御会式

平成25年10月14日

宗祖732遠忌大法要

万灯・纏・提燈行列盛大に円成!

平成25年御会式動画  

正午 境内が賑わってきました。

  

午後1時 恒例の西身延青年会 安全祈願

    

青年会に沿道でお配りするチラシを読まれる御前様

今年の教箋

御会式
 七三二年目となる御会式。この行列は、地域の講(こう)という組織でそれぞれに彩りした万灯(まんどう)と、西身延青年会の纏、そして九州各地のお寺が結集して脈々と息づく伝統である。一ヶ月前からの準備や練習、町内各位のご協力などを経て本日を迎える。ここで、一般参加者が多い青年会の纏での出来事をひとつ。
 遠方から来ていた小学校五年生の男の子が練習中に中学生達からイジメられた。男の子は辛くて親に相談する。聞いた青年会長が中学生に真相を究明すべく尋ねた。あまりにも可愛い子供だったので「女の子みたい」と言って、からかったとのこと。男の子に謝った中学生の横で、握手を促した大人が両者に告げた。「いずれ社会人になる。やさしくても白黒はっきりする強い子になれ。」後日、学校から怪我で病院に運ばれたとの知らせに驚いた親が男の子に聞いた。「低学年をイジメていた上級生を注意して殴られた」とのこと。大事にならずに良かったと安堵するも、「やさしくおとなしいだけの子供が、善し悪しをはっきりさせる子に成長した」と伝えた親と、それを喜ぶ青年会等の姿があった。当然、親としては、子に変わってでもという祈りが多分にあったに違いない。御会式を通じて、人と人とが勉強しあったエピソード。
 宗教は「辛く悲しい時にこそ助け合い、栄えていくために正しい道を示す」ものである。科学では決して得ない「心」を根本摂理とする。心の潤いを尊び、ここに勝ち負けや排除は存在しないしさせない。だから慈悲心が生まれる仕組みとなっている。
 男の子は、本日も笑顔で上級生や仲間と太鼓を叩いている。沿道の皆さんにもそんな御会式を暖かく支え続けて頂きたい。老若男女がふれ合う中で、沢山の子供達へ勇気と希望を与えて頂きたい。未来の日本のために。 合掌  
 平成二十五年十月十四日                 うきは市 本佛寺
          

       

午後4時 報恩大法要

  

    

  
 奉告文
 南無輪円具足大曼荼羅御本尊 南無久遠実成本師釋迦牟尼佛 法華経中常住一切の三寶 南無末法有縁之大導師高祖日蓮大菩薩 当山開基文明院日薩聖人以来歴代之先師上人 一乗擁護之諸天善神 山内守護之善神 殊には永遠大明王 遠龍明王 通遠明王等 来到道場 知見照鑑を仰ぎ 本日 宗祖日蓮大聖人御入滅七百三十二遠忌 報恩大法要を 一会の大衆と共に厳修し 恩山の一塵 徳海の一滴を謝し奉る
思うに 昨年四月 中興 體精院日菅上人第百遠忌大法要並び記念事業 励光閣及び境内一新の落慶以来 更に当山は檀信徒一丸となりて お題目布教伝道に邁進す されば 十一月十五日 身延山久遠寺第九十二世法主 内野日総猊下御西下 當大本堂にて御親教を賜しは 明治十四年十一月二十一日 御真骨ご下付以来 百三十六年 身延山を仰ぎつつ法燈を懸命に護持し続け ようやくにして 祖山がご来臨を忝のうす これ同慶の極みたり 
 かくの如きを得 本年は 年頭役員会で宣言せし 人材育成に努めんとせるをここに報告す  弟子 徳永前啓 久留米市 妙善寺入山 西身延青年会員 衣里加との仏縁実り伴侶とす 作元前涼 五月六日結婚 伴侶綾美 長子功_と共に対馬 國照寺護持伝道の精進を誓う 高橋前岳 田主丸教会に入り 恵美を伴侶とし真心とともに 田主丸地区護持に努む 何れも沙門某 媒酌 式長を担い祖師に報告文言上を修む 江頭前一 第一期信行道場を終了 徳永前崇 第三期信行道場を終了 共に日蓮宗教師の資格を得 当山繁栄 本宗発展を誓願す 佐々木前介 本月九日 佐世保市は離島 宇久島 妙蓮寺入山 こころの拠り所を目指し 島民安寧を誓う 森前透 当山職員 妙_寺長女 延子との良縁熟し結納 来月四日正婚を予定す  我山が一門 悉く大聖人が本懐を遂げんと欲し奉るものなり しこうして 当山輩出の教師 益々の加護を垂れ給わんことを しかれば此度新たに 久留米清正院万灯 同じく妙善寺檀信徒 佐賀 勝厳寺檀信徒 博多 本興寺檀信徒 さては田主丸題目講万灯復帰と 共に祖意を体し 一門ここに結集し祖師が御真骨を拝し 御会式万灯行列を奉行せんを見るに至る
報恩大法要にあたり 方門会会長 山中前賢 體玄院日祥上人 増道損生を念じ 梅林寺山門繁栄を祈り上る者也 
 専ら祈らくは 当山並び一門 式衆各山 寺門益々繁栄 寺檀和融 山門興隆 護持山門
結しては 本日参詣 囲繞檀信徒各位 敷米奉納各家 家運永昌 信仰増進 色心健全なさしめたまえ 南無妙法蓮華経
維時平成二十五年十月十四日    
      鎮西身延山第九世法燈  日遠 敬白

  

御前様の法話があり、行列の意志を確認されました。

午後6時半 広場集合

  

  

午後7時 花火で順次出発!

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

午後8時半 到着

  

  

万灯と西身延青年会が合流

  

全員で、お題目三唱 此経難持!

  

  

御前様挨拶ののち、主管様御発声で、万歳三唱!

    

宗祖日蓮聖人御真骨御開扉

  

  

午後9時10分から読経が始まり、それを合図に延々と続く檀信徒の列でした。

  

    

こうして、今年も盛大に御会式を納めました。ご覧頂きありがとうございました。 

御会式動画を見る

 

朝勤と御施餓鬼

  

日付が変わって、午前8時からの朝勤。本佛寺の朝勤は4時半ですが、1年に1度だけ、この時間になります。(うれし(^。^))

ご覧戴きありがとうございました。是非来年も宜敷お願いします。

前岳

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