、”和の文化を伝承する女性”としての素顔も紹介とのこと。小百合さんに”あなたのいる、日本が好きです。”と言われると、くらっとよろめくなぁ・・・。

 

[関西] 3/7〜12/7 清水寺 奥之院御本尊御開帳特別拝観  at 京都 清水寺

[関西] 3/7〜5/5 高台寺・圓徳院 春の夜間特別拝観   at  京都 ねねの道にて

  清水寺は、243年ぶりの御開帳。頭上の雷神の怒れるパワーを、お見逃し無く。

 

[関西] 3/7〜3/18   京都・花灯路      at 京都 清水寺〜八坂神社〜神宮道

   ”だれと歩こう 春の宵” ・・・・京都の夜の小道には粋(すい)が潜む。

 

2/5〜2/25  ”山本富士子 これぞ正統派美人女優” 銀座シネパトス

   昨年の若尾文子さんに続き、今年は山本富士子さんを特集。 2/12〜2/14は谷崎の”細雪”が上映されるぞ。

 

2/4〜2/24 ”ニンゲン御破産”  at シアターコクーン

   中村勘九郎さんが、宮藤官九郎 他の劇団 大人計画の面々と、松尾スズキ初演出挑戦の時代劇を演じます。

 

〜2/14  ”吉野桜 鈴木理策展”   at 銀座 ギャラリー小柳   03-3561-1896

 桜がモチーフであるが、桜よりも、その背景にある空を鮮明に写しているらしい・・・。


 2002年スケジュール

2002/12/30〜2003/1/19 昔きもの美の歳時記展 池田重子コレクション  at 池袋西武ギャラリー

 和が静かなブームとなっているこの頃であるが、四季折々の装いを楽しみ、そして時代が変わっても味わえるというのは、きものならではの楽しみである。

 

2002/12/31 除夜祭 at 鎌倉

長谷寺 23:30から整理券を108名に配り、0:00より鐘つき開始 (実は、整理券1枚で、グループだと皆つかせてもらえるのだ!)

建長寺 国宝の鐘はつけないが(笑)、道場横の鐘は23:45から何名でもOK

光明寺 0:00頃からの最初と108つ目の鐘は寺職がつき、それ以外は順次OK 

龍口寺 23:00頃から整理券

普門寺 23:30から翌 1:00まで

満福寺 23:45から順次

本覚寺 23:45から翌1:30迄

東慶寺 0:00から先着108名

浄知寺 23:00から整理券108名

 

2002/11/7〜11/12  草月いけばな展   at 日本橋高島屋8Fホール

 ”勅使河原茜家元をはじめ600名による個性豊かな作品を集めて” と案内にはあるが、この600名とは・・・。どんなに壮大なのか、気になる・・・。

 

 〜2002/11/17  華道家 假屋崎省吾の世界  at  目黒雅叙園の百段階段

 テレビなどのメディアで活躍中の假屋崎省吾の展覧会。石井竜也とのコラボレーションもありとのこと。なんと言っても、普段 非公開の百段階段がみられるのが、興味深々。ここは、「千と千尋の神隠し」モデルともなったそう。

 

2002/11/1〜11/10  第38回 京都非公開 文化財特別拝観  at 京都

 仁和寺、東寺、知恩院など14箇所のお寺の文化財公開。春と秋に行われている行事。豪快なる建仁寺の双竜図も公開!

 

2002/10/5〜11/4  茶の湯 名碗 〜茶碗に花開く桃山時代の美〜    at 名古屋 徳川美術館

 あの国宝の”油滴天目”も出展! パンフを見る限り、お碗という観点では、逸品が集まりとても充実してそう。

 

2002/9/4〜2003/4/20  白洲正子 うつわ展  at 旧白洲邸 武相荘(042-735-5732) 

 白洲正子さんと次郎さんのお子様が、まさに彼らが住んだ茅葺屋根の素敵な建物を保存、開放している。そこでの展示会。「家屋の構造上、混雑の際には、一時入館を制限させていただく場合がございます」との断り書きが、本物らしい味わいあり。銀座松屋での白洲正子展でも思ったが、彼女の審美眼にかなった作品は、無機質なガラスケースよりも、自然な暮らしの中のほうが、輝きを増すはず。ということで、この旧白洲邸での企画は期待大!

 

10/26(土) 国宝 鎌倉大仏 建立750年記念式典   at 長谷・高徳院

 湘南鎌倉長谷に鎮座まします、あの美男でごわす大仏が建立750年。高さ13.35m、立ち上がると身長24m。鎌倉大仏前にて、14:40から御練行列と雅楽舞楽、15:40より大法要。

 

10/27(日) 第一回 鎌倉はなし会 三笑亭夢丸・桂歌春 二人会 (企画された方からの情報提供です。感謝!)

ベテラン真打ちの古典落語二大競演!
先着100名様限定

日時:10月27日(日) 開場13時半 開演14時〜
場所:光明寺書院(鎌倉市材木座。浄土宗関東総本山の名刹)。
  JR鎌倉駅東口バス(7)からバス40,41「光明寺」下車徒歩1分。又は駅より徒 
      
   歩20分。地図はhttp://www.kamakuratoday.com/map/dvisit/komyoji.html参照。
他出演:三笑亭朝夢
会員費:当日3000円・前売り2500円
※ 6歳未満のお子さんはご遠慮下さい。また、当日のビデオ・カメラ撮影、録音は固くお断りいたします。
※ 当日の売上げの一部は、バングラディッシュで迫害を受けている、少数民族の仏教徒「アラカン族」の復興を援助するNGO法人「サザンペン」を通して、現地のアラカン族の小学校に寄付いたします。

寄席では聴くことのできないとっておきの噺を演ります。当日は本邦初公開のアラカン料理も販売予定。お楽しみに。
●問合せ先 0467-23-0992 秋山
● チケットの販売所  たらば書房(0467-22-2492 鎌倉裏駅前)
           邦栄堂(0467-25-0407 鎌倉・若宮大路)
           門(0467-23-0503 鎌倉・小町通りの喫茶店)
● メールでのお申込みは m-aki@df7.so-net.ne.jp
※ 遠方の方は、チケット郵送します。

