フォーレ日誌(旧ブログ)

作成日:2020-06-07
最終更新日:

2018年09月21日

フォーレのCDを買う

フォーレの曲が入っているCDを3枚も買ってしまった。
・ヴァイオリンソナタ第2番ホ短調(千々岩英一、上田晴子)
・レクイエム、バビロンの川のほとりでほか(パーヴォ・ヤルヴィほか)
・三重奏曲(クラリネット版)、ピアノと弦のための四重奏曲第2番ほか(クングスバッカ・ピアノ三重奏団)
感想は追って記す。フォーレって、いいなあ。
posted by まりんきょ at 23:59| | フォーレ

2018年06月24日

昔の日記を読む

昔の日記の続き。

Fauré のバルカローレ、7~13、1~2 を録音。2 ~ 6 はいずれまたとることにする。3 を一生懸命練習する。


録音といっても、レベルを考慮していない、カセットテープへの録音だ。それにしてもよくこんなことをしていたものだ。もちろん、このテープは残っていない。
posted by まりんきょ at 23:00| | フォーレ

2017年11月14日

同じ曲を繰り返し思い出す

最近、同じ曲ばかり思い出している。フォーレの弦楽四重奏曲の第3楽章だ。なぜだろう。
posted by まりんきょ at 21:53| | フォーレ

2017年06月25日

東京芸術大学の授業風景を見る

私が直接見たわけではない。「題名のない音楽会」の2週間前か3週間前かの放映で、東京芸術大学の音楽学部の授業風景を映していた。最初「ソルフェージュ」と紹介されていた映像だったが、私にはソルフェージュというよりアナリーゼのように感じた。というのも、先生がどこかで見たことのあるような人だと思ったら藤井一興氏だった。そして驚くべきことに、使っていた教材がフォーレのヴァイオリンソナタ第2番の第2楽章だった。

私は知らなかったが、東京芸術大学で使う和声の教本が新しくなったらしい。そしてその新しい教本に関しても賛否があるという。私は昔の芸大和声本をもってすらいないのでなんともわからない。和声学は老後の楽しみにとっておこう。
posted by まりんきょ at 17:21| | | フォーレ

2016年06月13日

ヴァルス・カプリス第1番を本屋で聴く

勤務先から帰る途中、Book 1st に立ち寄った。すると、聞き覚えのある旋律が聞こえてきた。なんと、フォーレのヴァルス・カプリス第1番ではないか。あの中村紘子が、デビュー時の演奏会で弾いた曲である。どんな本を買うかも忘れて、終わりまで聴いてしまった。
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2016年04月29日

フォーレの弦楽四重奏曲の練習を聴きに行く

旧知のSさんから連絡があった。自分と組んでいる仲間でフォーレの弦楽四重奏曲 Op.121 の練習をしているので練習を聴きにきませんか、ということだった。某所に出かけて練習の場にいさせてもらった。マルセル・プルーストが、自分のためだけに音楽家を招いて好きな曲を弾かせていたというエピソードを思い出した。

ちなみにSさんは、プルーストの「失われた時を求めて」を原語で読んでいるという。恐れ入った。
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2015年10月21日

フォーレを弾いていないことに気付く

この日は、東中野のとあるところでピアノを弾いた。遠慮して弾いたのは3曲だけだった。ラフマニノフのOp.32-4 と、ベートーヴェン=リストの交響曲第5番第2楽章、バッハのシンフォニア第13番(イ短調)という組み合わせである。そういえば、フォーレは弾かなかったのだった。この日はフォーレの楽譜は持って行っていなかったし、暗譜しているフォーレの曲もそれほどない。この東中野では、一度弾いた曲は次回以降は弾かない主義にしているので、弾ける曲が枯渇しているのは明らかだ。そんな主義やめちまえばどうか、と思われる人は多いだろうが、完全に枯渇するまで自分を追い込みたい、とも思っている。
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2015年05月16日

ピアノを練習する

久しぶりのフォーレのピアノ曲を練習した。ノクターンの1番だ。初期の曲はあまり弾いていなかったから、なかなか指にも頭にもなじまない。ひっきりなしに楽譜に鉛筆で和声進行を書いていく。

この日も昼飯はうどんである。本体のうどんは一番安いかけうどんだったである。そして付録は申し訳程度のいつも安い野菜のてんぷらで済ませるのだが、今日は何を勘違いしたかハムエッグを頼んでしまった。おかげで少し散在してしまった。その分、イリコの天ぷらをたくさん取ってもとを回収しようとした。

もとを回収する、といえば、昼飯を食ったあと図書館で借りる本の数を今までの4冊から2倍の8冊にすることにした(なお、上限は10冊)。固定資産税が2015年度増えたことに腹が立ち、税金を払った分越谷市から回収しなければと思ったからである。もっとも、借りた8冊のうち、2冊は日本酒の本である。見るだけでは飲めない。
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2014年09月02日

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番のカデンツァを調べる

モーツァルトやベートーヴェンのピアノ協奏曲のカデンツァは、有名な作曲家が書いていることが知られている。フォーレも、モーツァルトの第24番ハ短調やベートーヴェンの第3番ハ短調のカデンツァを残している。私はベートーヴェンが苦手なのだが、このフォーレのカデンツァを弾きたいためだけにベートーヴェンを練習してみるのもいいかもしれない。
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2014年06月06日

ピアノ五重奏曲第1番の演奏に感銘を受ける

フォーレ協会主催の演奏会に行ってきた。ピアノ五重奏曲第1番の演奏に感銘を受けた。
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2014年04月15日

新聞にフォーレのバラードが語られている

毎日新聞の夕刊を見たら、音楽批評でフォーレのバラードが語られていた。ちょっと弾いてみようかな。
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2014年03月20日

フォーレの室内楽を聴く

フォーレの室内楽を久しぶりに聴いている。私の好きな五重奏曲は第1番、第2番とも10団体を超える演奏が世に出ている。ありがたいことだ。昔はジャン・ユボーとヴィア・ノヴァ四重奏団の全集のほかは、ジェルメール・ティッサン・バランタンとORTF四重奏団しか聴けなかったことを思うと隔世の感がある。
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2014年02月21日

