人体のしくみ (骨格)
私たち人間の身体は200数個の骨の組み合わせにより成り立っています。
骨と骨の接続場所を関節といい、骨と骨は筋肉や靱帯等でつながっています。
そのおかげで私たちは、人としての滑らかな動きができるのです。
又、人体の背骨は、椎骨という小さい骨の積み重ねでできています。
正面から見た場合には垂直ですが、横から見ると“S字状”にカーブしています。
また、背骨の中には、中枢神経である「脊髄」が内蔵されています。
その脊髄から分かれた神経が、身体の隅々まで分布し、人体の複雑微妙な機能を円滑に運営し、生命を保っているのです。
そして、その背骨に異常があれば、脊髄も脊髄から分れ出ている神経も、正常ではありえなくなり、機能的な歪みが起ります。
例えば“胃”に行く神経が出てるところの背骨が捻じれる(歪む)ことにより、胃に障害が起こってきます。
その背骨の歪みを取りのぞくことにより、健康を取り戻そうとするのが脊椎矯正術(カイロプラクティック)の原理です。
背骨に異常の起こる大きな原因の一つが、骨盤が傾いているということです。
つまり骨盤(仙腸関節)の歪みを正さなければ、せっかく背骨を矯正したところですぐもとの状態に戻ってしまいます。
例えば背骨を大黒柱にたとえると、骨盤は家の土台にあたります。 その土台を支えているのが両脚です。
この両足の長さは同じですから、骨盤と正しく接続していれば骨盤もまっすぐなのですが、
接続部である股関節に“ズレ”(仮性延長)が発生すると、骨盤(仙腸関節)を歪め、結果的に異常を引き起こしてしまいます。
大まかに捉えると、骨盤(仙腸関節)の歪みを正すことにより、背骨や身体の歪みを正すことができるという事です。
●日常の動作で左右まったく均整のとれた状態を保つということはまず不可能です。
●日々のかたよった動作やクセにより、ねじれたり、曲がったりすることが多くなります。
●利き手や利き足があるということが、既にもう股関節の異常や仙腸関節のズレをおこしているという可能性があります。
由に、怠ることのないよう、骨格の定期点検が、必要になります。
|