桂歌春師匠 宮崎県日向市出身。昭和45年、桂枝太郎師匠に入門。 
      昭和54年、枝太郎師匠一周忌を機に桂歌丸門下に移籍。昭和60  
      年、真打ち昇進。ちょっととぼけた、あたたかな語り口が魅力の
      古典落語の本格派。

三笑亭夢丸師匠 神奈川県横浜市出身。昭和39年、三笑亭夢楽師匠に入門。
        昭和53年、真打ち昇進。「連想ゲーム」や「ルックルック
        こんにちは」のレポーターとしてテレビでもお馴染みの師匠。
        チャキチャキとした語り口で江戸前の古典落語を演る一方、
        自ら賞金を掲げ、「21世紀夢丸新江戸噺」で新作も手がける、 
        落語界の革命児。

10/8、9  鎌倉薪能

鎌倉宮にて17時より。往復葉書に〒、住所、氏名を明記し、248-0012 鎌倉市御成町1-12「鎌倉市観光協会薪能係へ送付。9/9の消印まで。

毎年恒例だが、幽玄で良いぞ!

 

8/24〜10/27 板橋区立美術館「今昔文字変化」展    (板橋区立美術館さんからの情報提供です。感謝!)

交通案内 都営地下鉄三田線〈西高島平駅〉下車徒歩15分

○展示構成
文字を書く
子どもたちや遊女が書物に親しむ姿を描いた浮世絵、江戸時代の教科書「往来物」など。

文字で伝える
江戸文字の世界(浄瑠璃本・芝居番付・相撲番付・寄席ビラ)と江戸の町にあふれる看板・のれんなどの風景浮世絵。

文字を遊ぶ
なぞなぞのような「文字絵」や、善玉悪玉を始めとしたちょっとおばかな文字キャラクターたち。

文字で飾る
美しい文字で飾られた屏風・着物。陶器・蒔絵硯箱・太刀などの工芸作品。

文字を見る
茶室に飾る古筆・墨跡や画帖。藤原定家の色紙、豊臣秀吉の手紙など。


○関連イベント

1、おもしろ文字を探せ!?もじもじ探偵大募集?
もじもじ探偵団?発見!!!こんなもじ、あんなもじ調査報告会1?
8月25日(日) 午後2:00〜4:00

2、おもしろ文字を探せ!?もじもじ探偵大募集?
もじもじ探偵団?またまた発見!!!こんなもじ、あんなもじ調査報告会2?
9月22日(日) 午後2:00〜4:00

3、お話 耳で読む浄瑠璃の本?義太夫節の本を中心に?
9月8日(日)午後2:00〜3:30
講師 景山正隆(文学博士・社団法人義太夫協会会長)

4、義太夫体験教室?声に出して読む浄瑠璃の本?
9月14日(土) 午後1:00〜2:00(要申込)
講師 豊竹呂勢大夫(浄瑠璃)・竹澤宗助(三味線)

5、義太夫ギャラリートーク
9月14日(土) 午後2:00〜3:00
講師 豊竹呂勢大夫(浄瑠璃)・竹澤宗助(三味線)

6、橘左近師匠の寄席文字教室?お話と実演?
9月29日(日)午後2:00〜3:00
講師 橘左近(橘流 寄席文字書家)

7、行司さんが語る相撲文字のいまむかし?お話と実演?
10月20日(日) 午後2:00〜3:00
講師 式守與之吉(日本相撲協会 幕内行司)

8、当館学芸員によるギャラリートーク
9月7日(土)、10月12日(土) 午後2:00〜3:00

9、子どものためのプログラム
「デジタルオリエンテーリング」
子どもが展覧会を楽しく鑑賞するためのデジタル案内です。夏休みの自由研究の参考にしてください。(無料貸出)
「デジタル千社札」
展示室寺子屋コーナーで自由にご自分の千社札をお作りいただけます。

 

6/22 トークショー 作家 藤沢 周さんを囲んで at 鎌倉中央図書館 3F

 ”ブエノスアイレス午前零時””オレンジ&タール”で知られる、作家の芥川賞作家 藤沢周さんが、鎌倉中央図書館で話をする。随分とローカルな話ですが、おもしろそうなので載せてみます。

 申し込みは、6/10必着で、〒248−8686 NPOセンター鎌倉 メールボックスNo.5 図書館とともだち・鎌倉 「著者」係まで。 往復はがきに、催し物名、住所、氏名、電話番号、藤沢周さんに聞いてみたいこと、を書いて申し込み。

 

6/7  江ノ電100周年 チャリティ映画鑑賞会 黒沢明監督 ”天国と地獄”  at 藤沢市民会館大ホール 18:00より

 なんと江ノ電の走行音が事件解決の決め手となるという黒沢明の”天国と地獄”を上映。鉄道友の会の吉川文夫氏の講演付です。 問い合わせは、江ノ電戦線新聞社(0466-26-3028)です。

 

5/6 大相撲5月場所 稽古総見  7:00〜 at 両国国技館

 大相撲の稽古総見が無料で一般公開されているとは知らなんざ。新之助も好きだという大相撲を、実際に見ては如何。


〜5/12 雪村展    at 松濤美術館

 ”戦国時代のスーパーエキセントリック”と銘打って、渋谷にて。


〜5/19 雪舟展    at 東京国立美術館

 ”没後 500年”ということで、モーツァルトなんかにまじり世界十大文化人にも選ばれたことのある水墨画の巨人 雪舟。でも達磨の横顔を描いた「恵可断臂図」なんて、結構危うい構図ですぜぃ。

〜5/19 加藤卓男展    at 古代オリエント博物館(池袋)

 ”シルクロード歴程”というテーマで、日経新聞にも履歴書執筆中の人間国宝の作品が並びます。

3/3〜5/10  日本映画レトロスペクティブ 1950'S  at 銀座シネパトス

 増村保三、若尾文子のレトロスペクティブに続き、(味をしめたか!?)範囲を広げ特集。うーむ、今までに比べ今一つのラインアップであるが、羅生門と夫婦善哉は見たいのぉ。