新垣隆とフォーレを考える

一音楽愛好家として佐村河内事件に関する物言いは控えていた。かえって火に油を注ぐからだ。しかし、ある方から、なぜおまえはそのことについて書かないのか、と言われたので、ちょっとずつ書いていく。

新垣隆は、佐村河内守名義で発表した作品について、著作権は放棄したといっている。ただ、人格的著作権は残っているのではないかと思うが、法律的な解釈は私は素人なのでこれ以上の発言は控える。

著作権の放棄で思い出したのは、フォーレのヴァイオリンソナタ第1番に関するエピソードである。
この曲の楽譜を出版したいとフォーレはフランスの出版社に持ち込んだがどの出版社もそれを拒否した。しかし、ある人たちの口添えによりドイツのブライトコプフ&ヘルテル社が1876年に出版を承知してくれた。このときの条件は屈辱的で、この出版社が一切の所有権を取得し、しかもフォーレに対する報酬はなしというものだった。今でこそこの曲は複数の出版社から出ているが、フランスの精華たるこの曲がドイツで出版されたというのは驚くべき事実だ。そして、フォーレは報酬を受け取れなかった。それほどの不利な条件でも、フォーレは楽譜を出版したかったのだ。

だから、新垣隆の気持ちも私にはわかる。

ラベル:ヴァイオリンソナタ 第1番 フォーレ 新垣隆
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2014年01月14日

ヴァイオリンソナタを聴く

フォーレのヴァイオリンソナタ第1番を、クリスチャン・フェラスのヴァイオリンで聴いた。昔の雰囲気でしかも潤いがり、肌理が細かく、そして着地もうまい。リズム感覚がこれほどまでによかったとは驚いた。自分の無知を恥じた。
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2013年12月13日

NHK の宣伝を聞く

NHK は最近宣伝の時間が多い。そんな時間のうち、教育テレビの宣伝でフォーレのドリーから「子守唄」の冒頭を流すものがある。少しだけ和む。
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2013年10月30日

ラシーヌ賛歌の音に悩む

ラシーヌ賛歌の合唱譜を見て気になったところがある。76小節、アルトが Des - D - D - Fes となるのだが、三拍めの D が非常に取りにくい。和声は(コードネームで)G♭ -> B♭7 -> E♭m -> D♭dim となっていて、三拍めが D だと Es とぶつかる。もちろん、増7度の響きはきちんととれると美しいのだろうが、かなりきびしい。普通の能力の合唱団が歌うにはここは Es でよいのではないかと思うが、どうだろうか。
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2013年10月29日

ラシーヌ賛歌を考える

フォーレのラシーヌ賛歌はよくできた曲だといまさらながら思う。この曲ができたのは1685年、フォーレが20歳のときのものである。正確には「ジャン・ラシーヌ(超)訳による(アンブロジウス作の)賛歌」なのだが、私もそうだが、「ラシーヌ賛歌」で通ってしまう。これが、正確性を重んじる人には許せないらしい。ちなみに賛歌とはイエス・キリストへの賛歌である。
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2013年09月29日

漆原朝子のヴァイオリンによるフォーレを聴く

東京文化会館小ホールで漆原朝子とベリー・スナイダーのヴァイオリンソナタを聴いた。フランスやベルギーの作曲家によるソナタ4曲が奏でられた。ここでは冒頭に置かれたフォーレのヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番の印象だけを記す。

素直で、伸びのある、清々しい演奏だった。私が生で聴いた同曲の演奏では、千々岩英一さんの演奏と同じぐらい、最高だった。
この曲を何百回となく聴いている私には、「ここは気が抜けたな」と思われるヴァイオリンの箇所や、「低音が出ていないんじゃないか。フォーレは低音が魂だ」と怒ってしまうピアノの箇所があった。しかし、そんなことはどうだっていい。手指のさばきという意味でのテクニックはさほどの技量を要しないのに、それ以外の何かを恐ろしいまでに要求するこの曲を、よくここまでもっていったという驚きが強かった。
アンコールはフォーレの「子守唄」だった。ヴァイオリンは最初から最後まで弱音器をつけたまま、まどろんでいるかのような節を奏でる。全4曲のソナタの興奮を鎮めるには最良の選曲だった。

どうでもいいことだが、このフォーレのヴァイオリンソナタには循環形式が採用されている。しかしプログラムノートには、このヴァイオリンソナタに対しては循環形式について言及されていない。何ということだろう。

このときのコンサートと全く同じプログラムが兵庫で行われた。そちらの感想をつづっている方のブログもどうぞ。
http://ameblo.jp/harry-acu/entry-11620185152.html
ラベル:ヴァイオリンソナタ 第2番
posted by まりんきょ at 18:23| | | フォーレ

2013年09月21日

フォーレの室内楽を聴く

もうすぐ秋分の日だ。秋が深まる。芸術の秋だ。ということで久しぶりにフォーレの室内楽を聞いてみた。トリオとヴァイオリンソナタ第2番である。やはりいい。
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2013年07月12日

ナカバヤシのコマーシャルを聞く

ふつうテレビのコマーシャルは見るものだが、俺の場合は聞くことが多い。
ナカバヤシという会社のCMには、フォーレのドリー組曲から、「子守唄」が
歌詞なしの合唱で使われている。
http://www.nakabayashi.co.jp/service/news/detail.html?news_id=303&mode=view
ナカバヤシといえばフエルアルバムである。台紙を増やしたことはないが、
頑丈な作りで今も愛用している。
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2013年05月20日

成田達輝がフォーレのヴァイオリンソナタ第2番を演奏したことを知る

今日の毎日新聞の夕刊に音楽評があった。5 月 10 日、トッパンホールでのヴァイオリニスト、成田達輝のリサイタルなのだが、演目にフォーレのヴァイオリンソナタ第2番があった。うう、知っていたら行っていっただろうか。いや、この日は某所にて酒を飲みながらピアノを弾くという野蛮なことをしていたから駄目だったな。音楽評の評者は好意的だった。いつかどこかで彼がこのソナタを弾く機会があれば、そのときこそ行こう。
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2013年04月09日

ヴァイオリンソナタ第2番を聞く

クリスチャン・フェラスの演奏で、フォーレのヴァイオリンソナタ第2番を聴いた。昔の演奏ではあるが、思いのほか崩れておらず(少しは崩れている)、勢いがある。やはり今の演奏者の今の録音がいいとは思うが、新鮮なフォーレだった。
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2013年03月19日

