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 サチ アップ
   酸化力と還元力の強さを測る物差しを「酸化還元電位」と呼んでいます。
  世の中にあるすべてのものは、酸化力や還元力を持っていると言っていいようです。
   そして、地球上で最も酸化力が強いのは酸素分子で、
  最も還元力が強いのは水素分子だということがわかっています。

   酸化というのは、「電子が奪われること」、「物質が酸素と化合すること」です。
  日常でも目にします。例えば「燃える」。
  マッチを擦って火が出たら、それは「リンが酸化した」のです。
  ガスライターの火がついたら「ガスが酸化した」ということになります。
  ちなみに空気(酸素)のないところではマッチもライターも点火できません。
  あるいは「さびる」というのもそうです。「鉄はさびやすい」というのは
  「鉄は酸化しやすい」と同じ意味になります。
   10円玉の材料は銅です。できたての10円玉は輝いていてきれいですが、
  何年かたつとくすんだこげ茶色になってしまいます。
  これは銅(Cu)が酸化してさび(CuO)がついたからです。

   さびをとりたければ、水素ガスの中にその10円玉を入れます。
  すると、さびがとれて元のピカピ力の10円玉に戻ります。
   これが還元作用です。さび(CuO)に水素(H)が作用して、元の銅(Cu)に戻したわけです。
  このとき銅にくっついていた酸素は、水素と結合して銅から離れ、水(H2O)になります。
  このように酸化と反対の作用を及ぼすことを還元といいます。

   「電子をくっつけること」、「物質が本来の姿に戻ること」が、還元です。

   これを人間に置き換えて考えますと、人間は、生まれたとたん空気呼吸をし始めます。
  それからはもう、絶えず呼吸を続けなければ生きていけません。
   空気中の酸素は約21パーセントです。これが人間の命縄だということになります。
  ところが一方で、この酸素は人間の体をむしばむ作用を持っているのです。
   空気中の酸素は問題ないのですが、呼吸によって体内に取り入れられた酸素の約2%が
  活性酸素になるといわれています。
   その原因は肉体的・精神的ストレス、環境汚染、紫外線、排気ガス、喫煙、
  化学合成医薬品、食品添加物などによるものです。
   近年、あらゆる病気の9割の原因だといわれるようになった活性酸素ですが、
  活性酸素には、スーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、過酸化水素、一重項酸素の
  4つがあります。
   このうち、細胞を傷害する力の強いスーパーオキシドとヒドロキシラジカルの2つが、
  一般にフリーラジカルと呼ばれます。
   すべての活性酸素が悪いわけではなく、
  一部の活性酸素は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの撃退に役立っているのです。
   原子や分子から電子が1つなくなることを「酸化」といいます。
  フリーラジカルは、ほかの原子や電子と反応して相手から電子を奪い取る、
  つまり、相手を酸化する力が強いのです。とくにヒドロキシラジカルは反応性が高く、
  細胞を構成するすべての物質を手当たりしだいに酸化し、傷つけます。
  しかも、消去が難しいといわれています。
   酸化した細胞は、いわばサビのようなものです。
   そして、フリーラジカルの増加は、ガンや生活習慣病の発症や老化を促進することになります。
   酸素を摂り入れなければ生きていけず、酸素を摂り入れるゆえに衰えを止められない
  のですから、何とも皮肉な話です。

   この衰えるスピードを遅らせようとする働きが還元です。
   ただし間違えてならないのは、還元力が大きいから良い、酸化力が強いから悪い
  という単純なことではないということ。
   大事なのはバランスです。自然界も人間も、この酸化と還元のバランスが整っていてはじめて
  本来の姿であるといえます。
   近代に入り、環境も人間の体質も飲食物もあらゆる物が本来のバランスを崩し、
  酸化へと傾きすぎているのです。
   だから還元力のある物により、この本来のバランスを取り戻そうということなんです。
   しかし、科学的に、例えば電気分解などで簡単にこの還元力を人為的に作り出すことも
  出来ます。
   雷が落ちるのは、地上にプラスイオンが過多になり、空からマイナスイオンが降ってきて
  バランスを整えようとする働きです。
   これと同じで、科学的、人為的に還元力を作り出すことは、わざと雷を落とすようなもので、
  人間にとってショックや負担が大きいのです。
   できるだけ自然の力により、人体に害の無い還元力が必要とされるのです。

   酸化と還元力の電位の計測器をORPテスターといいます。
  この測定により、簡単に還元力があるのかないのか、酸化物かどうかがわかります。
   しかし限界もあります。自然の力による還元力なのか、科学的、人為的により
  作り出された還元力なのかは判断できません。
   また、高い次元や波動における変化は、ORPテスターだけでは判断できません。
  できるだけ多面的、多角的、長期的、根元的に判断しなくてはいけません。
   例えば、塩素は、強酸化物です。人体や環境に害もあります。
  ORPテスターにも強い酸化電位を示します。
   その一方で、塩素をイオン化し無害にしたとしても、測定においては
  塩素があると判断されて、やはり強い酸化電位を示します。

   これらのことをふまえて、酸化還元電位測定を1つの判断材料として
  とらえなければなりません。

   本当に蘇生力があるのかどうかは根元的に、長期的に、多面的に調べないと、
  容易には判断できません。
   そこで、pH、脳波、筋肉、体温、脈、空気イオン、地磁気それに酸化還元電位などの測定、
  また、開発者やそれにたずさわる方達の人間性、世の中の時流、バランスまで考えた上で
  判断しないと間違ってしまうこともあるんです。

   例えば、アルカリ還元電気分解水は、人為的に還元水を作り出します。
  マイナス120mVという還元電位を示しますが、その一方では、逆に強酸化電位を排水し、
  環境を悪化させています。所詮表があれば裏がある物が、人為的なものです。
   しかもその還元水を飲み続けると、胃に負担がかかり、かえって体調不良を起こします。

   最近の家電製品は、マイナスイオンが噴出口などから当たり前のように出ますが、
  裏では、プラスイオンが大量に出ています。全体的にはプラスマイナスゼロなんです。
  何の意味もありません。それどころか、むしろ害もあり得ます。天井や壁にカビが
  大量に発生する可能性まであります。
   しかし自然界の滝はどうでしょうか?自然界の良い水はどうでしょうか?

   だから、できるだけ自然の力だけで、
  還元力を示したり、マイナスイオンを発生させたりすることが大事なのです。

   こういう本物の還元力があれば、現象として必ず出てきます。
  しかも長期にわたって、増大してきます。
  人為的な還元力は最初に良いと感じても所詮長続きしないで、かえって害になってしまうのです。
   もちろん世の中に大量に流通している酸化物も同じです。

   今、早急に本来のバランスを取り戻すことが必要な時代になっております。

   幸up研究所はそのことをたくさんの方に伝え、本物を通じて喜んで頂きたいと思います。

  そして素晴らしい社会造りに少しでも役立てればと思います。


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