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詰将棋おもちゃ箱 − ドキドキストリートよもやま話大道棋全短評
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式) |
出題: 詰将棋パラダイス2018年6月号 大道棋よもやま話 第47回 結果発表: 詰将棋パラダイス2018年8月号 大道棋よもやま話 第48回 |
詰パラでの結果発表時の解説 |
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A63角、イ72銀合、同角成、同角、84香、83歩合、 A84香は83歩合で逃れ。 この角香問題は、大道棋類型辞典にも収録されていない、金少桂さん開発の新しい類型(第36回で紹介)。 縦横斜めからの攻めがあり、その組合せでいろいろな詰筋が成立、発展性の高い類型である。 2015年11月以降、おもちゃ箱や詰パラを中心に続々と新作が発表され、本作で17作目。 メインの誘い手84香は83歩の中合で奉納。 本類型では更に中級向けに、 63角、同角、84飛以下という捨て駒入りの誘い手が用意されているのが良い。 63角にはイの変化をにらんで72銀の捨合が妙防。
これをすぐに同角成と 切ってしまうのは本類型初めての展開である。
以下飛角を入手してすっきりした形。ここからが大変だ。 |
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31手目53龍でなく43龍と引くのが51飛成を作る好手。 そうはさせじと53歩の中合(途中図)。 大道棋屋さん、その後も72角合、83桂合と抵抗を続けるが、44角の離し打ちで流石に諦める。 収束はいろいろあり、詰めていると判断できれば正解とした。 作者「途中53歩合が面白く入り、その後も第2ラウンド的な角合〜桂合、離し角と面白い手がよく入りました。 会心作です。」 |
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解説・全短評 金少桂さんの角香問題の、鳥本敦史さんによる改作です。 形がちょっと広がって集客度57と、実戦で出すには微妙。 作者が会心作というだけあって手順はおもしろく、詰パラの解答者には好評でしたが、収束の乱れを気にする人もいました。
この程度の収束余詰は実戦価値に影響しないので、大道棋として実戦で出題するときには問題ありませんが、解答募集するときには解答者の混乱を招くのでマイナス評価になりがち。
とはいえ、その修正で駒が増えて実戦価値が下がっては本末転倒なので悩ましいですね。
それでは、解答者のみなさんの感想を。 解答到着順です。
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よもやま話 大道棋47 解答:10名 正解9名 |