 

3/22〜3/31  湘南江ノ島春祭り  at 江ノ島・片瀬海岸

 今年のニュースは、あの江ノ島植物園が閉園し、その中にある”江ノ島展望灯台”が立て替えられるということ。期間中は無料で入れますので、一度晴れた日に訪れると良し。

 

〜3/24  長谷川等伯 国宝 松林図屏風展  at 出光美術館

 以前 国宝展で見た等伯の松林図は、その作品前に立った瞬間に、風すさぶ松林にトリップをした経験があるからなぁ。不思議な力のある作品だよ。

 

〜3/24  ”奔放な人生 版画家・池田満寿夫の世界展”  at 東京都美術館

 最近出版された佐藤陽子さんの”池田満寿夫 愛のありか”を読んでも、 きちんとオリジナリティが和の世界を飛び出てある人だし、繊細な天才だと思う。本物を見たい一人。

 

〜3/24  横山大観展 その心と芸術   at 東京国立博物館

 大作「「夜桜」と「紅葉」を展示。直球勝負の日本画は如何!

 

3/7〜3/19  さくらに見る日本の美展 大観・松園から現代作家まで  at 大丸ミュージアム

 おきまりに日本人好みの企画と思いつつ、なぜか心惹かれるがテーマ。

 

3/2〜3/24   オフロ・アート 銭湯の背景画展   at 三鷹市芸術文化センター

 銭湯のペンキ絵の展示と公開製作。現代アーティストも現代版銭湯背景画に挑むという。うーむ、切口がユニークで良ろし。期待大。

 

3/22、23 ”江ノ島歌舞伎フォーラム公演 大石東下り・肉付の面”  かながわ女性センター

 江ノ島のヨットハーバー横にある、かながわ女性センターでの歌舞伎公演。江ノ島にかかる弁天橋を渡りながら、江ノ島神社にお参りをして、そして歌舞伎何ざぁなかなか気持ちよし!

 

2002/2/21〜3/3 地人会による”雁の寺”  at 紀伊国屋サザンシアター

 若尾文子の映画の印象も強い水上勉の作品を、高橋恵子がどう官能的に演じるか、楽しみ楽しみ・・・。

 

 〜2002/3/1 銀座シネパトスでの”若尾文子 特集

 昨年の渋谷ユーロスペースに続き、若尾文子のリバイバルを銀座シネパトスで上映中。三島由紀夫の出る”からっ風野郎”等、貴重な作品の上映も楽しみ。

●1/19(土)〜1/23(水) 連日20:45〜 ※日曜レイト休映
 妻は告白する

○1/20(日) 朝10:00〜 特別モーニングショー
 越前竹人形 (吉村公三郎監督作品)
●1/24(木)〜1/28(月) 連日20:45〜 ※日曜レイト休映
 「女の小箱」より 夫が見た
○1/27(日) 朝10:00〜 特別モーニングショー
 からっ風野郎
●1/29(火)〜2/1(金) 連日20:45〜
 卍(まんじ)
●2/2(土)〜2/6(水) 連日20:45〜 ※日曜レイト休映
 清作の妻
●2/7(木)〜2/11(月) 連日20:45〜 ※日曜レイト休映
 赤い天使
●2/12(火)〜2/15(金) 連日20:45〜
 華岡青洲の妻
●2/16(土)〜2/20(水) 連日20:45〜 ※日曜レイト休映
 積木の箱
●2/21(木)〜2/25(月) 連日20:45〜 ※日曜レイト休映
 濡れた二人
●2/26(火)〜3/1(金) 連日20:45〜
 千羽鶴

2001/12/31〜2002/1/1 除夜の鐘 at 鎌倉 江ノ電沿線新聞参照

 長谷寺 23:20から整理券108枚(1枚でグループは複数名つけますよ)

 建長寺 23:45より何名でもつける(もちろん国宝の鐘ではないが、道場横の鐘をつかせてくれます)

 光明寺 最初と108つ目の鐘は寺職でつくが、それ以外は順次

 浄智寺 23:00から整理券を108名に

 普門寺 23:30から翌1:00まで

 龍口寺 23:00頃から整理券約108名

 満福寺 23:45から最初の鐘を寺職がついた後順次

 本覚寺 23:45から翌1:30迄

 東慶寺 0:00から先着108名


2001年スケジュール

2001/12 鎌倉 歳の暮

  12/13 八幡宮 すすはらい

  12/18 長谷寺 歳の市 (夜21:00までやっています。熊手、だるまなど、景気良し)

  12/23 龍口寺 茶筅供養、星祭り

  

2001/11/23(18時)、11/24(14時) 国立劇場

 ”舞の会”

 京都と大阪の座敷舞が、井上八千代さんをはじめ各流派の新進からベテランまでの舞手が集うというもの。”黒髪”もあるし、これは垂涎ものだぜぃ。

〜2001/11/25 帝国劇場

 ”長崎ぶらぶら節”

 佐久間良子の愛八に、ライバル芸者として松坂慶子、古賀の妻役に中田喜子という豪華舞台。永遠の純愛と三味線と、日本人の琴線にふれる物語り。なかにし礼うまし。見に行きたいのぉ。

2001/11/17〜12/22 高円寺南四丁目 イル・テンポ (03-3312-2575)

 ”荒木経惟展
 
 少女ものから陽子夫人までのモノクロ作品を展示とのこと。そうそう、荒木のサイトも仕掛けがあって、いとおもしろし。”いよよ華やぐ”の女性人に対抗できるのは、アラーキーかいなぁ。


2001/7/31〜8/12 シアターコクーン

卒塔婆小町 / 弱法師

 ”ちゅうちゅうたこかいな、ちゅうちゅうたこかいな・・・”。三島と蜷川の怪しい妖しい世界が展開されるか・・・!?