フォーレのCDを買う

今日はミュージックの日である。久しぶりにCD屋に行き、フォーレのCDを買った。明日聞いてみよう。
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2012年11月25日

らららクラシックの「ハマる?ハモる?合唱のチカラ」を見る

以前に録画していた、らららクラシックの「ハマる?ハモる?合唱のチカラ」をやっと見た。冒頭で日本の合唱団を取材していて、その中でフォーレの「ラシーヌ讃歌」が聞こえてきたからこれをやるのかな、と思ったら当てが外れた。でも、ヴェルディのレクイエムの「怒りの日」からいろいろな合唱が聴けて、自分の中であった合唱の枠が少しだけ広がったような気がする。最後の武満徹+谷川俊太郎の「うたうだけ」は歌ったことがあるが、ほとんど練習しなかったからほとんど「うたうだけ」だったな。

ヴェルディのレクイエムは計7部からなる。そのうちの第2部「怒りの日(ディエス・イレ)」は、冒頭の合唱とオーケストラのこわいところだけがよくテレビなどで効果音のように使われる。しかし、最後の部分の「ラクリモーザ(ラクリモーサ)」ではソリストがミラシドの節で「♪ラークリモーザ」と変ロ短調で歌うのを聴いたので、これは一つ持ちネタが増えたと喜んだ。
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2012年07月13日

演奏会に出かける

ティアラこうとうの小ホールでコンサートが行われたので出かけて行った。
世紀転換期パリを彩った教授たち、と題して、サン=サーンスの弦楽四重奏曲第2番、フォーレの弦楽四重奏曲、休憩をはさんでフランクのピアノ五重奏曲が演奏された。
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=3617099299411&set=a.1790736001470.2093833.1031717891&type=1&theater
サン=サーンスは、年代からするとずいぶんお気楽な作品を書いていたものだ。私もこのお気楽性がどうにもなじめなかったが、実際に聴きながら単純に耳を澄ませてみると、なんだ、パパ・ハイドンと同じじゃないかと気づいたのだった。
フォーレは、このコンサートのお目当てである。やはり生の音は実にいい。四人が同じ呼吸をしているのがうらやましい。第2楽章が難しいことがわかったが、CD になっているものは何度も取り直しているのだろうから、比べるには気の毒だ。
フランクは、なかなか律動あふれた演奏だ。主宰者のゲーム音楽として感じるゆえんもわかる気がする。
ということで音楽会の余韻を反芻しながら帰途についた。
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2012年06月18日

フォーレの音楽を聴く

最近また、フォーレの音楽を聴きなおしている。いろいろまだまだわからないことだらけだ。
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2012年06月12日

フォーレを聴く

フォーレの新譜は少しではあるが、相変わらず出ている。ありがたいことである。と同時に大変なことでもある。やはりある程度はいろいろな演奏を聴きたいからお金を出すことになるが、これがずっと続くとどういうことになるのだろう、と心配になる。でも、私が買うのはフォーレとスカルラッティがほとんどだから、ほかの道楽者よりはかわいいのだろう。
posted by まりんきょ at 23:00| | | フォーレ

2012年06月10日

本屋でフォーレの夜想曲第6番が聞こえてくる

初めての本屋に入ったら、どこかで聞いたピアノ曲が聞こえてきた。耳を澄ますと、なんとフォーレの夜想曲第6番だった。買いたい本が特になかったので、背表紙を眺めつつ、誰の演奏だろうかと探りを入れつつ、曲を聴くことに集中していた。ちなみに、午後1:30から10分ほどの時間帯だった。有線なのだろうか。

ちなみに、買った本は日本史の本だった。
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2012年06月09日

英語とエスペラントに苦しむ

今、フォーレのホームページを刷新しようとしている。ろくな情報は持っていないので日本語のページの更新は最小限にとどまる。エスペラントや英語のページをもう少しましにしようと思っているが、どちらもうまくいかない。どうしたものだろうか。
posted by まりんきょ at 23:00| | | フォーレ

2012年05月31日

新宿のタワーレコードに行く

新宿は混んでいるのでなかなか行く気にならないのだが、CD を求めてタワーレコードに行った。
クラシックだけで階が独立しているので落ち着く。
フォーレの CD を2枚買って帰った。感想は追って書こう。
posted by まりんきょ at 23:00| | | フォーレ

2012年05月24日

フォーレの即興曲を聴く

久しぶりにフォーレの即興曲を聴いた。第1番はもっと弾かれてもよい曲ではないかと思いなおした(舟歌第3番との共通点がある)。第2番はやっぱり個人的な好みで一番好きだし、第5番の奇妙さに改めて感心したりと、いろいろ考えた一日だった。
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2012年05月22日

フォーレ協会のコンサートを逃す

早めに仕事を切り上げ帰ってきた。風呂から上がって何気なくフォーレ協会のページを見たら、この日が協会のコンサートだった。悔しかった。フォーレとドビュッシーが両方聴けたのに。
まあこれも普段の仕事をしていないというバチがあたったのだろう。次回を待とう。
posted by まりんきょ at 22:26| | | フォーレ

2012年01月16日

夜想曲第10番に掴まれる

フォーレの夜想曲(ノクターン)は、第9番以降暗くなっていく。それでも、第9番はまだ透き通った暗さである。第10番は第9番とは違い激情的な、たたみかけるような怖さがある。私はなかなか第10番を思い出せなかったが、最近は第9番が思い出せず、逆に第10番に首根っこをつかまれたようだ。
posted by まりんきょ at 23:59| | | フォーレ

