御会式

平成21年10月14日

728遠忌!盛大に円成!

 

今年も、雲一つ無い好天に恵まれ、日蓮聖人のご命日を

参拝者の方々と共に偲び、報恩行事が無事円成しました。

 

午後四時 報恩大法要

  

式衆が入堂し、御前様を大導師に法要が厳粛に行われる様子。

  

多くの参詣者が囲む法要で、今年の報告を大導師が述べられる恒例の言上文。

 

山首奉告文言上

      奉 告 文
 南無輪円具足十界勧請大曼荼羅御本尊 南無末法有縁の大導師高祖日蓮大菩薩 当山勧請の諸天善神 殊には永遠大明王 遠龍明王 通遠明王 影現降臨 證知證鑑 哀愁加被
 謹み敬って 本日 宗祖日蓮大聖人御入滅七百二十八遠忌 報恩大法要を 一会の大衆と共に厳修し 恩山の一塵 徳海の一滴を謝し奉る
 つらつら当山一年の歩みを顧みるに 昨年誓願せし 励光閣建立達成は九月末日をもって円成 今は浄財歓募の残務のみとなり 魔性 事故一切障りなく完成したること ただただ宗祖の守護に報謝す この一大事業に取り組みたる檀信徒各位 当山参詣各位更には法類各聖に深く頭を垂れ 仏舎利塔修復 守護神堂参道修復を含む平成大改修 完遂を ここに声高く奉告す
 嗚呼 何たる喜び 鎮西の祖山として この風貌は更なる輝きを増し 耳納連山にそびえ立ち 誰もが額ずく霊峰となりたること 沙門今生の吉慶なり 一層の特筆は 不況下にても一丸となりし檀信徒の理解 情熱或いは題目講の団結 どれもが誇りなり されば この浮羽の地を離れ 関西 關東 北陸圏に居住されし檀徒の絶大なる協力 枚挙暇なし実状を敢えて奉告し 昨今の宗教離れなる揶揄を払拭さす事実を露見し 題目信仰の証を 報恩の誠とするものなり
 某 今より後は 知的啓発を手がけ 法華経の研鑽 祖師の御生涯啓蒙 日蓮文化傳承に力点を置き 内外に発信する覚悟たり これ本佛寺門下の使命 我等一門の表題 日蓮宗の中核なり 今般門弟より 宗門学園 立正大学 学長選挙に立候補者あり 北川前肇これなり 行学二道を専らとす本佛寺一門 これを誉れとし全山にて推挙す また行に於いても師範 佐野前曉 修行の高峰大荒行堂 正伝師再任 これにより後輩指導に精励を誓わん 門下藤井前宝長子友晉 小石前昭長子龍臣 初行入行決意し 師父を師事 一門末弟の広がりを大いに確信し 成満を祈念す 更に実弟 佐野前明 日蓮宗師弟教育の冠たる僧道林主事を拝命 布教院講師をもって訓育を決意さる 想うに本佛寺構想留まるを知らず この門を叩きし僧侶の活躍をして 檀信徒が先祖諸霊の喜びとなれりというも過言ならざるなり いちいちの僅かな積み重ねによる行動は 縁をもととし開花せるものたり 当山檀徒もこれに習い 法華経世界具現化に励むべし 臨むべし 務むべし 我等もまたそれを率先するを ここに誓願し 宗祖御入滅七百二十八遠忌 報恩の奉告とす
  結に 沙門 某 本月宗会議員改選に当たりて 立候補の決意を表明し 祖願達成 広宣流布を念願 この爲を体して 当山歴代上人 宗門先師先哲覚位 増円妙道 位隣大覚の合掌を捧ぐ 
伏して祈らくは 本日参詣の善男善女人 檀信徒各位 志す各家先祖代々の霊 即身成仏 乃至法界平等利益 南無妙法蓮華経
  維時平成二十一年十月十四日                         鎮西身延山 第九世法統 體鵬院日遠 啓白
奉告文の後、祖訓を全員が拝読して、お題目を唱えながら、お焼香を致しました。

  

参詣が多いため、下の焼香台を使用して奉行する様子。

    

山首ご挨拶

    

今年の教箋を読み上げ、御会式の方針を確認しました。

「法要にのぞんだ清らかな身体で、行列を致しましょう!安全第一で宜敷お願いします」

 

 

この後、午後6時から集合した行列に移ります。

吉井町白壁交流広場

   

今年は36の万灯が出ました。全てを拝んで回られる御前様。

   

青年会に訓辞をされる模様。

  

「集団万灯見せ」の中心で纏を振る西身延青年会。

ドドーン!

  

花火の合図で順番に出発する万灯。

  

指示に従って、続々と万灯が、吉井の街に出てきます。国道210号線を片側封鎖。

  

万灯の間には三ブロックの分かれた西身延青年会が入り、一層盛り上げます。

  

お題目を唱えながら手作りした花。それを飾って、信仰表現の瞬間です。

  

みんな楽しそうに、そして誇らしく万灯を引きます。

  

最後尾を締めくくる西身延青年会。電飾が鮮やかな花トラック。

  

すべての万灯が国道に出ました。 それはそれは荘厳な行列が完成!

       

沿道で見物される方々に今年の教箋を配る役員。

    

国道を離れ、本佛寺参道へと入る万灯行列。

  

但行礼拝!合掌するお姿が今年は特に多かったです。

  

西身延行脚隊。マンダラ。御前様。そして伝道車。

       

途中、十分間の休憩をする行列。ちょっと一休み…。

到 着!午後8時半

ドドーン!花火と鐘楼の合図が到着を伝えます。

     

総代を先頭に歩いてきた行列が到着。境内は万灯と人で埋め尽くされていく瞬間です。

 

  

しんがりに登って来た纏隊。円陣の中に入って、最後の演舞を披露しました。

  

今年は子供達が多く、ご父兄の方々もカメラを持って応援していました。

         

ヒィナーレを終え、御前様の謝辞が…。

  

今年も皆様の信仰のお陰で、好天に恵まれ、盛大な万灯行列を行う事が出来ました。厚く御礼申し上げます。各御寺院。そして題目講の皆様におかれ

ましては、「報恩」の誠を共に捧げることが出来ましたことに改めて感謝致します。(中略)これからも本佛寺は歩みを続けて参りますので、どうぞ

この励光閣に恥じない行動をお願いします。社会的な祭りとなった万灯行列ですが、芯は祈りです。これを失ってはなりません。今あることに誇りを

もって、これからの社会生活を満喫してください。それが生きている私達の使命なのです。今年から参加した万灯もあります。そのことを証としての

確かなる歩みを宜敷お願いしまして、責任者として深く深く御礼申し上げます。ありがとうございました!

 

  

日蓮聖人万歳!

30分の休憩を挟んで…

日蓮聖人御真骨御開扉法要

  

50名の僧侶による大法要。参詣者は順番に御開扉を受け、お供えのお餅を頂いて帰路につかれました。

10/15西日本新聞朝刊の報道

中外日報での報道

 

すべてのお陰を頂いて円成した御会式。又本佛寺が新たなる歩みを始めました。

ご覧の皆様には今後とも本佛寺を宜敷お願い致します。

ありがとうございました。

編集 前臣

 

 

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