15_1:牛首三叉〜下ノ大堀川橋〜至仏ヶ淵(下ノ大堀川蛇行点)
このコースの見所・撮影ポイントは、
ミズバショウ最盛期の至仏ヶ淵(下ノ大堀川蛇行点)、
ニッコウキスゲ満開の至仏ヶ淵入口付近、
ツルコケモモの連続した群落、
ワタスゲの大群落などです。
このコースには数多くのベンチ・テラスは設置されていますが、トイレ・水場はありません。
土日は多くのベンチがあっても座るハイカーたちで満杯の牛首三叉を後にして竜宮十字路に向かうと、木道は大きく曲がり、
木道左側の木道脇・杭の上にはツルコケモモがびっしりと生えていて、6月下旬〜7月中旬にはシクラメンに似た形の、ピンク色の花を咲かせ、9月には小さなリンゴのような真っ赤な実を着けています。
この辺りは私が尾瀬の中でも一番ツルコケモモが多いと感じる場所で、その群落は木道に沿って長く続いております。
左側にテラスが見えてきますが、このテラスには4つの長方形ベンチが設置されていて、私はよくここにリュックを置いて、付近のツルコケモモを撮影しています。
先に進むと直ぐ左側にヒツジグサの多い池塘が見えてきて、その辺りでまた木道は大きく曲がり、
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ヒツジグサの多い池塘に逆さ燧ヶ岳 |
右手にも2つのテラスがあり、そこにはロの字型のベンチがそれぞれ設置されています。
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振り返って撮影 |
更に3・4分進んだ左手にもテラスが見えてきて、そこにも2つのテラスにロの字型のベンチがそれぞれ設置されていて、このコースには休憩に適した設備が多いことが分かります。
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ロの字型ベンチ |
前方に下ノ大堀川が見えてきて、やがて周りより一段と高くなった下ノ大堀川橋に到着しますが、以前には橋の左手前にあったテラスは撤去されていて、今では下のような画像は撮影できません。
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以前のテラスから撮った橋 |
下ノ大堀川には拠水林は全くなく、水源が山ではなく、酸性の強いミズゴケ中心の湿原を水源としていることが分かります。川岸にはアシが茂り、10月下旬〜11月初旬には、アシが川面に音符記号のような形で映っております。
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11月初旬の下ノ大堀川 |
下ノ大堀川橋を渡った直ぐ先の左手には、9月初旬にはオオニガナの黄色い花が見られ、先に進むと前方に、左に分岐する周遊路が見えてきますが、
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左に行くと至仏ヶ淵 |
この辺りは6月末〜7月初旬、ワタスゲが辺り一面の大群落となりハイカーたちを魅了しますが、
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ワタスゲと至仏ヶ淵後ろのシラカバ林 |
7月中旬過ぎ、今度はニッコウキスゲの大群落へと半月ほどで変わり、尾瀬の植生の豊かさを感じさせてくれます。
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辺り一面がニッコウキスゲの大群落 |
周遊路の先には、私と仲間が至仏ヶ淵と呼んでいる下ノ大堀川の蛇行点で、人の字型の周遊路の行止まりにはテラスがあって、小さな枕木のようなベンチが設置されていて、
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至仏ヶ淵と至仏山 |
ミズバショウが見頃の時期に至仏ヶ淵から見る至仏山は最高の光景です。ベンチの前にはオオマルバノホロシが、横にはズミの木が、後ろにはシラカバの木が並び立っております。
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