2011年10月14日

ティアラこうとうへピアノ五重奏曲を聴きに行く

フォーレのピアノ五重奏曲(以下単に五重奏曲)を一夜で演奏する企画があるので聴きに行った。場所は江東区のティアラこうとうの小ホールである。演奏者は全員東京藝術大学の卒業生ということである。
最初 19:00 開演と思い込んでいたがこれは勘違いで 19:00 開場 19:30 開演だった。早く来すぎたがお目当ての席が取れてよかった。開演前にはこの小ホールの席がほとんど埋まっていたからである。
最初に主宰者(と私は思っているが)の大澤久さんからこの2曲のプレトークが行われた。このプレトークという形式は最近オペラをはじめとして徐々にクラシックの演奏会で採用されている。演奏者の肉声が聞けるので私は楽しみにしていて、ぜひとも多くの演奏会で広がってほしいと思う。大澤さんのプレトークでも、この五重奏曲にかける意気込みと熱い思いが伝わってきた。特に第1番に関してはピアニストの協力を得てテーマをピアノで交えつつ、曲のイメージをゲームになぞらえつつご自身のキーワードで説明していて感心した。第2番へはプレトークでの言及はなかったが、曲目解説にはやはりキーワードが挙げられていたので、これらの曲への取り組み方がよくわかった。

演奏もなかなかの力演で、やはりフォーレが聴けてよかったと思う。CD再生では何度もフレーズとして聞いていて楽譜で見ているところでも、実演の迫力や息づかいが録音には代えがたいものだ。それに、今回のメンバーのアプローチがごく自然だったことにもわたしは好感を覚えた。特にアンサンブルにおける弦の内声とピアノのソロあるいはソロに近い部分が充実していた。

アンコールには、ラシーヌの讃歌が演奏された。この企画にアンコールをするなら唯一無二の候補だろうと思っていたので、安心した。原調である変ニ長調で演奏されたことで、第1番のニと第2番のハの間になっているのだという思わぬ発見もしてしまった。



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2011年10月08日

秋の夜長のフォーレに一区切りつける

秋の夜長にフォーレの室内楽を一曲ないし二曲を聞いてきた。この日、最後にとっておいたピアノ四重奏曲(ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための四重奏曲)第2番を聴き終えた。
このピアノ四重奏曲第2番は、フォーレの大型室内楽10曲の中で、未だ全楽章の実演を聴いたことのない唯一の曲である。中期の傑作でありながら、今一つ曲想がつかみにくいのが原因だろうか。それとも、私の知らないところで何度も演奏されているのだろうか。
今回の録音は、Virgin から最近発売された室内楽全集で、弦はカプソン兄弟(Vn, Vc)、コセ(Va)、アンゲリッシュ(Pf) の面々である。このピアノ四重奏曲第2番については他の演奏と比べても遜色のない、出色の出来ではないだろうか。
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2011年10月07日

フォーレのピアノ四重奏曲第1番を聴く

Virgin から出ている全集を聴き続けているが、そろそろ終わりを迎えた。最後はピアノ四重奏曲で締めることにした。今日はフォーレのピアノ四重奏曲第1番を聴いた。若いころの、といっても彼はこのとき三十代半ばなのだが、初々しい箇所が多い。緩徐楽章ではそれが恥ずかしく聞こえるのだけれど、第1楽章と第4楽章はその感情が各楽器に授けられているいとおしさを感じる。
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2011年10月06日

フォーレの三重奏曲と弦楽四重奏曲を聴く

フォーレを聴く夜長も残り少なくなってきた。この日はフォーレの三重奏曲と弦楽四重奏曲を聴いた。なかでは、弦楽四重奏曲、特に終楽章の若々しいテンポがいい。エベーヌ四重奏団の団員はジャズのドラムス、ヴォーカル、ピアノをやっていたとある。きっと、生きがいいのはそのおかげなのだろう。
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2011年10月05日

ヴァイオリンソナタ第2番の不遇を思う

フォーレのヴァイオリンソナタ第2番は不遇な曲だとつくづく思う。いい演奏があればと思いながら、今度の Virgin から出たカプソン(Vn)とアンゲリッシュ(Pf)の演奏を聴いた。

感想は、どうもピアノの低音が弱いためか緊張感に欠けるというものだった。このころからフォーレは独特の和声感覚に磨きがかかり、機能和声の範囲内でありながら鋭角的な転調を繰り広げるようになる。その転調を支えるのが低音なのだが、アンゲリッシュの低音は弱かったり、あるいはまったく聞こえてこないところがあったりするほどだ。ヴァイオリンの美音はよいので、私の耳がおかしい可能性がある。再度聞き直すことにしよう。

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2011年10月04日

チェロの作品を聴く

Virgin からのフォーレ室内楽全集で、今はチェロソナタ第1番や第2番を聴いている。チェロの音色もいいし、ピアノのサポートもまあまあなのだが、低音の支えがどうも足りない気がする。そのため、高音の伸びにも影響があるのではないかなと気になってしまう。少なくとも私は、低音を厚くしたい。ということで聞いているオーディオセットの低音を強にしたら表向きは安心して聴けるようになった。俺の耳はなんなのか。
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2011年10月03日

五重奏曲を聴く

フォーレの五重奏曲は今でこそ多くの演奏が聴けるが、昔は数えるぐらいしかなかった。今回のエベーヌ四重奏団とピアニストの組み合わせはどうか、興味がわいた。

聞いていると、上位に来ると思う。ただ細部を聴くと、もっと別の行き方があるのではないだろうかと気に病んでしまう。ぜいたくな悩みであるが、それほどまで何度も聞いてしまっているのだ。
posted by まりんきょ at 23:59| | | フォーレ

2011年10月02日

秋の夜長にフォーレを聴く

最近またフォーレをよく聞いている。いろいろな理由がある。

1.二つの五重奏曲の演奏会

最近、フォーレの五重奏曲演奏会があることを知った。場所も私の勤務場所から近いこともあり、ぜひとも聴きに行こうと思っている。特に、第2番の最終楽章が今までよくわからなかったが、謎を解くべく脳内シミュレーションを行っているので、実演を聴いてみたい。
http://egc.txt-nifty.com/blog/2011/09/post-9ed8.html

2.名倉淑子のフォーレのヴァイオリンソナタ

掲示板のクロッカスさんからのお知らせで、名倉淑子のフォーレのヴァイオリンソナタ第1番が奏されるというので久しぶりにFMを聴いた(伴奏は橘高昌男)。全曲ではなく第1楽章と第4楽章という抜粋であった。多少高音の伸びが足りないかもしれない、と思ったところがあったが流れはすばらしく、フォーレの若さのほとばしりを改めて感じた。なお、フォーレの前はモーツァルトのヴァイオリンソナタ変ロ長調から第1楽章であった。こちらはまだエンジンがかかっていない感じだったが、フォーレの後はクライスラーのウィーン奇想曲、ファリャのスペイン舞曲(はかない人生から)、プロコフィエフの行進曲(3つのオレンジへの恋から)、というヴァイオリン好きにはたまらない3曲であった。

