リハビリテーションの作業療法や養護教育の作業学習などで、レザークラフトはよく行われている作業種目です。私が片手作業用に製作した補助具を中心に、紹介致します。
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実施例
実施例
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模様入り木槌の作り方

模様入り木槌の作り方を紹介します。簡単なので作ってみてください。



1.
材料となる木槌は、木工用の一般的な木槌です。
2.
柄と頭の取り付けが甘い時があるので、穴をあけてボルトで固定します。

3.
ボルトで固定したところです。
4.
木ネジで固定しても良いですね。

5.
打面を丸く削ります。ノコギリを束ねたような写真の工具は、使いやすくお勧めです。
6.
面の丸みはこのくらいで良いですね。面を丸くすると、模様を打つ時に安定します。

7.
丸くした面を、紙ヤスリで整えます。
8.
つるつるになったところで、模様を入れるための下地調整完了です。

9.
ヤスリで模様を刻んでいます。直線的な模様になります。
10.
回転工具のハンドピースに、軸付き切削用部品を付けて、曲線を刻んでいます。

11.
両面に模様を入れて、ラッカーを塗って完成です。
12.
鉛のおもりを付けて、重さの調整をすることも可能です。

13.
養護学校に貸し出したところ、発泡素材の握りのパッドがついて返ってきました。握りやすいです。

14.
直線の模様を革に施しました。
15.
曲線の模様を革に施しました。



 以上のように、模様入りの木槌は簡単に作ることができます。回転工具を使う時に、衣服や髪が巻き込まれないように、気を付けてください。また、切削工具でケガをしないように注意してください。



TUZIE模様入りハンマー

 
 この写真はおまけです。私の仕事用の金属製の道具です。

 作ったばかりの頃は、横文字の名称を付けていましたが、いまでは、単に模様入りハンマーと言っています。

 もともとはこの道具を作っていて、そのあとで木製のハンマーでも良いことに気が付いて、補助具として模様入り木槌を作りました。

 いろいろな模様のハンマーを作ってありますが、快適に使うことのできる道具です。金工のハンマーワークなどでは、この手の道具がよく使われているようですよ。

 スタンピングという技法がありますが、ハンマーリングやハンマーワーキングと言った感じの、技法名を付けても良いかなと思うくらいに、便利に使うことができます。


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