御会式

平成22年10月14日

729遠忌!盛大に円成!

 

今年も、好天に恵まれ、日蓮聖人のご命日を

参拝者の方々と共に偲び、報恩行事が無事円成しました。

       

14日午前中の準備の模様。婦人会はお弁当作りの大忙し!

       

 

午後四時 報恩大法要

   

式衆が入堂し、御前様を大導師に法要が厳粛に行われる様子。団参の皆さんも合掌して参加されました。

 

多くの参詣者が囲む法要で、今年の報告を大導師が述べられる恒例の言上文。 

山首奉告文言上

 

                                   奉告文
 南無輪円具足十界勧請大曼荼羅御本尊 南無末法有縁の大導師高祖日蓮大菩薩 当山勧請の諸天善神 影現 殊には永遠大明王 遠龍明王 通遠明王 降臨 證知證鑑 哀愁加被
 謹み敬って 本日 宗祖日蓮大聖人御入滅七百二十九遠忌 報恩大法要を 一会の大衆と共に厳修し 恩山の一塵 徳海の一滴を謝し奉る
 つらつら当山一年の歩みを顧みるに 昨年完成せし 励光閣は既に檀信徒の必要不可欠な建造物となり 今は 総代世話人総会 婦人会総会 青年会総会はじめ 林間学校 大黒天祭 守護神祭等の年中 月例行事 更には一般講義 講演会 或いは宗門教育機関など幅広き活用暇なく ただただ宗祖のご守護に報謝せり 
 この一大事業円成による相乗的効果は 社会公共性に及び 有るべき寺院本来に寄与 重ね鎮西身延の風格を全国に啓発 本月ひとつ以ても 岡山中部組寺研修会 更生保護女性会筑後ブロック大会を開催予定 励光閣をして当山は確実に新たなる一歩を踏み出せるというも過言ならざるなり 
 某 昨年此に立ちて 誓願せし 教育啓発 我が一門の更なる知的水準向上 法華経研鑽なるの目途は 順風にそれに向かい 師父 本年度日蓮宗布教院院長拝命 実弟前明 布教院幹事就任 伝道推進委員委嘱 弟子 前啓 日蓮宗宗費生に採用 前臣 加行所初行入行を決意す 想うに本佛寺構想留まることなし この門を叩きし僧侶の教化を目途の活躍は 檀信徒先祖の喜びともいえり 昨年の誓い 僅かながらも達成に向う この仏縁をもとに 本年は 更に公共的なる寺檀和融を目指し 法華経世界具現化に励み 一天四海皆帰妙法祖願達成に心酔せるを誓い 宗祖御入滅七百二十九遠忌 報恩の奉告とす
 結に 沙門 某 宗会議員二期目にあたり 明和会幹事長を拝命 宗門運動本部企画推進委員 管長推戴委員 教育研修委員 日蓮宗制度研究委員 日蓮宗新聞社 日蓮宗監査 等諸役を委嘱 先師への敬意を持し邁進せし今を御宝前に披瀝す 
伏して祈らくは 本日参詣の善男善女人 檀信徒各位 志す各家先祖代々の霊 即身成仏 乃至法界平等利益 南無妙法蓮華経
  維時平成二十二年十月十四日                         鎮西身延山 第九世法統 體鵬院日遠 啓白

山首ご挨拶

    

今年の教箋を読み上げ、御会式の方針を確認しました。

「チリ鉱山落盤事故救出作戦が成功しましたが、33名の方を助ける精神は人間の仏性開顕でもあったでしょう。でも、その後の

消息についてあれこれとお金の話を持ち込んでする姿勢は頂けません。もっと素直に喜びましょう!それが報恩の意味なのです。」

  

この後、午後6時から集合した大行列

吉井町白壁交流広場

     

今年は34の万灯が出ました。西身延青年会を中心に囲みました。

     

各万灯を制作された題目講を見聞される御前様。今年はトラクターで引っ張る万灯も!面白いですね。

    

「集団万灯見せ」は、夜空を照らしました。

ドドーン!

    

花火の合図で順番に出発する万灯。

  

指示に従って、続々と万灯が、吉井の街に出てきます。国道210号線を片側封鎖。

         

 

万灯の間から遠く光って見える仏舎利塔とライトアップされた仁王門。

 

午後8時20分 到着!

  

すべての万灯が無事に順調に境内に入りました。最後は恒例の盛り上げ!西身延青年会の入場です。

  

今年は子供達が多く参加していました。ご父兄の方々も一緒にお題目! 

   

みんな楽しそうに、そして誇らしく纏を振ります。

 

御前様謝辞

  

今年は天候を心配しましたが、皆様の信仰で見事に雲を吹き飛ばし、このようなお天気になりました。

ありがとうございました。ただ、これまで頑張って歩かれた方々から「高齢になって足を痛めたので今年は歩けません」と言われた

言葉が、私には反省を促しました。青年会員や子供達、これまで先輩の方々が、一生懸命この御会式をもり立てて下さったお陰で

このような場面を作れているのですよ(略)長年のその功績に感謝し、歩けなくなった方へ御礼を込めて、これからも継承された行列

を実行して行きましょう。決して、自分が偉いのではないということですね。私も反省しております。さあ、信仰を楽しみましょう!

参加賜った各ご寺院の皆さんそしてお題目講の方々、こうして本佛寺の御会式を盛大にして頂きありがとうございました!

  

  

 

すべての万灯行列の行程を終え、主管様の発声で合掌し万歳三唱する参加参詣のみなさん!

    

日蓮聖人!ばんざーい!ばんざーい!

    

そしてお題目。安全とお天気をありがとうございました。

 

日蓮聖人御真骨御開扉法要

    

午後9時10分開始。50名の僧侶による大法要。参詣者は順番に御開扉を受け、お供えのお餅を頂いて帰路につかれました。

 

  

行列は御真骨堂から大本堂内まで続きました。

  

  

 

佛天のお陰を頂いて円成した御会式。又本佛寺が新たなる歩みを始めました。

ご覧の皆様には今後とも本佛寺を宜敷お願い致します。

ありがとうございました。

編集 前臣

次の日、朝勤

  

朝勤のあと、食事を戴き、佐野前明上人による高座説教がありました。

  

午後1時から、お施餓鬼大法要を厳修

  

  

 

 

こうして、二日間に渡る御会式行事を終えました。

ご覧戴きありがとうございました。是非来年も宜敷お願いします。

前臣

 

 

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