御 会 式

 

行列出発前の吉井駅前にて

 

 

平成17年10月14日

日蓮聖人御入滅724遠忌報恩

 

今年も、多くの万灯が集い盛大に御会式が円成しました!

 

準備の模様

 

本佛寺の境内で組み立てた万灯は今年から、このトレーラーで運ばれました。

 

夜食となるお弁当の準備をする婦人会の皆さん。ご苦労様です!

 

 

お餅も沢山つくります。    世話人様方は飾り付けに奔走!

 

 

 

青年会も準備を整えて行きます。

出店の準備と、万灯トラックの整備

 

テキ屋さんや仏具屋さんも準備

 

当然、万灯も着々と準備していきます。

 

 

そして、報恩大法要厳修

午後4時

 

大本堂にて多くの僧侶が出座して奉行

報恩を捧げる参拝者の皆様

 

ともに読経!

 

724遠忌御回向

 

山首挨拶

今年も、多くの参拝者を頂戴しての御会式となりましたことに、心から御礼申し上げます。皆様の想いが今日凝縮されて表現されるわけですが、どうぞ力いっぱいお題目をお唱え下さい。尚、本年は、国家が応援して下さり、うきは警察署の末永署長の計らいによって、行列をパトカーが先導することになりました。また警察官の方々も増員され、すべての交差点を閉鎖、下り車線は通行止めとなっての行列です。史上初の事ですが、私達の歴史を尊重し先師・先祖への畏敬を抱き続けてきたことに対する答えと受け止め、喜びを噛みしめつつ有り難く遂行しようと考えております。何よりも警察の方々にこの場を借りて感謝を申し上げながら、この伝統ある万灯を事故なく無事成功させようではありませんか。ひとりの不注意やふざけによって何か起こしたならば、本当に大変なことになります。この行列がもう出来ないことにもなりかねません。どうぞ、各万灯の責任者の方、そのあたりの事に充分注意されて、良き報恩表現を致しましょう!宜敷お願いしまして、ご挨拶と致します。ありがとうございました。

 

万灯行列

 

吉井町商工会がそれぞれ白壁の街並みに御会式提燈を点けて下さいました。

 

パトカーの先導にて出発!

 

約40基の万灯と纏隊が一斉に動き出しました。

 

後方の題目講万灯

 

 

前方は寺院万灯

 

 

各万灯で唱えられるお題目が町に響きました。

 

 

桟敷を出して見守る町の方々

 

さあ、まだまだ先は長いです。4キロの道中はドラマもあります。

 

家族揃っての参加者も多かったようです。

 

 

 

交差点に立ち、交通整理をする警察の方々。

 

 

鎮西連合(本佛寺修行会)の行脚隊。

 

総代と役員の行列。

 

 

そ し て …

青 年 会

 

 

みんな声高く、かけ声をかけ練り歩きました。

 

子供達も大奮闘!

 

 

今年から万灯本体と合体して三分割された青年会でしたが、

見事に、その役割を発揮され、沿道の方々に感動を与えました!

 

午後8時半

到 着

婦人会や文化厚生(青年会)会員が待つお寺(仁王門)にて…

 

長い道のりを帰ってきました。みんな笑顔です。

 

山首謝辞

今年は、途中少し小雨にもあいましたが、なんとか無事事故なく行列を終えることが出来ました。
ひとえに皆様方のお陰です。私は道中様々なことを考えました。住職となって五年、初めて考えた
行列です。それは、信仰についてと私自身の懺悔のことです。いつもいつも好天に恵まれ、行事を
行ってきたことが、どんなに護られていたかを感じたのです。恐らく私に問題があり、佛天が少し
だけですがお灸を据えにきたと感じています。今後は増上慢をおこすことなく、ひたすらに題目精
進に努めて参りますので、どうぞ、皆様、本佛寺を宜敷お願いします。また根本に帰って頑張りま
しょう!    それでは、最後に青年会が入山して参りますので、皆さん拍手でお迎え下さい!

 

西身延青年会帰着

懸命に練り上げる会員達!

それそれ!どしたどした!

 

午後8時45分終了

 

御真骨堂にて、御開扉…

 

今年沿道にてお配りした教箋です

 御 会 式
 
私達の開祖日蓮聖人は、1221年、現在の千葉県にお生まれになりました。天才といわれつつ12才で眞言宗のお寺の弟子となり出家、修行を積まれたのです。 
さらに勤勉家である聖人は21才で、比叡山に留学され、法華経という教えを読破し、「死んでから花園に行くのではなく今の世で行けるのだ」と悟られたのです。そして35才で南無妙法蓮華経と唱えられ、日蓮宗を創設したのでした。以来四度の追放 斬首の刑罰など、それはそれは大変な迫害に遭われたのですが、それに臆することなく日夜精進され、その卓越した精神は世間の誰もが知るところとなったのです。聖人は必ず訪れる「死」すなわち臨終について勉強され、生き様の尊さを原点とすることこそが人間としての本質であると説かれ布教に邁進されました。晩年は山梨県の身延山で過ごされ、61年の御生涯を東京の池上にて本日(10月13日)閉じらました。その日々は、女性蔑視や貧困の問題解決に奔走されたもので、安らかな国を創るを目的としてのことであり、決して強制的な立場はとられておられません。その意志が尊重され、各地に大勢の弟子や信望者が生まれ今日に至っています。
 このオエシキは御入滅の折、江戸中の桜の花が秋に一斉に咲いたという事実に習い、この時期全国各地で行われている行列です。本佛寺でもこうして毎年桜の花を飾った車でお祭りを続けておりますが、皆様の変わらぬご理解とご声援のお陰と感謝しております。ありがとうございました。                          合掌 

 

平成17年10月13日

鎮西身延山 本 佛 寺

 

本年もご覧頂きありがとうございました!

編集 前岳

 

 

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