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 サチ アップ
「大いなる存在との調和度を測る」


    一筆(one key?) 啓上
   お元氣ですか。杉本 博です。「伝えておきたいこと」第2弾です。
   私は、何かを測定したり調べたりするいわゆる実験というものが大好きでして、
  素人レベルではありますが、昨年より脳波を測定しています。
  人はなかなか自分の人間性(如何に天縦なる命を尽くしているか)を客観的に観る事が
  難しくて、ややもすればすぐ舞い上がったり、そうかと思えばすぐ自信をなくしたりします。
  私のようなノリやすいタイプならなおさらのことです。

   6年ぐらい前のことですが、人間性を高めたい、人の病を治したい、悟りたい。
  と色々本を読んだり、人に会ったり、修行をしたりしていました。
  まあそれらは現実的な人生に於いて決心するという時には何の役にも立ちませんでしたが。
  「全ては今此処に既にして在る。有り難い。」と、大いなる存在、
  実なる世界を観じて如何なる時もただただ有り難く思えば良かったのです。
   ただその頃はそんなことも解らず、がむしゃらに生きていました。
  私は思想的浪人でいたいが為に特定の宗教を持っていませんが、ある日
  「生長の家」という宗教団体の道場に行き、先祖供養をさせて頂きました。
  その時何処からともなく「有り難う。今までお前が全部、自分の意志で
  勉強したり、修行したり、本を買って読んだりしていると思っているだろうけれど、
  全ては大いなる存在がしているんだよ。お前がやった事なんて何一つ無いんだよ。
  大いなる存在がお前を通してやっているだけなんだよ。」というメッセージが
  入ってきました。有り難くて涙が出てきました。ハッと氣がつくと手から
  白っぽい塩のようなものが、払っても払っても次から次へと湧いて出てきます。
  もう一度我に戻ったときには、時間にして2・3分なのに2・3時間ぐらいたった
  ような氣がしました。後のことは、ただただ有り難くて涙が止まらず、あまり
  覚えていません。きっとその道場の場は高いエネルギーで溢れていたのでしょう。
  それから何日かたって、こんな体験をしたという自我が出てきて、また煩悩多き
  人生に何時の間にやら戻ってしまっていました。

   話が少し逸れてしまいましたが、そんなこんなで日々の生活に於いて客観的に
  大いなる存在、実なる世界と自分との調和度が解る方法はないものかと思って
  いたときに、「どうやら脳波測定にその可能性があるんじゃないか。」と
  考えた次第です。今の所ただの仮説ですが。神様が人間に調和度を知らせるために
  直感力とか、人相や手相、現実的生活そのものに答えを与えているけれど、
  誰が観ても解るように脳波の変化で知らせているんじゃないかな。と思います。

   そこで今まで脳波測定を通じて解ったこととかを、ちょっと書いておきます。
  被験者は浦和在住のSさん。30代独身男性。会社員。陽気な性格です。
  目を閉じてリラックスするとベータ波がおさまりますが、目を開けた状態では
  ベータ波ビンビン。ところが、目を開けていても、呼吸を深くゆっくりすることで
  アルファ波やシータ波が出ることに氣がつきました。呼吸と脳波が密接に関わっている
  という事が解りました。また右眼を閉じて左半身だけを自由に蛸のように
  動かすことで右脳が活性化してきます。というより左脳の活動がおさまってきます。
  右脳は左半身、左脳は右半身にそれぞれ繋がっているというのは本当です。

  また人それぞれ脳波が全く違うのですが、ストレスの多い人ほどベータ波がビンビン
  出ているんじゃないかと思います。まあ今はまだ何も解らない状態ですが、
  物事に良いも悪いも本来は無いわけですから、ただただ測定そのものを楽しんでいます。
  自分の場合は、話をしていても本を読んでもだいたいシータ波が中心に出ていて、
  ベータ波はほとんど出ませんが、歯を食いしばって氣を頭に昇らせるとベータ波が出てきます。
  私の場合、人生肩の力を抜いて氣楽に靖らかに生きたほうが良いみたいです。
  楽器演奏が好きで、ギターを少し弾くのですが、
  ギターの上達のコツも、如何に指の力を抜いて流れにうまく乗せ、左右のタイミングを
  ピタッとあわせるかがポイントです。力んでいるとダメなんです。
  又、如何に放すかということも大事です。放すというと変ですが、
  何時もギターにかじりついているよりも、上手に放したときに上達するのです。
  もちろん情熱が基本にあっての場合ですが。何事も力を抜くということに
  上達のコツがありそうです。

