三宅菊子さんについて

三宅菊子さんの本は、ほとんどが80年代に書かれたエッセイです。
内容は古くなってしまったものもありますが、文章からにじみ出てくるエネルギーはいつ読んでも新鮮で、元気に働こう!料理しよう!という気分になります。
日本が雑多で元気だった時代の名残を感じられるのも面白さの一つかもしれない。
古本で買えますが、だんだん流通量が少なくなっているようです。

(2013.2.10追記)
三宅菊子さんが亡くなられたことを半年たってから知りました。ご冥福をお祈りいたします。
73歳はまだ早かったと思いますし、読者として残念な気持ち、さびしい気持ちでいっぱいです。こんなページをつくっていながら半年も気づかずにいた自分にもがっかり・・・
できれば一度お会いしてみたい、というほのかな夢も消えました。
このサイトを作る何年も前、「東京人」気付けでファンレターを出して、三宅さんについてホームページを作りたいと思っていると書いたこともありました。あれは届いたのかなあ。

三宅菊子さんの著者紹介写真

<三宅菊子さん研究>
時期 
1938.10.3 東京生まれ。母は評論家の三宅艶子さん、父は画家の阿部金剛氏。弟が一人(彫刻家の阿部鷲丸氏)。
子ども時代 夏は外房御宿で親と離れて暮らす。魚料理が好きになる。
大学 法政大学社会学部中退。馬術部。お寺と仏像にはまって京都、奈良にしょっちゅう行っていた。
娘時代 ”お嬢さん”として奔放に過ごす。松川事件のお手伝いをして、冤罪の被告だった佐藤一氏と知り合う。メキシコとニューヨークに旅行。
27歳 17歳年上の佐藤一氏にプロポーズ。「自分の食べるものは自分で稼ぐと約束するなら・・・」と言われて承諾され、結婚。初めて働き始める。
27歳〜 雑誌のフリーライターとして、平凡などで活躍。ananの創刊に関わったらしい。やがて飯田橋に事務所を構え、伊豆の夫とは別居婚。後に母親を伊豆の家にひきとる。
最近 10年くらい前までは雑誌「東京人」に名前がありましたが、以降お見かけしません。活動されているのなら、読みたいです。2009年、佐藤一さんが亡くなったときの記事では、住所は神田になっていました。
2012.8.8 心不全のため東京都千代田区の自宅で亡くなっているのが見つかった。73歳。産経ニュースの訃報
あちこちに書かれていたことをまとめてみました。本当のことは分かりません。
<著作リスト>
写真タイトル出版社、年
商売繁昌 昨今職業づくし 阿奈井文彦共著 中公新書
1976.8
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楽しいひとり暮し 生きることのおしゃれノート じゃこめてい出版
1978.10
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一人暮らし面白ノート-楽しく元気に生きるSpirit&Technique- じゃこめてい出版
1979.5
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私の好きな名人たち 筑摩書房
1979.11
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楽しく暮らす101ヒント なんとかする工夫 ほか2人共著  じゃこめてい出版
1980.5
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愛しかた面白ノート 嬉しくて好きで感激なことのコレクション じゃこめてい出版
1980.10
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楽しい二人暮しのABC 大和書房
1981.6
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料理は簡単なほど美味しい 食べる悦び・つくる楽しみ じゃこめてい出版
1982.6
三笠書房(文庫版)
1991.10
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男のための簡単うまいものキッチン リヨン社
1984.12
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セツ学校と不良少年少女たち セツ・モードセミナー物語 じゃこめてい出版
1985.1
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いそがし人のお助け簡単キッチン リヨン社
1986.10
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ひとり暮しのプログラム 元気なシングルライフの心構えとテクニック じゃこめてい出版
1987.11

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食いしん坊の面白シンプル料理 海竜社
1987.12
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宇野千代振袖桜 ちょっと自伝 マガジンハウス 1989.3
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真夜中のダッフルコート おしゃれ大好き、大嫌い 文化出版局
1991.9

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