3.カプソン兄弟とエベーヌ四重奏団によるフォーレ室内楽全集

Virgin Classics から最近、フォーレの室内楽全集が出た。CD 5枚組で2000円未満であった。
今までの全集はピアニスト主体であった。ジャン・ユボーしかり、ジャン=フィリップ・コラールしかり。しかし、この全集はピアニストに重きを置いているようには見えない。というのも、ピアノはベテランのミシェル・ダルベルトと若手のニコラ・アンゲリシュが分担しているからだ。感想は追ってそれぞれの曲のページで記す。

posted by まりんきょ at 22:40| | | フォーレ

2011年09月29日

カプソン兄弟のフォーレ室内楽全集を買う

以前から気になっていたが、カプソン兄弟のフォーレ室内楽全集を買った。
残念だったのが、タワーレコードのポイントカードが7日前に期限切れになっていたことだった。もっと早く買っていればよかった。
posted by まりんきょ at 23:59| | | フォーレ

2011年08月25日

フォーレの幻想曲を聴く

フォーレの幻想曲はいくつかある。

最も有名なのがフルートとピアノのための幻想曲 Op.79 だ。フォーレはプーランクとは違い、管楽器より弦楽器に親近感をもっていたようだ。だから、管楽器のソロの曲は非常に少ない。この幻想曲は数少ない、管楽器のための曲だ。

フルーティストから愛されているこの曲は、序奏のアンダンティーノを受けて快活なアレグロに至る10分に満たない小品である。しかし、序奏のものうげな不安から華やかなフルートらしいパッセージに至るこの作品はフルーティストの宝物である。

最近読んだ本で、藤谷 治「船に乗れ! II」には、この曲のことがグルックの「精霊の踊り」と一緒に出てくる。高校生でフルートのうまい美少年がこの2曲を弾くという場面がある。グルックのこの曲はフルートの曲としては五指に入るぐらい有名で、フォーレもたいしたものである。

もう一つはほとんど知られていないのがピアノとオーケストラのための幻想曲 op.111 である。こちらは 15 分ほどかかる大規模な曲であるが、一般的なピアノ協奏曲と比べると小規模である。フォーレは古典的な様式感を大事にするから、幻想曲という名前でもあまり飛んだり跳ねたりはしない。メロディーも奏するのだが、メロディーとメロディーの間のアルペジオや音階やが妙に複雑で、しかも延々と続く。この微妙な味わいがわからないとこの曲の楽しみが半減する。割を食った曲ではないかと思う。

さて、どちらの曲も久しぶりに聞きたくなって Youtube を探した。フルートとピアノの幻想曲は多くあるが、ピアノとオーケストラのはほとんどない。グラント・ヨハネッセンのは見つかったが、こちらはすでに CD で持っている。ほかの演奏はと思って探すと、ダヴィド・アブラモヴィッチというピアニストの演奏がみつかった。今までのどの演奏よりもさばけているが、味もある。ただ、慣れるまでに時間がかかるだろう。


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2011年07月22日

コマーシャルから組曲「ドリー」が聞こえてくる

テレビから聞こえてくるピアノに耳を澄ますと、どこかで聞き覚えがある旋律だった。これは、フォーレの組曲ドリーOp.56 の第1曲 子守唄 ではないか。
http://www.eneos-tv.jp/
にアクセスし、
テレビ CM → 竹内結子 CM → 竹内結子 CM をクリックするとみられる。
それにしても、なぜこの内容で子守唄なのか。謎は尽きない。
ラベル:フォーレ 組曲 ドリー
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2010年11月02日

フォーレ協会による歌曲連続演奏会を聴きに行く

フォーレ協会の全歌曲演奏会に行った。歌手により質のばらつきはあったが、
総じて楽しめた。

今回は4回連続の最終回になる。第3回は比較的よかったから、
第4回もいい歌が聴けるだろうと思い、期待していた。
以下、題名の訳はプログラムに従う。

最初の歌手は「九月の森で Op.85-1」、「水の上を行く花 Op.85-2」、
「同行 Op.85-3」を歌った。よく響いていて魅力は伝わってくるのだが、
音の揺れが大きく、音程が定まらないのが私にとって辛かった。

2番目の歌手は、「もっとも甘美な道 Op.87-1」、「山鳩 Op.87-2」、
「静かな贈物 Op.92」を披露した。節度ある歌い方は気品があったのだが、
いかんせん東京文化会館小ホールの空間では声量が足りない。かわいそうであった。

3番目の歌手は、「歌 Op.94」、「平和になった Op.114」、「朝焼け」という、
後期2曲と最初期1曲の組み合わせで勝負した。
2番目の歌手ではピアノの蓋が半開きだったの対し、この曲では全開になったので、
きっと声量がある歌手だろうと期待した。実際もその通りであった。
Op.94 の枯れた曲想とは合わないとは感じたが、
Op.114 の威風堂々たる雰囲気にはよく合っていた。
そして、作品番号なしの「朝焼け」は、フォーレのごく初々しい気分が現れていて出色のできだった。
この「朝焼け」でフォーレが示したはにかみ方は、どこか「リディア」に通底するものがある。

4番目の歌手は「《まぼろし》 Op.113」を通した。
この日の中でこの歌唱が最も不出来だったように感じた。
声は小さい、途切れるし、伸ばすと低めになるしで、困った。
この曲集は、フォーレの曲の中でもっとも音域が狭いのでテクニックの意味では楽だろう、と思っていたが、どうも歌手にとっては違っていたようだ。

前半最後は「《幻想の水平線》」晩年のフォーレの元気な姿が、朗々としたバリトンで表現された。これで今までの歌を聞いてきた不満が晴れた。

休憩後はハープと歌手による「アポロン賛歌 Op.63bis」で開始された。
私にとっては初めて聞く聴く曲であり、楽しみにしていた。
ハープの伴奏よるソプラノソロが続く。
終わり近くになり合唱が加わるという構成だ。
フォーレが感じたギリシアとはなんだったのか、完全には理解ができない。
フォーレの曲であると同時に、ギリシアの歌の編曲でもあるからだ。
なお、楽譜は IMSLP で参照できる。

