天体望遠鏡のページ

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このページは天体望遠鏡の紹介や、天体写真の為の撮影機材、
こだわりの撮影方法、機材のチューニング方法などを紹介します。

『星を見てみたいけれど、何が必要なの?』
『天体望遠鏡がほしいな』、『天体写真を撮ってみたい』
など、気軽に以下のアドレスにメールにてご連絡下さい。できる限りサポートします。

tsu@ac.mbn.or.jp

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☆☆星空の探索を始めてみよう☆☆

まずは星空を見上げることから始めよう★
まずは星空を見上げることから始めよう★ 星空を楽しむのに道具は要りません、まず星空を見上げる事から始めましょう。
 もし、高原や田舎に出掛ける事があったなら、夜こっそり宿を抜け出して、星空を眺めてみましょう。
 その季節の星座や、天の川がきっとあなたを歓迎してくれるでしょう。もしかしたら、流れ星も見られるかもしれません。
 もし、星の降る場所で紹介したような、素晴らしい星々に出会えたら、草むらやシートに寝転がって星を眺めてみてください。宇宙を実感できるお勧めの観望法です。
双眼鏡で星空探索をしよう★
双眼鏡で星空探索をしよう★ 星空に興味を持ったら双眼鏡で星空探索に挑戦してみましょう。
 天の川に潜む美しい星雲や、宇宙にぽっかりと浮かぶ系外銀河(小宇宙とか島宇宙とも呼ばれる)が次々に視野を横切り、時間を忘れてしまいそうになります。また、星図を片手に、それらを探索するのも、名前も知らない天体をただ気の向くまま眺めるのも良いでしょう。
 双眼鏡はその口径(対物レンズの直径)が、大きいほど多くの光を捉え、天体を明るく見る事ができます。しかし、手がつかれるほどの大きな双眼鏡は、かえって双眼鏡の良さを殺してしまいます。自分にあった大きさの双眼鏡を選びましょう。
 初めて手にする双眼鏡は口径50mm7倍または10倍のスペックの物が使いやすいでしょう。ニコンやフジノン、ペンタックスなどの高級ブランドの双眼鏡をいきなり買うのも一生使えるので、ひとつの手ですが、まずは、ディスカント店で売られている安価(2〜3000円で売られている事もあります。)な商品も入門用としては手軽で良いかもしれません。また購入の際は、天体用に使うことを考慮して、写真用三脚に取り付けできるものを選びましょう。双眼鏡を三脚に固定すると、手ぶれの影響もなくなり、思ったより天体の細部がクリアに見られます。どうしても三脚に双眼鏡を固定できない場合は、体や頭を車など、ささえになるものに固定して、手ぶれを防ぐようにすると良いでしょう。
 最近は手ぶれ防止機能を備えた双眼鏡がいく種類か発売されていますが、これは天文用にも素晴らしい威力を発揮します。手持ちで木星の4大衛星が確認できるほどの実力ですが、口径の大きなものはまだまだ高価なのが残念です。予算に余裕のある人は検討してみるのもよいでしょう。
天体望遠鏡で宇宙を見通そう★ 望遠鏡メーカー・販売店紹介
天体望遠鏡で宇宙を見通そう★すっかり星空に魅せられてしまったあなたには、天体望遠鏡を使った宇宙の探索をお勧めします。
刻々と姿を変える惑星や、色とりどりの恒星達、宇宙に浮かぶ複雑で美しい形状の星雲・星団に、きっと我を忘れて見入ってしまう事でしょう。
天体望遠鏡は双眼鏡と違って大変高価なものです、あまり安価なものには手を出さず、しっかりとした製品を選びましょう。 カメラショップや眼鏡店等では、後々のサポートが心配です。(天文に詳しい方が販売しているとは限りません)。できれば、天体望遠鏡の専門店で、購入されたほうが良いでしょう。また、店員さんと親しくなれれば、いろいろ教えてもらえます。
一般的に、天体望遠鏡の性能は口径(対物レンズまたは反射鏡の直径)で決まります。その望遠鏡で使える有効な倍率も口径によって算出されます。また、望遠鏡を載せる架台も性能に大きく影響します。(架台が貧弱だと振動などの影響で望遠鏡の性能が生かせません)
初めて天体望遠鏡を購入される方は、その目的をはっきりさせることが重要です。限られた予算内でマルチな用途の天体望遠鏡を手に入れることは非常に難しいと思います。惑星の観測に使うのか、あるいは、星雲・星団の観測がメインなのか、天体写真が目的なのか否か、天体望遠鏡を自宅で設置して使うのか、移動または遠征して使うものなのかなど、はっきり店員さんに相談して見て下さい。適切なアドバイスを得られると思います。

