ヒコーキ落書き帳


軽ヒコーキの UPRT   (Upset Prevention and Recovery Training )




                       「航空安全行政の今後の取組について」 国土交通省航空局 平成29年8月2日 より















 UPRTに興味のある軽ヒコーキPさんは、とりあえずこのマニュアルに沿ってAcademic訓練Prevention訓練を自習してみよう。
 操縦技能証明を取得するまでに学んだことを復習する、もしくはチョット掘り下げる程度の内容だけど、ヒコーキのことを理解すればするほど操縦が理に適ったものとなり、Upset状態と距離を置くことができるようになるはず。



 本棚から軽ヒコーキUPRTの参考になりそうな本を選
んでみた。

 右から「EMERGENCY MANEUVER TRAINING」Rich
Stowell、 「THE FLIGHT INSTRUCTOR'S MANUAL」
William K. Kershner、 「STALLS,SPINS,AND
SAFETY」Sammy Mason。 古い本だけど現在(2023
年12月)も新品を購入できます。 中と左は版元が変
わって装丁が新しくなっています。

「STALLS,SPINS,AND SAFETY」はストールとスピンをパイロット目線から解説しています。
「THE FLIGHT INSTRUCTOR'S MANUAL」はCFIを対象としたマニュアルです。アドバンスドストール、ス
ピン、ベーシックアクロについてもインストラクター目線で解説されています。

「EMERGENCY MANEUVER TRAINING」この本の副題は「Controlling Your Airplane During a Crisis」
これはそのまま軽ヒコーキUPRTの教材として使えるのではないでしょうか。




 UPRTコースを見つけたら積極的に受講することをお勧めします。FLT SIMのディスプレーの中で水平線がひっくり返るのと、実際に自分がひっくり返るのは違うんですよ。FLT SIMではGフォースも体験できないし。+2〜3Gはブラックアウトを心配するようなGフォースではないけれど、高G未経験のPさんは操縦桿を引き続けることができないかも。