番外編
 
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「太陽の欠片10」
 
【A】
 
「くっ…」と彼は声を漏らした。
 
 極限まで引き延ばされた欲望が、解放へと駆け上がる。
 身体が宙に浮くほどに、激しく揺さぶられ…。
 僕の奥まった部分が、歓喜して受け入れようとしている。
 
 グイ、と一際強く挿入されて。
「あ!…ん、ああぁ…」
 はしたない声を上げてしまう。
 
 彼を離さない。
 咥えこんで、離さない。
 彼の形を身体でなぞる。
 両脚で、挟み込んで。
 両手でしがみついて。
 
「あ……あぁ……ぁ……」
 
 敏感な身体が、駆け上る。
 自分では届かない場所に…。
「……うぅっ」
 彼が、ソコにたどり着いた。
 
 太く硬いものが、押し入った状態で震える。
 僕も、震える。
 何とも形容しがたい感覚が、ふわりと脳を持ち上げたような。
「あぁあああぁー……っ!!」
 のけ反る僕を、さらに強く抱き締めてくれた。
 ドクドクと、脈打つ自分が身体と身体で押し潰されたはずみで弾け…………!!
 
 解放と静寂。
 
 僕たちは、しばらくそのまま抱き合って、互いの熱と鼓動を感じていた。
 やがて、荒い息が収まってきて、彼はズルリと僕から離れた。
 
 余韻で、僕はもう一度震えた。
 
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