 

2001/6/5〜6/27 シアターコクーン

 ”三人吉三

 夏のお馴染み、勘九郎、橋之助、福助によるコクーン歌舞伎。ううん・・・立見席もあるんだな。これは狙い目、夏の一服の清涼剤なりぃ。

 

2001/6/13〜7/1 小田急美術館(新宿)

メイプルソープ&アラーキー 百花繚乱展

 生命感が狂おしく溢れんばかりのアラーキーの極彩色の作品 vs. あまりに過激な人生をつきぬけた人 メイプルソープの端正な作品。小田急美術館HPでその作品の一部を鑑賞できまする。

 

2001/6/1〜6/24 国立劇場

 ”歌舞伎鑑賞教室”

 本邦初公開。歌舞伎と電光掲示板のコラボレーションが実現。舞台両脇に縦に置かれて、緑色の文字とのこと。”引窓”の中で、義太夫の歌詞を字幕表示。確かに私も、役者の言葉は聞き取れるが、義太夫の節回しに乗せた言葉は、理解度15%くらいしかないので、有り難いかもしれない。どうぞ、お試し有れ。

 

2001/5/19〜7/1 世田谷美術館

暮らしに美術を〜例えば魯山人と共に”

鎌倉の魯山人館もよろしゅう。

 

2001/5/137/13 世田谷美術館 収蔵展

 六世中村歌右衛門寄贈の衣装展 

揚巻他の羽織る芸術品を眺めましょ。

 

〜2001/5/27 大倉集古館 (ホテルオークラ本館前)

 食をめぐる美術 〜実り・収穫と宴の楽しみ〜

 狩野探幽、横山大観らの”食”や花見の宴などへの思いをご披露。

 

2001/4/28〜6/1 シネセゾン渋谷

 DEEP SEIJIN 鈴木清順監督”大正浪漫三部作”

  ”ツィゴイネルワイゼン”:4/28〜5/11。”陽炎座” :5/12〜5/25。”夢二”:5/26〜6/1。

  あの危ない爺 鈴木清順の幻惑的な世界をご堪能あれ・・・。

 

2001/5/8、5/9 赤坂BLITZ

 YOSHIDA KYODAI LIVE in AKASAKA

 うーん、渋谷ジャンジャンでの高橋竹山のLIVEのように定番となるか・・・。赤坂で三味線にて走れ、吼えよ吉田兄弟よ!

 

・2001/5/3〜5 東京流通センター (モノレール流通センター駅よりすぐ)

 全国古民具骨董まつり

”全国最大の伝統の骨董まつり”らしい

 

・2001/5/2〜4 東京ドームプリズムホール

 東京ドーム プリズム骨董祭

こちらの骨董市は入場料1,000円を取られます。”お宝級の掘り出し物がズラーリ”とのこと。

 

・2001/4/13〜15 浅草公会堂

 第22回 浅草おどり

   第一部(午前11時30分開演) 1.玉屋と蝶々売り 2.季(とき)のおと 3.新一つとや 4.浅茅の賑わい

   第二部(午後三時開演) 1.お祭り 2.江島生島 3.小唄恋うた女うた 4.今昔浅草模様 5.浅茅の賑わい

 「幕間に幇間衆のお座敷芸もあり」とのこと。都をどりに行けなくとも、”東おどり”と”浅草おどり”で酔狂に楽しみませう。

 

・2001/3/4〜4/25 明治座

 ”近松心中物語 −それは恋−

 こちらは蜷川の作品。イギリスでも上演され、最初にストーリーを紹介したのみで、字幕無しで日本語上演をしたにも関わらず、感動を呼び起こした普遍性ある作品。心中と言えば三島の”憂国”が究極と考えているが、この近松&蜷川の物語も、ぞくぞくするほど狂おしく美しそう。音楽も森進一というのも、興味をそそる。是非観に行こうと思うのであった。別冊太陽の「蜷川幸雄の挑戦―イギリス公演紀行」も読み応えあり。

 

・2001/2/17〜2/21 東京芸術劇場

 ”心中・恋の大和路

 近松の”冥途の飛脚”を題材としたそう。宝塚が描く心中劇とは・・・如何に。

 

・2001/2/9〜3/20 根津美術館

 日本刀における花鳥風月展

 1000年にわたり磨きつづけられてきた刀には、妖しい色艶が宿っているのかもしれない・・・。テーマの切る口がユニークでそそる。毒の有るものは美しいかも・・・。

 

・2001/2月 増村保造と若尾文子の作品が、CS放送やCATVで見られるゾ

清作の妻 2・6・18・20・26
刺青 8・13・18・24・27
9・13・18・22・27
「女の小箱」より 夫は見た 4・6・18・20・28
赤い天子 4・7・18・21・25・26

    by チャンネルNECO 増村保造と若尾文子特集

妻は告白する 1・14・22

    by 衛星劇場

 

 渋谷ユーロスペースでの増村保造特集が終わってしまったと思った所へ、CSやCATVで彼の作品上映(しかも若尾文子さん出演のものばかり! Bravo!)の朗報有り。一味違う日本のゴダール(!?)増村独自の世界を楽しめるとは、これ幸いなり。

 

・2001/1/10〜2001/1/19 王子ペーパーギャラリー

 ヒロセマリコ・モノクロームの世界 坂東三津五郎襲名披露公演記念写真展

 新之助、玉三郎、東儀秀樹、狂言の野村、和泉と伝統芸能者の写真集が相次いで発刊されるなか、モノクロームで迫る三津五郎はどう料理されるのか、それとも写真に乗移るのか・・・!?

 

・〜2001/1/8 日本橋三越本店 7F催物会場

 坂東三津五郎 襲名記念展

 私もふらりと行ってみたのですが、入場無料で気楽に入れますし、それほど混雑していなかったので良かったです。八十助改め10代目三津五郎さんのみならず、初代からの錦絵や押隈、写真、映像を飾ってあります。数代にわたっての隈取並べた”押隈”が楽しい。写真も良いが、歌舞伎役者としての風格や演技を想像しながら見ると、また一味違う良さがある。襲名披露の特別ビデオも上映していており、襲名の記者会見時の憔悴が見られるのに比べ(離婚問題の影響か・・・!?)、良い決意と自信に満ちた顔つきになっている変化がわかる。浅草寺で行ったというお練りも華やいで良いですな。

 

・2001/3/20 サントリーホール・小ホール

 東儀秀樹トークショー & 雅楽ミニコンサート

 参加希望の方は、〒101-8050 千代田区一ツ橋2−5−10 集英社宣伝部 「集英社新書セミナー係」 へ郵便番号・住所・氏名・年齢・性別・職業・電話番号 を明記して応募せよ。締めきりは2001年1月31日。誰でも応募可能とのこと。東儀さんは、舞なんかも見せてくれるのだろうか!?

