◇すおぺいネットとは?
中国人戦争被害者の要求を実現するネットワーク(略称「すおぺいネット」)は、日本に対して戦後補償を求めている中国人戦争被害者を支援している市民団体の緩やかな連合体です。
構成
下表の「支援団体」とその支援者によって構成されています。
活動
上記の団体のそれぞれの運動に関する情報をまとめたニュースレターを年間1〜2回発行しています。
前史
2013年8月に、中国人戦争被害者の要求を支える会(略称「支える会」)が発展的に解消して生まれました。
前身の中国人戦争被害者の要求を支える会(略称「支える会」)は、最初に裁判が提訴された1995年の夏に、多数の個人や団体が集まって、東京で設立されました (このとき提訴された裁判は、南京大虐殺・無差別爆撃・731部隊
・慰安婦の被害者が東京地方裁判所に損害賠償を求めた裁判でした)。
当初、裁判は東京地方裁判所だけで争われていましたが、1997年以後、地方での強制連行訴訟が始まるようになり、それを背景に地方支部が結成されていきました (強制連行訴訟が地方で起こされるようになった理由は、強制連行の被害者たちは、自分が働かされた企業を相手に裁判を起こすために、その場所を管轄する裁判所に提訴したからです)。また当初は、すべての裁判を「支える会」が直接に支援していましたが、裁判の進行と共に次第に事件ごとの支援グループが結成されるようになりました。そしてこれらの個別の支援グループは
やがて「実行委員会」として「支える会」から分離・独立し、「支える会」と連携して支援に取り組む団体に成長しました。
発足して10年を越えた2006年ごろからは、最高裁で判決が出されて終結する裁判が現れるようになりました。それを背景に「支える会」は、それまでの「裁判支援団体」としての性格から、「最終解決に向けて政府や企業に提言をすることや、歴史の真実を伝えることも含めて、幅広く戦後補償問題を解決するために活動する団体」としての性格を強めるようになっていきました。
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