次にハープのソロで「即興曲」と「塔の奥方」
即興曲はハープにとって弾きやすいように作られていると思う。
なかなか快い演奏だった。
しかし、「塔の奥方」はところどころほころびが聞こえた。
おそらく、曲想はハープ向きなのだが、技法としてはハープに合わないのではないかと
邪推している。とはいえ、私はこの曲が好きだ。ただひたすら、聞き入っていた。

その後、合唱と重唱が披露された。
まず重唱で、「アヴェ・ヴェルム・コルプス Op.65-1」、
「優しい母なマリアよ Op.47-2」の2曲が歌われた。
「アヴェ……」はモーツァルトの同名曲に比べて余りにも知られていないが、
佳作という名前に相応しい。
「優しい……」は、個人的に好きな曲だ。昔、フォーレの曲を弦楽に編曲したときに最初に選んだのがこれだった。

次に合唱で「タントゥム・エルゴ Op.65-2」と「小川 Op.22-2」の2曲が唱われた。
タントゥム・エルゴは私自身も重唱で歌ったが、そのときはリーダーの解釈でかなりテンポが揺れてしまい、私の好きなフォーレではなかった。そのときの悔しい思いと比べて、この合唱のフォーレは快い響きに満ちていて、私の渇きは満たされた。小川もよい曲なのだが、宗教曲の前では形無しであった。

重唱は「マドリガル」、「パヴァーヌ」、「ラシーヌの讃歌」の 3 曲だった。
「マドリガル」も、「塔の奥方」と同じく、私が好きでたまらない曲だ。
この軽さと趣味のよさをどう表現すべきなのだろうか。
実は重唱で声が足りないのでつまらないのではないかと心配していたが、そんなことはなかった。
一方、「パヴァーヌ」は荘重な雰囲気が必要であり、ピアノ、重唱ともに少し力不足ではなかったかと思う。
重唱にとっては演奏者の問題というよりは、合唱により厚みを持たせるべきだ、ということだ。
ピアノは左手のテンポが忙しなく聞こえたので、こちらは演奏者の技量も問われるべきだと思う。
実際、ピアノ1台のみで聴いた岡田博美の演奏はすばらしかったのだ。
そして最後の「ラシーヌ讃歌」で、またフォーレの世界に浸ることができた。

posted by まりんきょ at 23:59| | | フォーレ

2010年10月25日

ジャン=クロード・ペヌティエのフォーレが聴けなかったことを残念に思う

2010年10月21日の毎日新聞夕刊を見ていると、梅津時比古さんの「コンサートを読む」という記事が目に入った。題は「ジャン=クロード・ペヌティエのフォーレ」とある。しまった。こんなコンサートがあったのか。

梅津さんは複数のコンサートでフォーレの曲をいくつか聞いたという。その批評はフォーレの曲のありかたというより、ピアニストとしてのペヌティエの資質を的確に捉えている、と私には思えた。私はこのコンサートを知らなかった。行きたかった。

記事を訂正を一点お願いする。フォーレの夜想曲第2番ロ短調、とあるが、正しくは第2番ロ長調である。私が見たのは3版だから、次の4版では直っているかもしれない。

posted by まりんきょ at 22:15| | | フォーレ

2010年10月23日

ジェナ・マコーケルのフリー演技にフォーレの「夢のあとに」が使われていたのを聞く

風呂に入っていたら、フォーレの「夢のあとに」が聞こえてきた。
フィギュアスケートNHK杯のフリースタイルで、ジェナ・マコーケルという選手が使っていたようだ。さて、全体を通してこの「夢のあとに」が使われていたのか。

インターネット上、NHKの公式サイトには、ジェナ・マコーケルが使った音楽は次のように紹介されていた。

「ヴォイス・オブ・ザ・ヴァイオリン」より/弦楽のための音楽より アレグロ

これじゃ、フォーレのフォの字さえない。ちょっと調べてみよう。
まず、「ヴォイス・オブ・ザ・ヴァイオリン」を調べてみると、ジョシュア・ベルというヴァイオリン弾きが入れているアルバムの名前であった。このアルバムはどんなふうになっているのか。

1. Vocalise, Op. 34, No. 14
2. Ave Maria
3. Pourquoi me reveiller from Werther
4. Apres un reve, Op. 7, No. 1
5. Song to the Moon from Rusalka
6. Laudate Dominum from Vesperae solennes de confessore for soloists, chorus & orchestra, K. 339
7. None but the Lonely Heart, Op. 6/6
8. Una furtiva lagrima from L'Elisir d'Amore
9. In trutina from Carmina Burana
10. May Breezes from Songs without Words, Op. 62, No. 1
11. Beau soir
12. Estrellita
13. Nana (Berceuse) from Siete conciones populares Espanolas
14. Je crois entendre encore from The Pearl Fishers
15. Morgen! Op. 27, No. 4

これ、すべて編曲ものではないのか。それも、原曲者が全然触れられていないではないか。
私の訳では次の通りである。

1. ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34, No.14
2. シューベルト:アヴェ・マリア
3. マスネ:オペラ「ウェルテル」より「なぜ春風は私を目覚めさせるのか」
4. フォーレ:夢のあとに Op.7-1
5. ドヴォルジャーク:オペラ「ルサルカ」より「月に寄せて」
6. モーツァルト:晩課 K.339より「主を讃えよ」
7. チャイコフスキー:「ただ憧れを知る者だけが」Op.6-6
8. ドニゼッティ:オペラ「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」
9. オルフ:カルミナ・ブラーナより「天秤に」
10. メンデルスゾーン:無言歌集より「五月のそよ風」
11. ドビュッシー:「美しい夕暮」
12. ポンセ:エストレリータ(小さな星)
13. ファリャ:7つのスペイン民謡による小品より「ナナ(子守唄)」
14. ビゼー:オペラ「真珠取り」より「耳に残るは君の歌声」
15. R. シュトラウス:朝!Op.27-4

次に「弦楽のための音楽より アレグロ」だが、作曲者は
April G. Faure という人である。
この人は、ガブリエル・フォーレとは別人であろう。少なくとも、私が聞いてきたガブリエル・フォーレの曲にはない。

