番外編
 
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「太陽の欠片1」
 
【K】
 
『ねえ、悲しいから誰かを憎むのかな。
苦しいから、誰かを拒むのかな。
この世界は、悲しみと苦しみばっかりだね』
 
 アイツがふと、そう言った。
 どこまでも暗い目をしていた。
 
『なんてね』
 
 あ、誤魔化した。
 深く沈んでいくお前を、掴まえる手を、俺は持っていなかったから。
 
 この手は、誰も救えない。
 自分すら救えない。
 何もできない。
 
 ただ、聞こえない振りして、ギターを弾いた。
 アイツが肩を震わせて、何かに堪えているのを、見ない振りしてギターを抱えた。
 
 俺には、何も言うことはできない。
 
 失ったものの大きさに、潰れてしまいたいと願っていた日々。
 
 
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