このページはめずらしい天文現象、見頃の天体など 夜空を見上げるきっかけとなる情報をお知らせします。 この欄以下の画像(表形式)は回線等の状態により、 |
☆★星空を見上げてみよう・バックナンバー★☆
夏の天の川(MilkyWay in the Summer Sky) 夜空の澄み切った高山や高原、海辺に出かけたさいに、満天の星空の中、雲の様な淡い光の帯が天頂から南の空の地平線に向かってまるで流れ落ちる滝のような光景に目を奪われたことはないでしょうか?
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☆★夏の星座と天の川の見え方★☆
[天の川を観測する為のヒント] 2003年夏・月齢カレンダー
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夏の天の川を見てみたいけど、どうすればいいの?と言う方はメールでお問い合わせ下さい。 |
ペルセウス座γ流星群(γPerseus Meteor Swarm) ペルセウス座に輻射点を持つ、ペルセウス座γ流星群は7月末から約1ヶ月間も活動し、ほとんど一晩中、明るくて痕を残す長経路の流星を楽しむことができる。特に、8月13日
明け方頃の極大期には、1時間に40〜50個の流星を見ることができます。
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流星(流れ星) | 太陽系空間に散在する宇宙塵などが地球の引力に捕らわれ大気中に突入するさい、空気との摩擦によって高温となり、発行しながら飛行する現象を言う。 |
流星群 | 毎年、同時期に活動する輻射点を同じとする流星を流星群と呼び、輻射点近くの明るい恒星の名をとって流星群名を命名する。 |
輻射点 | 流星群に属している流星のそれぞれの飛行経路を逆向きにのばすと、天球上の一点に行きつく、この点を輻射点と言う。 |
痕(流星痕) | 明るい流星が見られた後に、時折見られる流星の痕。 |
2002年8月13日午前02時00分ころの北東を中心とした星空 |
[ペルセウス座γ流星群を見る為のヒント]
ペルセウス座γ流星群の活動期間は7月末から8月中旬頃までありますが、極大期の8月13日頃をはさむ数日間は、特に流星の出現数が増え、見やすいので観測にはこの時期が適しています。なお月明かりは流星の観測の妨げになりますので、観測する日は月齢カレンダーを参考に月明かりのない夜を選んでください。2003年は
満月過ぎの月明かり
があり最悪の条件となりますが、明るい流星は月明かりの元でも見やすいため、諦めずに挑戦してみてください。月明かりを避け、8月5〜8日の明け方に観測するのもよいでしょう。(掲載した図は2002年のものですが、2003年でも土星がふたご座付近に移動している以外は全く同じです。)
新月(一晩中星空を楽しめます)
半月(上弦の月:月は夜半過ぎに沈み明け方まで星空を楽しめます)
満月(一晩中、月明かりが邪魔して星空を楽しむのは困難です)
半月(下弦の月:月が昇る夜半過ぎまで星空が楽しめます)
この流星群の輻射点のあるペルセウス座は夜半過ぎに北東の方向から昇ってきます。輻射点が地平線下に沈んでいるときには流星は見られませんので、輻射点が昇る夜半過ぎから明け方にかけて観測するとよいでしょう。北東の方向を向きゆったりとした椅子に腰掛けたり、地面にシートをひき寝転んだりして天頂のあたりを眺めてみましょう。輻射点の方向からいくつもの明るい流星が流れるのが見られます。特に極大期の頃なら1時間に数十個の流星を見ることができるでしょう。
観測場所には、街明かりや外灯の光が直接目に入らない、星空が綺麗に見える場所を選んでくださいね。
2003年ペルセウス座γ流星群・月齢カレンダー
2003年7月 | 7日上弦の月 | 14日満月 | 21日下弦の月 | 29日新月 | |
2003年8月 | 5日上弦の月 | 12日満月 | 20日上弦の月 | 28日新月 |