・2001/1/11

 市川猿之助さん J-WAVE公開録音

 こちらは、J-WAVEの丸の内STYLISH CAFEに、玉三郎さんに続き、猿之助さんが登場。J-WAVEのホームページより応募だぃっ! 21世紀にかける夢と浪漫を語るのでは・・・と期待大。

 


2000年スケジュール

・2000/12 伝統文化放送

坂東玉三郎舞踊集
長唄「鷺娘」 2・4・7・12・15・17・20・24・28
東明流「此君」/東明流「松の功」 5・7・12・25・31
清元「保名」 3・8・31
地唄「鐘ヶ岬」「黒髪」 7・13・26・27
「京鹿子娘道成寺」 25・31

 12月は、松竹提供の伝統文化放送で、毎月一演目ずつ放映している坂東玉三郎舞踊集の、集中放映。幻想的な究極の美「鷺娘」に加え、あまり踊られていないと思うが東明流の曲も美のエッセンスという感じがする。確か、明治に入ってから、それもアメリカ帰りの誰かが開祖だが、少しゆったりとしたテンポで、心に心地よく響く音は、まさに癒し系という感じがある。「黒髪」も良いネエ。祇園では、舞妓では踊れず、芸妓になってはじめて舞えるという大人の舞い。そして極めつけは道成寺。鐘の上でのキッと見開く玉三郎の怨念と決断の視線が印象に残る。

 

・2001/1/1 九十九里浜

 「勘九郎親子 初日の出 連獅子

 なんと勘九郎、勘太郎、七之助の親子が、元日 初日の出を背に舞台で連獅子を踊るという企画があるらしい。入場料は2001円。うふふ、勘九郎は粋だねぇ。なお、問い合わせは実行委員(0475-80-1130)。 ちなみに私は、長谷寺で除夜の鐘をつく〜就寝〜由比ガ浜で初日の出を拝む、というコースの予定。(誰も私のことなぞ聞いていないか・・・笑)

 

・2000/11/14〜2001/1/12 渋谷ユーロスペース

 「増村保造 レトロスペクティブ」 

 私は実際にはまだ彼の作品を見た事が無いのだが、若い頃の若尾文子や岸田今日子、勝新太郎、市川雷蔵らを映している。そして、ストーリーが官能を秘めている。谷崎の””や”痴人の愛”のみならず、背中に女郎蜘蛛の刺青を負った若尾文子が凄みをきかせる”刺青”等々、妖艶さが漂う。 なんか”抑えたエロチシズム”なんて言葉が似合いそうで、ちょっと楽しみ。サイトも充実しているので、ご覧あれ。

 

・2000/10/28〜2001/1/28 川崎岡本太郎美術館

太陽の塔からのメッセージ─岡本太郎とEXPO'70

 圧倒的な迫力を持つ岡本太郎の作品群。誰が何と言おうと、あのパワーは只者では無い。70年代の回顧ということだが、アジアの先鋒足らんというプライドと、高度成長に向かうエネルギーは、この日本からいつ無くなったのだろうか? 爆発礼賛をしようではないか。

 

・11/10〜12/27 千葉そごう

北大路魯山人展 美と食を極めた奇才。魯山人の偉大なる奇跡

 出典されるのは、幾つかの展示会でもお馴染みの世田谷美術館の塩田コレクション。書、食、陶芸とオールラウンドにわたり、美というものに真摯に向かったライフスタイルを実践した魯山人を、どう味付けしているか楽しみ。前回、札幌の北海道近代美術館に行けなかったので、千葉までは行ってみたいのぉ。

 

・11/3〜11/26 浅草仮説劇場

 「隅田川続俤〜法界坊〜」 中村勘九郎さん

 昔中村座があった浅草に、小屋を構えて勘九郎が奮闘公演。橋之助さんも出ますね。記者会見の前の様子であろうか、少々浮浪者ライクな法界坊の井出達をした勘九郎が、浅草寺をはじめとして浅草を駆けまわる様子を、アラーキーが撮影していましたね。アラーキーも、染五郎に続き、役者の勘九郎のどんな姿を切り取ったのであろう。いずれにしろ、勘九郎さんである。楽しめる事必須であろう。

 

・10/27〜11/5 彩の国さいたま芸術劇場

 「卒塔婆小町」「弱法師」 三島由起夫の近代能楽集より蜷川演出

 近代能楽集はまだ呼んだ事が無い。先日、三島の「サド公爵夫人」と「わが友ヒットラー」を読み、彼の精緻な構成に感心。三島と蜷川がが

っぷりと四つに組んだ闘いか?蜷川のコメントは「近代能楽集は決して表面的な能の翻案ではない。その猥雑ロマンティックな魅力を出したい」とのこと。少々遠いのが玉に傷だが、観て見たいもの。

 

・10/8、9  鎌倉 鎌倉宮

「鎌倉薪能

 未だに観た事は無いのですが、噂に高い薪能。それを鎌倉宮で行うという。幽玄の世界に浸りたい・・・。

 すみません、詳細わからず。詳しくは、鎌倉市観光協会薪能実行委員会(0467-23-3050)まで、お問い合わせ下さい。

 

・9/14〜16 鎌倉 鶴岡八幡宮

 「鶴岡八幡宮 秋の例大祭

 春の様子は鎌倉Weeklyに掲載していますが、またまたあの流鏑馬が16日に登場。あのスピード感を間近で味わうのがお勧め。

 

