全国的な支援活動を展開する「原爆松谷裁判ネットワーク」が、1998年5月15日に発足しました。松谷さん勝利のために署名活動 など積極的な運動をしていきます。
(参考)ネットワーク結成のよびかけ
1998年4月24日
各 位
日本原水爆被害者団体協議会
長崎原爆松谷訴訟支援する会
日頃から被爆者問題に対するご支援に心から感謝いたします。
さて、長崎の被爆者松谷英子さんが、厚生大臣を相手に、原爆症の認定却下処分の取消しを求めて行っている原爆松谷裁判は、不当な国の上告によっていよいよ最高裁で争われることになりました。
昨年11月福岡高裁は、1993年5月の長崎地裁判決につづいて松谷さん全面勝訴の判決を下しました。松谷さんの訴えを全面的に認めた画期的な判決でした。
裁判が始まってすでに10年になろうとしています。被爆当時3歳だった松谷さんはすでに56歳になりました。
私どもは、松谷さんをこれ以上苦しめないために、最高裁が一日も早く松谷さんの訴えを認める決定をだすよう全国的に運動を強めたいと考えています。
そこで従来から核兵器廃絶や被爆者問題に関心があった皆さんに「原爆松谷裁判ネットワーク」(仮称)運動を呼びかけ、松谷さん勝利のための署名活動などを展開したいと思います。
どうか、ご賛同いただき、この運動に参加して下さいますようお願い致します。「原爆松谷裁判ネットワーク」(仮称)ヘの参加について同封のハガキで、5月7日頃までにご回答をいただければ幸いです。福岡高裁と判決要旨、国の上告理由書、原爆松谷裁判のあゆみを同封いたしました。
なお、5月15日に「原爆松谷裁判ネットワーク」(仮称)の発会を行い、記者会見、学習会を予定しています。改めてご案内致します。
以 上