御会式

日蓮宗信徒にとって最も重要な行事

 信仰表現として、宗祖に額ずき、生きている喜びを生かされている感謝につなげ、檀信徒が一つになって、御真骨に額ずく行事。修行として万灯を引き(花車)4キロの道を題目を唱えながら歩く。
本佛寺の各題目講(40箇所)がそれぞれに準備をし、当日(10/14)日蓮聖人に報恩を表す。沿道の方々も合掌し、但行礼拝を表出するその様はひとときの安らぎすらおぼえる。
参加者3000名にもなる。
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平成15年の御会式

 

雲一つない満天の星空にて…

JR吉井駅を出発し駅前商店街を練り歩く万灯と纏隊

 

 

今年の纏は迫力がありました!

 

 

  

それぞれに個性のある振り方を披露しました!

青年会は六時半の出発でした。

 

 

 

本体出発!午後七時

長蛇の列がいよいよ吉井町を通る!

 

玄題旗を先頭に内輪太鼓のお題目を唱和しながら歩きました。

 

 

 

吉井警察の計らいで国道の片道が通行止めとなりました。

お急ぎの方には本当に申し訳ありませんでした。

 

ご迷惑をお掛けしましたが、万灯の明かりの美しさをお礼とさせて頂きます。

 

 

本体到着!午後八時半

四Hの道のりを帰ってきました!

 

次々と万灯が本佛寺の境内へと登っていきました。

 

 

 

万灯で埋め尽くされた境内

 

 

西身延青年会到着!

午後九時…途中で本体が追い越した為。

 

 

 

 

 

 

 

 

伝えられていく伝統行事は、確実に子供達にも浸透しています。

 

青年会帰着報告(本堂前)

ガッツポーズで成功を喜ぶ

(壇上は歴代会長たち)

 

 

御真骨ご開扉

午後十時半

読経後(序品・方便・寿量品三卷)唱題にて開扉

 

 

行列で心身を浄め、日蓮聖人に額ずく檀信徒の列が夜通し続く…。

本年もお陰様で好天に恵まれ盛大に円成しました。

ご参詣誠にありがとうございました。

編集部

 

教箋

沿道にて配布したものです

御会式(祖師のご命日)

 今年のオエシキは国政選挙と時期が同じくなってしまいました。
 さて、明治以来の自由民権運動が、普通選挙実現という形で節目に到達したのは周知の通り大正の終わりです。今平成はそれと同じ十五年の年輪を重ねました。一定額以上の税金を納付する男子だけに与えられた選挙権が、すべての成人男子の権利として認められた大正十四年。それは佛教界の宗会(しゅうえ)をモデルとしたものでした。ご存知のように佛教は平等を説く宗教で、当時から常々その啓蒙の為の施策を会議にて講じていましたが、社会もまたそれに習うという現実を鑑みての行動をとったのでしょう。まさに議会制度は政界と仏教界を両輪として発展してきたといえるでしょう。たしかに私達も議論が縺れたり討論になったりしますが、決して他人を中傷したり嘲笑したりはしません。それは「我深敬汝等 不敢軽慢」という敬うことを専らとする佛教の根本思想が根付いているからです。
 この御会式はそれを象徴する伝統行事です。その真意は尊い人への畏敬を表現するという姿勢にあります。日本國民全体が「人を敬う」気持ちを心中に保たせるよう願ってやみません。子供の躾や教育にこの事を世論として深く取り入れて頂きたいものです。                        合掌
 
 平成十五年十月

 

 

 

 

            鎮西身延山 本 佛 寺 

 

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