御会式

平成26年10月14日

宗祖733遠忌大法要

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万灯・纏・提燈行列盛大に円成! 

 

午後1時 恒例の西身延青年会 安全祈願

     

     

青年会に沿道でお配りするチラシを読まれる御前様

今年の教箋

おえしきにあたり
 一昨年七月の豪雨で家を流された矢部川上流の方が、残された物置での避難生活からようやく今月開放され、「やっとご先祖に安心頂ける」と新築に仏壇と神棚を祀った。二年三ヶ月どんなに辛かったであろう。災害時は広く報じられたが、その後の情報は、寺などのコミュニティーに限られているように思える。一歩一歩くじけず積み重ねた努力をお知らせしたい。

 七百三十三年目となった「おえしき」。この長い歴史には様々な出来事が折り重なるように詰まっている。変わる為政者の政策に振り回され、それでも伝統として継承してきた。そこには「自然災害」「人口減」「伝染病」「都市移転」「宗教弾圧」「不作飢饉」などなどあり、その惨状を歴史に学び乗り越えた日本を「おえしき」は見つめて今に至っている。

 さて、台風一過となった今年の御会式。「祈り」は時代が変わっても根幹をなしている。お祭りの行列に沿道の方々が合掌するという行いは美しく、本来の祭り(供養)の姿である。こだわりを捨て、一心に祈る観衆との共生があるからこそ続いているオエシキであろう。そうして神仏や自然への畏れ(おそれ)を「尊厳」と換えている。噴火や地震がある度、元号を変え、平穏を祈った歴史を持つ日本。

 通過した台風が東日本で暴れないよう祈りながら、今なお避難生活をされている方々の安寧を願いつつ、今年を刻んでいく。毎年のご協力に心から感謝して。     合掌

平成二十六年十月       西 身 延  本 佛 寺

          

お天気で穏やかな境内には、今年も沢山の露天が出ていました。

       

午後4時 報恩大法要

  

  

   

     奉告文
 南無輪円具足大曼荼羅御本尊 南無久遠実成本師釋迦牟尼佛 法華経中常住一切の三寶 南無末法有縁之大導師高祖日蓮大菩薩 当山開基文明院日薩聖人以来歴代之先師上人 一乗擁護之諸天善神 山内守護之善神 殊には永遠大明王 遠龍明王 通遠明王等 来到道場 知見照鑑を仰ぎ 本日 宗祖日蓮大聖人御入滅七百三十三遠忌 報恩大法要を 一会の大衆と共に厳修し 恩山の一塵 徳海の一滴を謝し奉る

 一年を顧みるに 昨年十一月二十八日 当山第八世 沙門が師父 佐野前曉上人が安生として遷化 以来 全山を挙げ 本通夜 密葬儀 七度の中陰 本佛寺葬 百か日 本葬儀 納骨式 初盆会等供養に専修し これを続く しこうして 度々 当山門弟 檀信徒より香資を頂戴し これを 上人の顕彰にあてんと 日々を費やす一年となる 

 月命日二十八日を目途に 一月二十八日 境内外灯 御堂 総LED化 二月 法華原整備 三月 二十八日桜・椛植樹 四月二十八日 御真骨堂渡り廊下解体 五月二十八日 大本堂修復 六月二十八日 渡り廊下棟上げ 祖師廊と命名 七月二十八日 東京NHKホール日蓮演奏報告 八月二十八日 祖師廊除幕 九月二十八日 総本山身延団参 永遠堂屋根修復 本月二十八日の永遠堂内装完了を目指す されば 祖師廊脇に暁をしるす三光池を掘り 全域を第八世前曉聖人が頌徳御廟と定め 子々孫々 鎮西身延功労の生涯を称えんとす 今檀信徒の理解を求む 

 なお 我ら一門にありては 昨年報告の弟子等 それぞれに子女を授かり 寺門を護持に精励す 七月には 新弟子 城戸前祐入山 門弟広がると共に 久留米七面教会に光りを導かんとす また妙隆寺 中野前徳が弟子 前良 本年 大荒行堂初行入堂を決意 一門 悉く大聖人が本懐に奉ぜんとせり

 その祖意への報いを体し 当山門弟ここに結集し 御真骨へ拝し 香を捧げ 御会式万灯行列の奉行に臨む

 専ら祈らくは 当山並び一門 式衆各山 寺門益々繁栄 寺檀和融 山門興隆 護持山門

結しては 本日参詣 囲繞檀信徒各位 敷米奉納各家 家運永昌 信仰増進 色心健全なさしめたまえ 南無妙法蓮華経

 

維時平成二十六年十月十四日        鎮西身延山第九世法燈  日遠 敬白

 

御前様の法話があり、身体を浄める行列の意味と、そのあとに額ずく御真骨の尊さへの確認がありました。

午後6時半 広場集合

  

満天の星空が広がる「白壁広場」

  

    

  

午後7時 花火で順次出発!

  

参加御寺院の万灯から行列が進みました。

  

  

沿道で参拝される観衆のみなさん。 お一人お一人へ合掌の御前様

  

  

  

  

通行止めとなった国道を万灯が次々と進んでいきました。

  

沿道には、ピンクの紙(教箋)が3000枚配られました。

  

 

  

先頭、そして最後尾にはパトカーがガードしていた。

毎年のことながら「うきは警察署」の警察官の方々には多大なるご苦労をおかけしております。

ありがとうございました。

街の中を通過しおえ、いよいよ参道へと進む行列

   

ライトアップされた境内。仏舎利塔と仁王門が浮かび上がっていました。

  

  

午後8時半 本佛寺到着

  

  

  

御前様の御発声でお題目、此経難持をお唱えし、全員の身体健全をご祈念しました。

  

西身延青年会到着

  

境内は一層!賑わいました。

   

    

    

    

御前様謝辞

  

お話を聞かれる境内のみなさん。

  

 

一同合掌

     

日蓮聖人 万歳!

 

サイコーの万灯行列が終了!

 

午後9時5分

御開扉大法要

  

  

大本堂まで長蛇の行列が続き、新たらしい廊下「祖師廊」に並ぶ参拝者。

  

三光池を見学されながら、法要の御開扉を待つ参詣者。

  

  

御前様を大導師に行われた法要。

  

  

こうして、今年も盛大に御会式を納めました。ご覧頂きありがとうございました。 

来年も私達弟子一同は、もっと頑張ります。修行し続けます! 撮影編集 前一・前啓

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