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尾瀬の花図鑑 尾瀬と花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ツルコケモモ ツツジ科  ツルコケモモ属 蔓苔桃
中部山岳地帯〜北海道の山地・亜高山の湿原に分布する常緑の小低木。

6月〜7月に咲く花は、コケモモというよりカタクリの花の形に似ていて、実はコケモモの実に似て、リンゴのようであり、酸っぱいが食べられる。

コケモモは同じツツジ科ではあるがスノキ属で、ツルコケモモとは属が違う。
ツルコケモモは尾瀬の高層湿原に多く、7月に、御池田代の御池駐車場側、大江湿原の大江川一ノ橋を渡った先の大江湿原A地点、尾瀬ヶ原:下田代の赤田代分岐(東電小屋分岐)付近、アヤメ平の富士見峠側ベンチの先:10mほどの南側、大清水平湿原(登山口:大清水にある大清水湿原とは別な湿原)などに数多く生えています。

しかし一番数多く生えているのは、尾瀬ヶ原:中田代の牛首三叉〜下ノ大堀橋で、特に北側(景鶴山方向)の高層湿原のミズゴケの上から、木道を支えている木杭の上にまで伸びてきているツルの先に、多くの花(6月下旬〜7月上旬)・実(9月)をつけているのが群生といっても良いほど見られます。