   ちなみに脳波について少し説明しておきます。細胞は、細胞膜にイオンを
  通すことで電気活動を行い、パルス状の電圧が発生しています。
  これを頭皮の上で測ると脳波になります。

  30〜40Hzを (ガンマ)波といいます。
  興奮状態の時の脳波です。ある女性でこの 波が出ていたので、思わず
  「今誰かすごい嫌な人いる?」と聞いたら、「最近同じバスケットをやっている
  人が私に対抗意識を燃やしていて、言うことなす事全て大嫌いになっている。」
  と言います。そこで「まあ人生一回なんだから、もっと楽に考えて、競争意識
  から離れて本来の幼い頃の優しい気持ちになって、その人のこと赦してあげよう
  って気持ちになろうよ。」と言ったら、素直な性格で「そうね、まあいいか。
  ウン。赦す。」と言ったとたんに 波が消えました。素直が一番。

  次に、12〜30Hzを (ベータ)波といいます。
  だいたいの人は起きている時この脳波が優先的に出ています。
  リラックスをするとほとんどの人が、この脳波が消えてきますので、
  ストレスの状態に出る脳波だと思われます。

  8〜12Hzを (アルファ)波といいます。
  人それぞれ出る時の状態が違うし、同じ人でも様々な時に出ますので
  なかなか定義の難しい脳波ですが、まあ差し障り無く、リラックスして
  集中状態の時の脳波という事にしておきましょう。

  4〜8Hzを (シータ)波といいます。
  夢を見ている時のうつらうつら状態で出る脳波です。
  ある種の宇宙エネルギーが入ってきている状態だと思います。
  イメージ力も活性化してきます。心の底から感謝している時も出てくるようです。
  あるお医者さんが言うには、この状態の時にガン細胞が消えてくる。と
  言っています。よく宗教で奇跡的な治癒が起きたりしますが、その人達は
  その時この脳波状態ではないかなと思います。

  その次に、0.4〜4Hzを (デルタ)波といいます。
  一般的に熟睡状態の時に出ます。大きな愛情のある人は普段から出ているようですが、
  私は解りません。最後にそれ以下の脳波は名前はありませんが、
  まあ空の状態とでもいいますか、神様の脳波なんでしょうね。
  死んだ人もそうだと思います。測ったことがないので解りませんが。
   まあ今回はこのぐらいで失礼します。少しでも何かのお役に立って
  いただければ幸甚幸甚。


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   人生百年、大凡二十年前は蒙々焉たるのみ。二十載後より六十に至るまで中間
  四十年なり。此れを過ぎて以往は、縦令衰へざるも、究竟用を做さざるなり。
  此れを以て之を観れば、百年の中久しと雖も四十年間に過ぎず。
  其の余は蒙々焉たるのみ。 悲しいかな、悲しいかな。此の四十年間、徳を立て、
  業を立つる者其れ幾何人ぞや。其の余は腐草朽木と与に泯滅して止む。
  苟も志ある者其れ悲しむべきか、悲しむべからざるか。人生劈頭一箇の事あり。
  立志是れなり。
  夙に興き夜く寐ぬ、徳業を勤むる者知らざるべからず。精神俊爽は夙興に在り。
  志気深遠は夜寐に在り。
  人の大患は義理を講ぜざるに在り。天下の楽は理に循ふより楽しきはなし。
   浄几明窓、古人の書を読む。人間の幸福此れより大なるはなし。史を読むは
  無窮の懐あり。千古を洞観し、古今を一視す。人生の一大快事なり。
  目前に急々たらず。身後の名を要めず。 千古の事を渉歴して以て一心の微を
  尽す。斯の如きの人は人たるに庶幾し。
   今世短処の数ふべき有らぱ便ち是れ第一等の人。 東莱の此の語、晦翁、
  象山の輩を指す似し。

  ーーーーーーーーーーーーー(春日潜庵語録より)ーーーーーーーーーーーーー


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