・9/1〜13 ルテアトル銀座

坂東玉三郎 特別公演 舞踊と三曲

 藤娘に阿古屋という正統派二曲に、玉三郎にとっては新曲「」が加わる。考えただけでわくわくする、密度の濃い公演。私としては、実は地唄の雪に心惹かれるのだが。隠遁生活をおくる尼さんがどの様に恋焦がれるのか、どの様に表現するのか。14日と17日に追加公演もあるとのこと。

 

・7/8〜8/13 北海道近代美術館

 「北大路魯山人展

 おっと、吾が故郷 札幌で、魯山人展なんかをやっているではないか。155点の展示に加え、「美食を極めて−魯山人の美生活」「魯山人のイメージ−『美味しんぼ』を中心に」というユニークなテーマで、無料の講座まであるぞ。昔 高校の倫理社会の教師が「文化の無い街・札幌 日本のチベット・札幌」と豪語していたが、北の地で一ひねりした良い企画ではないか。行きたいなあ、行きたいなあ。織部に浸ってみたいもんだのう。 梅雨の無い札幌へ飛び、魯山人と対峙し、その後 魯山人宅へ居候もしていたイサム・ノグチの壮大な作品 モエレ沼公園で美と自然と同化する、なんていう飛びきりの週末は如何!?

 

・7/20 鎌倉芸術館

 「松竹大歌舞伎 at 鎌倉」

 西では宮島歌舞伎が、そして東では鎌倉の歌舞伎が行なわれる。菊五郎さんによる「弁天娘女男白浪(べんてんむすめ めおのしらなみ)」。家の近くの稲瀬川での勢ぞろいも出てくるぞ。気風(きっぷ)の良いセリフが飛び交うか! (でも、本物の稲瀬川は、小さな小さな清流流れる川なのですがね・・・)

 

・7/20,21 NHKホール

 「野村萬斎 電光掲示狂言スペシャル」

 タイトルに電光掲示狂言スペシャルの後に、「世紀末地獄狂言の会−ゆかたで ギャンブル レクチャー&パフォーマンス」という何かよくわからないが、挑戦しよう&若者に受けよう、という意欲がうかがえる公演。しかし、狂言は骨格がシンプルなため、応用が利きやすいのであろうか。野村萬斎さんの挑戦するパワーもどこまで続くのか、そして古典ファンとどう折り合いをつけるのか、興味あり。20代は今のスタイルで突っ走るのか!?

 

・7/21,22,23 広島・厳島神社

 「宮島歌舞伎」

 これも新之助が登場。ただし、とりは團十郎が船弁慶で務める。瀬戸内海で源平もの二作品というもの良さそう。

 まず、新之助の「八潮」から。海の上に設置された舞台で、幽玄な闇夜と熱気溢れる観客の前で、素踊りを踊るというのは、きっと気持ち良いでしょうね。潮風にあたりながら、そして演者の目には海と大鳥居が映るはず。自信家そうな新之助の気分を想像するだけでも、わくわくする。

 そして、團十郎の船弁慶。静御前と知盛の二役。いやあ、猿之助の義経千本桜の大物の浦の知盛の壮絶な最期を思い出すなあ。それを、まさに海の上で演じるのは、素晴らしいだろうなあ。

 これは、夏休み向けのビッグな企画だ!

 

・6/2〜4 天王洲アイル アートスフィア

アートスフィア舞踊公演 ひろば2000

 日本舞踊、地唄舞い、バレエ、スペイン舞踊、ジャワ舞踊、パントマイムから韓国舞踊まで、様々な踊りが一同に介す公演。花柳基、坂東勝友からヨネヤマママコまで多様な舞踊家達が集い踊る。それが単なる足し算になるのか、はたまた掛け算のシナジーとなるのか、それとも拡散に帰するのか、興味深々である。

 

・2000/5/28〜5/31 新橋演舞場

 「東をどり

 新橋花柳界の芸者さん達が、艶やかな踊りを見せてくれる事でしょう。芸者さんのお点前がいただける茶席もあるそうです。演舞場で、どんな風にしてお茶をいただけるのか!? いずれにしろ、新之助の源氏物語にも心惹かれるが、こちらの東をどりも今一番見てみたい舞台です。

 

・2000/5/12〜6/11 そごう美術館(横浜そごう)

 「モダンデザインの先駆者 富本憲吉展

 陶磁器に色取りどりの暖かい幾何学模様を配した作品が魅力的。建築と室内装飾を学び、陶磁器の世界に入ったので、和の香りも少しはするが、透明感と暖かさの同居する不思議なリズム感のある作品が出来あがったのか・・・?

 

・ 2000/4/21〜22 東京美術倶楽部(御成門徒歩2分、新橋徒歩10分)

 「太古美術展

 美術展と銘打っているが、東京美術商共組合が主催し、そのうちの65店が参加するらしい。おとなぴあの紹介記事によると「会場は美術の殿堂・東京美術倶楽部。厳かな雰囲気に触れられる」とあるのも、訪れてみたい気をそそる。記事に載っている桃山時代の古信楽の壷の、たっぷりとかかった釉薬の様子も食指をそそる。

 

・2000/4/9〜16 鎌倉

 「第四十二回 鎌倉まつり

 着物姿によるミス鎌倉お披露目、静の舞、やぶさめなど盛りだくさんの企画。今年の「静の舞」を披露するのは、平成3年に踊りを始め、平成9年に名取りとなった花柳裕乃彩(ゆのあや)さんとのこと。鎌倉八幡宮の舞殿という、前後左右から見られる構造の舞台だけに、通常の前の観客を意識すれば良いのとは異なり、すきが許されなさそう。しかし観る方としては是非あの荘厳な舞台建築だけでも見る価値があると思う。静の舞は、4/9 15:00。

 

・2000/4/4〜5/28 東京藝術大学大学美術館

 「日本画の百年

 営団地下鉄のホームに、この「日本画の百年」記念のメトロカードを発売しているというポスターが貼ってあるが、そこに上村松園の「序の舞」が載っている。春らしいオレンジの美しい着物姿で。良く見ると、舞妓さんの手はふっくらとしていて、この美しさと柔らかさは、女形でも出せない女性特有のものだと、ビジネスタイムに一瞬美の世界へトリップした。

 

・2000/3/30〜4/11 日本橋高島屋

 「篠山紀信と萬野美術」

 美術品収集家の萬野氏が集めた美術品と、それを写した篠山紀信の写真の、実験的な競演の様である。新聞に載っている江戸時代の香炉を川のせせらぎの中で写した写真を見ると、写真自体は、私が魯山人コーナーで紹介した「魯山人の世界」における自然と陶器の融合の様な手法か。大切にガラスの中に飾っておくよりも、大いなる自然の中に伸び伸びと解放してあげたほうが、美術品も活き活きと喜ぶというものである。

・2000/4/1

 「江ノ電で行く 春爛漫ハイキング!!

