Web-Suopei  生きているうちに 謝罪と賠償を!

平頂山事件に関する裁判外の支援活動

撫順から未来を語る実行委員会

 平頂山事件の被害者を支援し、解決を求める運動をしている市民団体です。

 集会やパネル展、現地ツアーなどを企画しています。 

 詳細は公式サイトをご覧ください。

「平頂山事件83周年式典と国際シンポジウム」に参加しました

 平頂山事件83周年となる2015年9月16日に、撫順の平頂山事件慰霊碑の前で記念式典と国際シンポジウムが開かれ、すおぺいネットから大谷事務局長ほか数名が参加しました。

 当日午前は、慰霊碑前で式典が約30分間行われ、の周学良館長の司会で、犠牲者に黙祷と献花が行われました。

 午後は、記念館に会場を移して、シンポジウムが行われました。日本側からは、井上久士さんが「撫順事変記念写真帳」に関する研究報告を、また穂積剛さんがドイツのナチスの蛮行を記憶する取り組みについて調査報告を行いました。一方、中国側からは、周館長が被害者の人生について報告し、また撫順社会科学院の王平魯委員長が平頂山事件を世界に報道したアメリカ人記者の業績について報告しました。

 全体を通して、平頂山事件の真実にせまる研究をより深めることができました。 

「平頂山事件90周年記念集会」のお知らせ

 平頂山事件が起きた1932年9月16日から、今年はちょうど90周年にあたります。また日中共同声明発出から50周年にもあたる節目の年となります。そこで「『撫順』から未来を語る実行委員会」では、「平和をねがう中央区民の戦争展実行委員会」の協力を得て、このたび『平頂山事件90周年記念集会』を開催する運びとなりました。

 

  日時  :2022年9月10日(土) 午後2時開会(入場1時半)

  場所  :中央区月島社会教育会館4階ホール

  参加費 :500円(学生・18歳以下無料)

  内容  :「裁判がつむいだ日中市民の活動」報告(平頂山事件訴訟弁護団)

        「再生の大地」合唱団による合唱

        記念講演 『平頂山事件とは何だったのか』

        講演者 :井上久士 先生(駿河台大学名誉教授、日本中国友好協会会長)

        このほかに、「平頂山惨案遺址紀念館」からのメッセージ、関連団体・支援者からのあいさつなども現在調整中です。

 

 講演をする井上久士先生は私たち実行委員会の代表でもありますが、きちんとした歴史学者として平頂山事件の研究を重ねてきた実績を有する希有な専門家です。『平頂山事件資料集』(柏書房2012年発刊)の編者も務めています。

 井上先生はこれまでも折に触れて平頂山事件の資料を収集していましたが、このたびその成果をまとめた単著『平頂山事件を考える ― 日本の侵略戦争の闇』(新日本出版社)を8月に発刊予定です。これに基づく最新の研究成果を、特別に記念講演して下さいます。

 また当日会場では、この井上先生の新刊のほかにも、関連書籍の物販を予定しています。

 コロナ禍ではありますが、ぜひとも足を運んでいただきたくお願い申し上げます。

 

■平頂山事件90周年集会が香港フェニックステレビで報道
日本民衆10日紀念平頂山慘案九十周年 吁勿忘歴史
https://www.fengshows.com/article/531261d2-178d-4657-b808-fe8a3a94e3d3
http://share.fengshows.com/article.html?id=531261d2-178d-4657-b808-fe8a3a94e3d3&channelID=r06&time=1662829336.961305

鳳凰秀 2022年9月11日
日本民衆は10日、平頂山大虐殺90周年を記念し、歴史を忘れないように呼びかけた
https://www.fengshows.com/article/531261d2-178d-4657-b808-fe8a3a94e3d3
フェニックス・ニュース 2022-09-11 00:00/02:10
 日本民衆は10日、日本軍による中国民間人虐殺事件である平頂山大虐殺事件90周年を記念する集会を東京で開いた。中国と外国を揺るがしたこの悲劇は、日本社会ではほとんど知られておらず、日本政府は謝罪と補償を未だに拒否している。
 日本の市民団体は土曜日、東京で平頂山大虐殺90周年を記念する集会を開いた。日本の学者が悲劇の経緯や最新の研究成果について講演した。中国ではよく知られている平頂山大虐殺は日本では認知度が低い。 学者は、日本が中国侵略の歴史を避け歴史を修正する傾向を非常に心配している。
 駿河台大学名誉教授の井上久士氏:「日本の高校の教科書ではほとんど触れられていませんし、普通の日本人もほとんど知りません。日本は過去を心に留めておくことによってのみ、真の友好と相互信頼の基盤を築くことができるのです。」
 東京市民合唱団の、平頂山大虐殺を再現した合唱劇「再生の大地」も上演された。
 「再生の地」合唱団団長の姫田光義氏:「中国人に謝罪することは、我々が直面している最も重要な問題です。」
 日本で20年間にわたる請求訴訟を起こし、平頂山大虐殺生存者の正義を訴えた日本の弁護士は、訴訟の経過と困難について語った。 2016年、日本の最高裁判所は、最終審として生存者の請求を却下したが、平頂山大虐殺の事実は司法判断した。 しかし、日本政府はこれまで、無差別殺人の事実を認めず、謝罪もしていない。
 平頂山事件訴訟弁護団の弁護士 大江京子氏:「平頂山事件の歴史から学んだ教訓を踏まえ、日中共同宣言の精神を再確認し、武力による問題解決をしてはなりません」。
 今日会場に来た人たちの間では、日本社会が歴史的事実に目を瞑ってしまえば、歴史を反省したり歴史の教訓に学ぶことはまったくできないというコンセンサスがあります。 しかし、私たちはまた、会場に来た主に高齢者たちが次の世代に歴史の真実を伝える方法について、まだ大きな課題であることを観察しました。

 

 

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