さて、このフリースタイルを通して聞いてみると、三部構成に聞こえる。
第1部:弦楽合奏によるタンゴのような力強いロ短調の音楽
第2部:ヴァイオリンによる美しい「夢のあとに」
第3部:弦楽合奏により盛り上がる音楽

なお、第2部の冒頭は、「ヴォイス・オブ・ザ・ヴァイオリン」の試聴版と
ほぼ同じだった。

ということは、
 <「ヴォイス・オブ・ザ・ヴァイオリン」より>は第2部の音楽を指し、
 <弦楽のための音楽より アレグロ>は第1部と第3部の音楽を指している、
と解釈するのが妥当だろう。

posted by まりんきょ at 21:33| | | フォーレ

2010年10月09日

フォーレの室内楽を聴いてもらう

音楽好きの知人二人に、フォーレの室内楽、ピアノ五重奏曲を聞いてもらった。素直な感想で、たとえば「ここがユニゾンなのが単調だ」とか「フィナーレがあっけない」とかであった。そこがいいんだよとか、フィナーレまでの盛り上がりを感じてよ、とか言いたかったが我を張るのはよした。そして、次に聴いてもらったのがディズニーの音楽だった。われながらこの選曲は何なのだろう。
posted by まりんきょ at 23:59| | | フォーレ

2010年10月02日

DOMUS のピアノ五重奏曲第1番を聴く

今日は終日家にいた。夜はDOMUS(ドーマス)によるフォーレのピアノ五重奏曲を聴く。いいなあ。
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2010年09月09日

枝並千花と長尾洋史によるフォーレのヴァイオリンソナタ第2番を聴く

枝並千花と長尾洋史によるフォーレのヴァイオリンソナタ第2番を聴いた。感想はフォーレ:ヴァイオリンソナタ第2番のページを参照してほしい。

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2010年09月08日

夜明けのスキャットの編曲を思いつく

最近一つのアイディアが浮かんでいる。フォーレのピアノと弦のための五重奏曲第1番と、いずみたくの夜明けのスキャットを結びつける、というものである。頭の中では編曲の構想が徐々にできつつあるが、いざ楽譜にすると非常に大変である。現在中断しているので、少しずつ進めたい。

posted by まりんきょ at 23:59| | | フォーレ

2010年07月04日

「ペレアスとメリザンド」をアシュケナージの指揮で聴く

今日のN響アワーは、アシュケナージの指揮で、フランセのクラリネット協奏曲とフォーレの組曲「ペレアスとメリザンド」を放映していた。

アシュケナージはピアニストとして、フォーレのピアノ曲を弾いたことはないはずだ(以前***はショパンを弾かないと断言をしたあとで、あとで恥を書いたことがあるので表現を弱めている)。ということであまりフォーレの曲は期待していなかったが、美しかった。指揮法というより、曲がいいからなのだろう。

欲を言えば、第4曲「メリザンドの死」で、複付点音符が強調されていればもっと緊迫した雰囲気が出たろうに、と思う。ただ、弦楽器はまだしも、管楽器で複付点音符はきついだろうな。
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2010年05月26日

フォーレの歌を聴く

日本フォーレ協会が主催する、フォーレ全歌曲連続演奏会の第3回に行ってきた。第1回はうまい人とへたな人の落差が激しかったし、第2回は仕事に紛れて行くのを忘れてしまった。この日はどうだろうか。

結果は期待を超えるものだった。いくつか不満な演奏はあったが、それを吹き飛ばすような演奏にひたすら感服した。

細かなことは後日記そう。
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2010年01月25日

夜想曲第13番が聴けなかったことを残念に思う

きのうの淡交フィルのコンサートが開かれた「ティアラこうとう」である。コンサートは大ホールで行なわれたが、一方小ホールではピアノのコンサートがあった。たまたま立ち寄りプログラムを見ると、知人の名前がある。また、その知人の出場する少し後で、フォーレの夜想曲第13番を弾く人がいた。

この二人の演奏を聴きたかったが、家に洗濯物が干したままだったこともあり、早く帰ることにし、結局聴けなかった。フォーレの夜想曲第13番を弾く人は、これが「最初に弾いたフォーレの曲です」と紹介していて、なかなか度胸があるなと感心した。
posted by まりんきょ at 23:59| | | フォーレ

2009年11月05日

残念なことにフォーレの演奏会に行けない

今日は東京文化会館でフォーレ協会の演奏会が行われたはずだ。後期の歌曲はぜひ聴きたかったが、いろいろな理由があり、行けなかった。残念だが仕方がない。またの機会はないと思うが、フォーレに対するアンテナは高く張ろうと思っている。
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2009年10月02日

ラローチャの「幻想曲」を聴く

きのう、ラローチャが弾くフォーレの「幻想曲」を聴きたい、と書いた。その後インターネットで探すと、どうやらCDは発売されているようだ。帰りがけにCD屋によると見つけることができた。ただし、フォーレの棚にはなかった。ラヴェルで探したら見つかった。

フォーレを聴いてみると、案外、といっては失礼だがリズムがきびきびして面白く、よい演奏だった。フォーレの生まれはピレネー山脈に近いフランスだから、スペイン生まれのラローチャと通じるところがあるのかもしれない。

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2009年09月25日

ルノー&ゴーティエ カプソンと児玉桃の演奏でフォーレの三重奏曲を聴く

ルノー・カプソン(Vn)、ゴーティエ・カプソン(Vc)、児玉桃(Pf)による三重奏曲(トリオ)の演奏がテレビで放映されていたので聴いた。フォーレの三重奏曲とショーソンの三重奏曲である。

フォーレの三重奏曲は、どこかあせっていたように聞こえた。もっと腰を落ち着けてもいいのに、妙に急いている。勢いがいい、といえるが精妙な響きを出してくれればよかったのにと残念に感じた。

posted by まりんきょ at 23:59| | | フォーレ

2009年09月10日

全音ピアノピースの作曲者を見て愕然とする

全音ピアノピースは、500番以上ある。その中で、フォーレの作品は一つもない。これは、とんでもないことである。
フォーレがドビュッシーやラヴェルより知られていない理由に、全音ピアノピースによる冷遇があるのではないかと睨んでいる。全音だってフォーレ曲集を出しているのだから、ピアノピースを作ることなどわけないはずだ。
ちなみに、全音ピアノ連弾ピースには、組曲ドリーの6曲がすべて出ている。