 ちょっとドメスティックな話題ですが、江ノ電主催の参加費無料のハイキングの会があります。8キロを所要時間3:30でで歩くというイベント。海沿いの美しい駅「鎌倉高校前」から歩き始め、極楽寺、の名所の源氏山公園、そして由比ガ浜駅と、天気が良ければ気持ち良く和風を味わえるお薦めの企画です。

 

・2000/3/18〜5/14 東京交通博物館

 「旅行ポスター浪漫展

 今年は、Discover Japanのキャンペーンから30周年であるらしい。1971年と言えば、レッド・ツェッペリンが広島公演を行った年。高度成長に邁進し始めたあの頃、日本の何を見ていたのか? そして、どういう基準で日本らしいモノをとらえていたのか?

 

・2000/3/27〜5/7 東京国立博物館 平成館

 「日本国宝

 日本国宝展というネーミングが直球ですごいですね。「顔展」といい、美術館が閉館していく昨今、あらゆる手段を講じて入館者を集めなくてはいけないのでしょうか。でも、それも良い刺激だと思います。良いものを見てもらえないと、裾野も広がらないから。Webの紹介情報を見ていると、南宋時代に福建省で作られたという「油滴天目茶碗」が見たいな。切れはあるがどことなく優美な形と、金の縁取りに黒に銀色の斑紋が浮かぶ不思議なデザイン。これ一つでも見に行ってみたいと思わせられる。あまり混まないと良いが・・・。

 

・2000/2月〜3月 毎週月曜日9:35〜10:00 (再放送 毎週火曜日12:00〜12:35)

 「NHK趣味悠々 やきものに親しむ」

 カラーのなかなか素敵なテキストも出ています。テキストを見ると、毎回窯業の盛んな場所を一箇所取り上げ、そこの一人の陶芸家にスポットを当て、作品を見て作成工程を学び、街を案内してもらい終了、という流れかな。第一回「益子」、第二回「笠間」、九谷、美濃、瀬戸、常滑、信楽、備前と全8回シリーズ。よく陶器を見ると、「備前XXXXX」「古瀬戸YYYY壷」などと地名が入っているので、そういう意味では今回の地域毎に区切った解説に期待。魯山人以来何冊か陶器の本を読んでいるが、まだ正確に見分けられない。どうもその地名は、土でついている場合と、釉薬でついている場合と二通りありそうなのだが・・・。例えば備前と信楽は、写真で見る限り感じが似ているのだが・・・。まだ修行が足りないので、この番組をビデオで取り参考としようっと。

 

・2000/3/5

 「20世紀演劇の検証と展望 歌舞伎」  at東京芸術劇場 by(社)日本演劇協会

 仰々しいタイトルですが、三回シリーズで、一回目がこの歌舞伎、二回目が宝塚歌劇、三回目が現代演劇という組み合わせがユニーク。宝塚に対抗して、歌舞伎はどう20世紀を評価されるのでしょうか。まあ、グローバルな観点で両者とも日本が誇るオリジナリティだということは確かなのですが。なお、出演者は、市川右近さん、市川笑三郎さん、横内謙介さん、水落潔氏。右近さんあたりがどう歌舞伎を客観的に語るかも興味あり。入場料は2000円、問い合わせは日本演劇協会03-3478-7881。

 

・〜2000/4/10

 日本を、写そう。 WATCH JAPAN 2000」 by 富士フィルム

 デジタルにも力を入れているが、銀塩写真の裾野拡大にも余念が無い富士フィルムの、フォトコンテスト企画。スナップ、ペット、旅行、赤ちゃんの四コースで募集。2000名に賞金総額2000万円で、かつ入賞1万人にもプレゼントがあるという太っ腹企画。ポジではなく、ネガでの応募が必須というのは、繊細な写真を撮れないので残念だが、企画コンセプトは直球を行っていておもしろそう。一般のコンパクトカメラ使いの人の多数応募しそうなので、そういう多数の人からどういう「日本」が見えてくるのか、楽しみ。

 ところで、日本を写そうと言うと、サライの「誰も行かない日本一の風景 絶景」という写真集を思い出す。前半の我が故郷、北海道の写真が圧倒的で良いのである。是非、本屋で立ち眺めをして、その雄大さにトリップすることをお勧めする。

 

 

・2000/2/3〜2/27

 「京都の日本画 京都画壇の俊英たち」 at そごう美術館(横浜そごう)

 パンフレット(右の写真はそのパンフを撮ったものですが、本物はもっともっときれいです。この位なら、著作権に抵触しないか・・・?)の岡本神草の「口紅」という、蝋燭の火の下で、黒地に金で絵柄のついた振袖と真紅の襦袢から白い腕をニュウッと出し、下唇に紅をさす芸者の艶やかな姿が印象的。まさに和風ならではの官能という感じ。どこか「ぼっけえ、きょうてい」カバー絵の甲斐庄楠音の横櫛という作品とも雰囲気が似ている。

 その他、あの上村松園をはじめとして16名 57点の展示ということ。和趣味を深めるためには、良い企画ではないか。

 

