番外編
 
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「太陽の欠片11」
 
【K】
 
「最高だ」
 
 俺はそう言って、上気したアキの頬にキスした。
 額にキスした。
 耳にキスした。
 唇に、深いキスをした。
 
 まだ夢の中のようなアキが、目を閉じて俺に寄り掛かってくる。
 
 ムッとした臭気の中、自分が穏やかになっていた。
 ずっと感じていた苛立ちも、悲しみも、苦しみもまるで浄化されたみたいに。
 
 今なら、俺も笑えるだろう。
 歌うことができるだろう。
 愛を叫ぶことも……。
 
「アキ、愛してる」
 
 俺は、初めて人を愛した。
 
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