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 サチ アップ
「自靖自献」


    一筆(one key?) 啓上
   間髪入れずに第六弾です。
  第五弾の文頭で「7月13日よりISDNになります」とありますが、
  8月13日の間違いです
(1997年当時のことです)。間違えたという事は、また書けということ
  だと自分勝手に解釈いたしまして、こうしてkeyを叩いているところです。

  この前もありましたが、掃除をした後、押入に掃除機を片づけよう
  としたところいつもならすぐ片づくのにその時はなかなか片づきません。
  いくら入れ直してもうまく戸が閉まらないのです。いらいらしながら
  強引に押し込みました。その後タバコに火を付けて、灰皿を持ったとたん
  手を滑らせてしまい、床に吸殻をばらまいてしまいました。
  結局また掃除機を出す羽目になりました。今度は簡単に押入に
  片づけることが出来ました。まあ何とも言えませんでしたが、
  些細な未来予知の1つかなとその時思ったものです。
  我田引水的な氣も少々いたしますが・・・・・。

   ところで何故に「靖献日記」と銘打っているのかを、まだ言っていません
  でしたのでこれについて話すことをお赦し下さい。

  今年
(1997年)の2月17日の早朝にふと目を覚ましました。
  眩しい光に驚いたのです。ところが目を覚ますと部屋の中は
  何時もと同じでまだ真っ暗でした。時計を見るとまだ黎明にも
  ならぬ午前3時。もう一寝入りと目を閉じたとたんに、又眩しい光。
  驚いて目を開けるとやっぱりあたりは真っ暗。目を閉じると眩しい光。
  そこで、あまりに氣持ちよくて神聖な雰囲氣に浸りながら
  しばらくその光を観察することにいたしました。そうすると
  だんだん近づいてきて、隣で寝ている妻優子の方へ降りてきました。
  そしてだんだんその光が優子の体と1つになって消えていきました。
  とても明るく天照大神のような神聖な感じがして、感動していると、
  突然優子が起き上がり、トイレに駆け込みました。大変なつわりです。
  ああ魂が今入ったんだと思いました。その日優子は何も食べられないぐらい
  の1番ひどいつわりでした。ちょうど妊娠3ヶ月の頃の出来事です。

  その後、大学ノートを4冊買ってきて何年ぶりかに日記を付けようと
  思いました。しかし、何故に日記を付けるのかと思い直して、
  記録に残すことよりも、人に情報発信することを選びました。

  其れと同時に、子供が男子なら「靖献」と名付けようと決めました。
  「靖献」とは中国の儒教の四書五経の1つ「書経」のなかの言葉
  「自靖自献」からとったものです。漢字というのは1つの文字の中に
  色々な意味があって、その様々な解釈全てを1文字で包括しています。

  「みずから、やすらかになり、みずからをささげる」
  「おのずから、やすらかになり、おのずからささげる」
  「自然とともにやすらかに、自然にささげる」
  「自分をやすらかにして、その自分を社会に貢献させる」
  「天地自然の理に則り、良心を満足させ、その確立した自己を
  天地一切のもののために捧げる」
  こういう意味全てを包括していると思って下さい。

  如何にして自己を安らかに幸せにするか?自然でいいのです。
  ありのままに自己を自然の理と観ずる。自他一体なる全であり、
  一部であり、そのままで今この瞬間神(?)であることに
  氣付く。そうすると、自然に天地一切のものがそのままで
  善悪を越えた大いなる善であることが解る。
  そういう人物になってもらいたいと願います。

   まあそんなわけで「靖献」という言葉に強く惹かれ、
  このメールにも借用させていただいた次第です。

  「靖献」という言葉のなかに人生の真理が語られている氣がします。
  簡単にいうと「良心の安らぎ」に尽きます。
  良心の安らぎのためには、地球さんを含めた全存在に対して
  自己を捧げなければならない。無欲にならなければならない。
  無欲になれば、脳波が下がって、高い存在と共鳴して
  良心が満足する。そんなものです。

    ある日の杉本家の会話。

  妻:「なあなあ、お肉なんやけど食べてもいいもんかなあ。」

  私:「なんでまた。」
(それまで我が家では一切のお肉料理をやっていませんでした。)

  妻:「今日な、産婦人科の定期診察の時に、貧血気味って言われたんよ。
    ほいでな、鉄分の薬を飲んで下さいって言われたんやけど
    薬は嫌やけんもらわんかったんよ。」

  私:「ふ〜ん」

  妻:「ほなけどな、貧血やって言われたらショックやん。
    ほなけん、レバーとかのお肉を食べようかなと思うたんよ。」

  私:「うん。いいんとちゃうん。食べたらええやん。」

  妻:「ほなけどな、お肉は、ようないって言う人もおるやん。」

  私:「良心の問題やなあ。良心が満足することが結局子供にも
    優子にとってもええことや。お肉を食べることや薬を飲む
    ことは二次的なことで関係ないわ。何をやろうが
    とにかく良心が満足しとったらほんでええんとちゃうん。」

  妻:「うん。ほなお肉の料理をしてもええ?」

  私:「ええよ。」

  妻:「食べるときには絶対に感謝して食べるわ。」

  私:「そこや。ほんまに感謝したらお肉を食べてもお肉を食べたことに
    ならんわ。白米がええとか玄米がええとか学者さんによって
    色々と違うこと言うとるやん。世の中何がええとか悪いとか
    ないよ。要は価値観や。フィルターや。基本的にお肉は
    動物さんが殺されてしもてかわいそうやって思わんとあかんけど、
    食べる側が感謝の氣持ちだったら、動物さんも感謝して
    成仏するわ。どうぞ私を食べて下さいって。」

  妻:「・・・・・・・」(ホロホロ泣いている)

  私:「日本人てほんまにええ民族やで。ちゃんと "お" をつけるやん。
     "お" 肉ってな。おみおつけやすごいでぇ。漢字で書いたら
     "御御御付" やで。おいなりさんなんか "御稲荷さん" やて "さん"
    づけやけんなあ。徳島県で雑炊のことを "おみいさん" って言う
    けど漢字にしたら "御御さん" って書くんとちゃうか。ほんまに
    昔の日本人は大したもんや。食べ物に "御" やら "さん" なんて
    つけとんは日本人ぐらいとちゃうんかなぁ。」

  妻:「ほんまやなぁ。」

  私:「有り難いこっちゃでぇ。」

  それではまた氣が向いたときにメールをさせていただきます。

   合掌


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