・2000/2/7〜9 各日昼の部と夜の部で構成

 「第四十三回 日本舞踊協会公演」 at 国立劇場大劇場

 NHKが後援しているので、ここの中の作品の幾つかが「芸能花舞台」で放映されると推測される。出演者も、掲示板でも話題の花柳寿南海さん(2/9夜)、花柳基さん(2/8昼)、藤間勘十郎さん(2/7昼)をはじめとして、坂東流、若柳流、地唄舞の井上流等々、伝統的な日本舞踊プレーヤーのオリンピックの様な催しではないか。すごいぞ!でも平日三連チャンなので、見に行けないのが残念。結晶トーナメントくらい、土日にやってくれないかな〈笑)。

 

・〜2000/2/6

 江戸モード大図鑑 ―小袖文様にみる美の系譜―」 at サントリー美術館

 粋できらびやかな江戸時代の小袖の展示。HP上の写真も、クリックすると拡大図が表示され、「貝合梅松模様振袖」というスカイブルーの作品は、溜息の出る美しさ。さぞかし本物は美しいことでしょう。

 

・2000/1/15 22:00〜

 「創作男の着物ショー」 at 六本木ベルファーレ

  京都の着物業界関係者の方が、実際に着てみたい着物というコンセプトで行うショーとのこと。大ハコのクラブで実施される着物のショーとは、如何なる物か?ポップなのか伝統的なのか、予測ができず楽しみ!

  なお、1/14〜16まで、日中 青山のスパイラルガーデンで展示会も実施されるそうです。

 

・2000/1/9 23:00〜

  TV「情熱大陸 歌舞伎・市川新之助」 TBS

 「歌舞伎界のトップアイドルの素顔」に迫るそうです。昨年の弁慶でも思わぬ迫力があったので、非常に将来が楽しみな若者ですね。

 


1999年スケジュール

・1999/12/23

「第十四回 創作舞踊展」 六本木俳優座

 第一回 13:30開演 

  花柳衛菊作品  「春・Haru」

  神埼たか女作品 「照子」

  花柳昌太郎作品 「薊(あざみ)の女(ひと) −触れないで」

  花柳寿美作品  「おはん」

  舞踊展企画作品 「いろは義士伝」

 第二回 18:00開演

  花柳寿芽月作品 「月」

  藤蔭静枝作品  「みだれ髪」

  橘 芳彗作品  「 拍子」

  坂東勝彦作品  「女 それぞれ」

  舞踊展企画作品 「いろは義士伝」

中には、パロディ系の作品もあるそうな・・・。年の暮れ、バラエティに富んでいそうな演目です。

・1999/11/11〜11/16

 出版記念 三好和義 写真展「和の楽園 日本の宿」

 銀座ミキモトホール

・1999/10/3

 日本舞踊協会東京支部 「第二三回 城東ブロック舞踊会」 浅草公会堂

 昼の部(最後の三演目抜粋):11時

  女船頭        楳若勧二郎

  今様四季三番三    花川梅蝶

  三人生酔       坂東三熙駒、藤間真起子、藤間勘聖

 夜の部(最後の三演目抜粋):4時

  お祭り        花柳基、坂東明奈

  河          花柳勝伸、花柳沙世音、花柳秀瞭、坂東勝彦

  団子売り       花柳秀、坂東勝友

・1999/9/15〜9/20

 歌舞伎衣装展   松屋銀座

 「 絢爛たる舞台の華やぎ。、「暫」「助六由縁江戸桜」「勧進帳」「京鹿子娘道成寺」「仮名手本忠臣蔵」といった代表的な演目で着用された衣裳の数々を、臨場感あふれる舞台演出や映像、小道具とともに一堂に展観 」だそうです。藤娘の衣装があればうれしいが・・・。

・1999/10/2〜10/26

 芸術祭 10月大歌舞伎

 茶壷、妹背山などの間違いの無い演目もあるが、何と行っても夜の部の玉三郎さんの「鷺娘」に期待。白無垢姿、町娘姿、地獄の修羅場と様々な角度から、女の罪の苦しさや美しさを楽しめるであろう。少々サディスティックだが、玉三郎の苦悩の表情がまた何とも言えず良いのである。演出によるが、最後は白鳥の様に羽ばたいて終わるのか?彼の羽ばたきは、周りの空気をも一緒に動かす。日本の美に関心のある人は、必見であろう!

・1999/7/25

「第十一回 扇の会」  国立劇場 大劇場

 私の習っている坂東流の年に一度の発表会。(と言っても、上手いお弟子さんしかでませんが。私は、あと20年後位には出られるのでしょうか?(笑))演目を見ると、長唄以外が結構多いように思えます。例年であれば、三津五郎さんや八十助さんも出られるのですが、今年は八十助さんは名古屋で舞台があるそうです。 私も、未来の参考の為に(?)観に行きます。

・1999/7/10、11

「創作舞踊「生きもの地球紀行」」  新国立劇場 中劇場

 市川森一さんの台本に、花柳基さん他が出る、創作舞踊の野心作。yahooの掲示板でおつきあいのあるsakurasaku2さんのお勧め有り!

「現在ご活躍されている舞踊家さんたちがたくさん出演されます。その作品は高濱流光妙さんが中心となっているようでして、生き物地球紀行といったテーマのようです。7月10・11日の土日の公演です。・・・花柳基さんが主役クラスでご出演聞きました。流派を超えて、ずいぶんたくさんの方が出演されるようですよ。」 by sakurasaku2さん

・1999/7/3(土)  

「踊らいぶ 〜今、おどりが新しい 行こう浅草へ〜」  主催:(社)日本舞踊協会 東京支部城東ブロック 場所:浅草公会堂

 タイトルはすごいが、「晒三番そう(さらしさんばそう)」「茶壷」「城東廻白波(あずまじをめぐるしらなみ)」という3演目を脂がのっている各流派の舞踊家が踊るもの。昼と夜で出演者は異なり、どちらかというと昼はベテラン、夜は若手が中心。花柳、藤間、坂東、西川等の上手い人を一度に見るには良い機会と思われる。

 

・1999/4/17(土)〜1999/7/4(土)  

「荒木経惟 センチメンタルな写真人生」   場所:東京都現代美術館

 


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