以下に天体望遠鏡を選ぶさいに目安となる用語をあげておきます。ぜひ参考にしてみてください。

赤道儀
天体望遠鏡の架台の一つで、極軸とよばれる地球の自転軸に平行な回転軸と、赤緯軸とよばれる極軸に直角な回転軸の2つの軸から構成されます。赤道儀式架台を用いれば、極軸の操作だけで、視野が回転せずに長時間にわたって正確に日周運動をトレースすることができます。天体写真撮影には必須の項目です。

経緯台
天体望遠鏡の架台の一つで、高度と方位角方向に平行な2つの回転軸から構成されます。日周運動のトレースはこれら2軸を使って行えますが、視野の回転が問題となる為、天体写真撮影には向きません。

ニュートン式反射望遠鏡
反射望遠鏡のひとつのタイプで、鏡筒奥の反射鏡(パラボラ[放物面]主鏡)で集められた光は筒先に設置された副鏡(平面鏡)で曲げられ、筒外に焦点を結ぶ。反射望遠鏡は屈折望遠鏡に比べてコストパフォーマンスにすぐれ、色収差などもないシャープな像を結ぶ反面、光軸調整が難しく良好な像を結ばせる為には、多少の経験や慣れが必要。

シュミットカセグレン式反射望遠鏡
反射望遠鏡のひとつのタイプで、鏡筒奥の反射鏡(球面主鏡)で集められた光は筒先の補正板(非球面レンズ)中央に設置された副鏡(球面鏡)で180度、曲げられ、筒外に焦点を結ぶ。シュミットカセグレン式反射望遠鏡は同口径のニュートン式反射望遠鏡に比べてコストパフォーマンスや携行性にすぐれる反面、ニュートン反射式望遠鏡と比べて若干星像が甘いとも言われている。また光軸調整に非常に敏感で、調整は難しく良好な像を結ばせる為には、経験や慣れが必要。

屈折式望遠鏡
筒先の対物レンズ(凸レンズ)で光を集光し、その像を接眼レンズで拡大してみるものを屈折式望遠鏡という。光を対物レンズを通して集光するため、色収差(光は波長によって屈折率が異なる為、同じ位置に焦点を結ばない。この為に生じる色のずれ)は防げないが、よほどの振動を与えない限り光軸が狂うことはない。その為、初心者には扱いやすい。また、同口径の反射式望遠鏡に比べて、コントラストや像の安定性は勝っている。

フローライト・EDレンズ
上記の屈折望遠鏡の欠点を補うもので、対物レンズにフローライト(蛍石、CaF2)やED(Extra Low Dispersion)(一部SDと呼称するメーカーもあります)などの低分散レンズを用いた屈折式望遠鏡です。色収差もほとんどなく、シャープな像を結ぶ高性能望遠鏡ですが、価格が高いのが難点です。

モータードライブ
赤道儀式架台で日周運動を電動でトレースする為のモータです。天体写真には必須の機能です。できれば、極軸、赤緯軸ともに、制御できるものが良いでしょう。

自動導入((コンピュータ制御)
 最近は自動導入を売り物にした望遠鏡も多くなってきました。一昔前までは、星図も参照せずに次々と星雲星団を望遠鏡の視野に導入するベテラン天文ファンは憧れの的でしたが、現代はコンピュータが代行してくれます。
 2〜3の明るい恒星を導入するなどの簡単な初期設定の後、コントローラで見たい天体を選択すると、恒星時(恒星の日周運動の速度)の数百倍という速度で導入してくれる機種もあります。また天文シミュレーションソフトをインストールしたパソコンと接続して、グラフィカルな連動・導入ができるものも多いようです


 このページを見て、天体望遠鏡を購入してみたいという方は私宛てに メールで、ご一報下さい。目的に合った天体望遠鏡の選び方を詳しくアドバイス致します。
 また、各望遠鏡メーカーや販売店などの情報を知りたい方は、 望遠鏡メーカー・販売店紹介を覧ください。

私の使用している天体望遠鏡★ 私の機材紹介
私の機材紹介  私の使用している天体望遠鏡は、どちらかといえば、写真撮影(星雲星団の直焦点撮影)に重点を置いて、選んだものです。

光学系
・宇治天体精機製SR−223口径22.3cmニュートン反射式天体望遠鏡
・セレストロン製C−14口径35.5cmシュミットカセグレン式天体望遠鏡
・高橋製作所FC76屈折望遠鏡
・BORG76ED屈折望遠鏡
赤道儀
・宇治天体精機製SKY−MAX−V型赤道儀
・高橋製作所P2Z型赤道儀

 赤道儀とは、天体の日周運動を追尾する為の天体望遠鏡の架台で、一般に、電動モーターが内蔵されています。 この機能は天体写真を撮影するため必要です。充分に精度の良いものを選びましょう。 移動用赤道儀の代表的なメーカーとしては高橋製作所、ペンタックス、宇治天体精機が有名で、信頼できます。

 私の機材についての写真や詳細な説明は 私の機材紹介 をご覧ください。

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