番外編
 
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「太陽の欠片2」
 
【A】
 
 彼は、ギターを弾き続けていた。
 音が、悲しい。
 どこまでも、悲しい。
 
 胸が、苦しい。
 綺麗すぎるその音が、語っていた。
 
 愛してくれ、と。
 
 僕は手を伸ばしかけて、ためらう。
 自分すら抱き締めることができないのに、どうして彼を救える?
 僕たちの間には、薄いガラスが一枚あるみたいだ。
 触れば破れてしまいそうな。
 
 上辺だけの言葉で誤魔化しながら、僕たちは日々を数えた。
 夏になっていた…。
 
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