☆★1997年3月17日の皆既月食の見え方★☆

1997年9月17日午前3時47分頃(食の最大)の皆既月食の見え方

1997年9月17日富士山近辺での皆既月食の30分おきの見え方
| 時刻 |
食の状態 |
| 01:12 |
半影食の始まり |
| 02:09 |
本影食の始まり |
| 03:16 |
皆既食の始まり |
| 03:47 |
皆既食の最大 |
| 04:19 |
皆既食の終り |
| 05:26 |
本影食の終り |
| 06:23 |
半影食の終り |
[皆既月食観察のこつ]
皆既月食の観測に適した時間は上図の『皆既月食の30分おきの見え方』や上表の『食の状態』を参考にするのが一番ですが、ひとつ注意する点があります。それは、半影食で、上図の『皆既月食の30分おきの見え方』には、わかりやすい様に、はっきりと地球の半影に隠れる月の様子が描かれていますが、実際には半影食は非常に淡く、肉眼では捉えるのは困難です。(写真には、はっきりと写ります)肉眼で観察する場合には、本影食の始まりから、本影食の終りまでの時刻を観察時刻とするのが良いでしょう。
皆既食の始まりから、皆既食の最大、そして皆既食の終りまでの時刻には、月は赤銅色となり、今まで夜空で輝いていた月の光は非常に弱まります。満月時に素晴らしい星空が楽しめる瞬間です。夜空に赤銅色の光をはなつ月の神秘的な姿を充分に楽しんで下さい。また、長時間露光のおこなえるカメラ(バルブ機能を持ったカメラ)をお持ちの方は、カメラを三脚にしっかりと固定し、感度400〜800のフィルムを使って、絞りを開放にし20秒〜1分程度の露光を与えて見て下さい。見慣れた星座達のなかに、赤銅色の月が可愛く輝く姿を、自分のアルバムに収めることが、できるかも知れません。 |