ちなみに好敵手ドビュッシーは過去12点出ている。
小さなくろんぼがあるのは妙だ。そして、喜びの島がないのも妙だ。喜びの島はピース向けの気がする。と思ったら、全音ピアノライブラリー扱いなのですね。

ラヴェルは2点だけ、「古風なメヌエット」と「亡き王女のためのパヴァーヌ」である。

スカルラッティも2点あり、経緯が面白い。以前はNo.221として「ソナタホ長調L.23」、No.222として「ソナタイ長調L.193」とあったのが、現在はNo.221が「K.380・K.381」、No.222が「K.499・K.500」となっている。注釈しておくと、L. はロンゴ番号、K. はカークパトリック番号で、L.23とK.380は同一、L.193とK.499は同一である。K.381とK.500は、後から付け加えられたかは不明である。

posted by まりんきょ at 21:57| | | フォーレ

2009年08月19日

「相棒」でエレジーを聴く

テレビドラマ「相棒」のSeason5「第1話 杉下右京 最初の事件~22年前の夜の秘密」に、フォーレのエレジーが少なくとも2回、かかっていた。

改めて聴くと、いい曲だ。
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2009年08月09日

夜想曲第4番をN響アワーで聞く

今日のN響アワーは、奈良での撮影とそれにまつわる曲が紹介されていた。薬師如来坐像の紹介で、祈り→レクイエム→フォーレと来て、フォーレのレクイエムから「サンクトゥス」と「楽園にて」がN響+デュトワの演奏で放映されたのだが、その前の薬師如来坐像の解説のバックにかかっていたが、フォーレの夜想曲第4番であった。

なぜ、この夜想曲が選ばれたのだがよくわからないのだが、いい曲である。
posted by まりんきょ at 22:59| | | フォーレ

2009年07月10日

ハイドシェックのフォーレを買う

フォーレの歌曲を聴いた余韻は覚めやらず、CDを買ってしまった。ハイドシェックの弾いたフォーレだ。

聴いてみたら、けっこうテンポの設定が自由なフォーレだった。俺にはやり過ぎに感じるのだけれど、慣れていくのだろうか。
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2009年07月09日

中村紘子がフォーレを弾いていたことに驚く

昨日はフォーレの歌曲を聴きに東京文化会館に出かけた。
そこで音楽会チラシの分厚い束をもらった。私はこれをもらって見るのが楽しみだ。

さて、その中にお目当ての演奏会は残念ながら無かったが、あるチラシをみて驚いた。

http://www.japanarts.co.jp/html/2009/piano/nakamura/index.htm

中村紘子の最初のリサイタルでは、フォーレのヴァルス・カプリス第1番を弾いていた。これに驚いた。中村さんはフォーレを弾かないと思い込んでいた。

しかし、フォーレの作品の中で、このヴァルス・カプリス第1番は、ショパンとのつながりが最も高いと思う。だから、中村さんも弾けるのだろう、と思い直した。
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2009年07月08日

フォーレの歌曲をホールで聴く

フォーレ全歌曲連続演奏会が開かれる。7/8に行われた今回は第1回で、東京文化会館の小ホールで聴いた。感想はというと、演奏者、特に歌手の技量に差がある、ということだった。

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2009年07月07日

翌日の演奏会に備えてフォーレの歌曲を読む

楽譜をかばんに入れて、勤務先に向かう電車の中でフォーレの歌曲の楽譜を読んでいる。混雑する電車でフォーレと向かい合うのは、妙な気分だ。
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2009年07月03日

フランス語がわからない

フォーレの歌を調べてみようとするが、フランス語がわからないとどうしようもない。困った。
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2009年06月16日

舟歌を聴きなおす

フォーレが好きだから、同じ曲を何人もの演奏家でそろえている。無駄なのかもしれないが、ついつい買ってしまう。最近は買ったCDを聴いていないことが多かったので、比較しながら聴くことにした。
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2009年05月30日

「フォーレのレクイエム」セミナーに行く

日本フォーレ協会が主催したセミナー「フォーレのレクイエム・歌曲」の1日めである、レクイエムの部に行ってきた。妙におもしろかった。

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2009年05月29日

レクイエムのスコアを読む

レクイエムのスコアを、行き帰りの電車の中で読んでいる。妙に思われるだろうが、たまにはこういうこともいいのではないかと思う。
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2009年05月11日

チェロソナタが気になる

フォーレのチェロソナタが最近気になっている。特に第1番の魅力がどこにあるのか、どう表現しようか、悩んでいる。

久しぶりに自分のホームページに手をつけたが、まだ落ち着かない。

フォーレ:チェロソナタ
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2009年05月09日

フォーレ協会の催し物を見る

最近更新のなかったフォーレ協会だが、久しぶりに見ると演奏会やセミナーを催すようだ。

行こうか、どうしようか、考え中だ。

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2008年11月19日

日本音楽コンクールの講評を見る

新聞を見ていたら、第77回日本音楽コンクールで、こんな記述があった。

今年のピアノ部門には212人もの多くの応募があった。(中略)第2予選では、バッハに真摯(しんし)に取り組む姿勢も見られ、好感がもてた。エチュード群に選曲の変化があり、リスト一辺倒だった一時期に比べ、スクリャービンが増えたことは特筆すべきである。また、フランスものでは、例年になくフォーレが多く演奏されたことにも注目したい。(後略)(神西敦子)


なるほどなあ。俺はスクリャービンを弾くことはないが、周りの素人の奴らはよく25年以上前から弾いていたから、やっと玄人が追いついたということかな。フォーレはというと、弾かれるようになったのは最近だろう。フォーレのページは最近更新していないから、また気合を入れて書き始めたい。
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2008年11月18日

フォーレの短調を聞くと

ある場所で、フォーレの「夢のあとに」の演奏を何人かで聴いた。その後ある人曰く。「フォーレの短調の曲を聞くと、翌日仕事をする気がなくなるんだよな。」みんな口々にそうだよな、そうだよな、と相槌を打っていた。まったくそうだ。

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2008年11月07日

買ってきたCDを聴く

きのう買って来たCDを聴いた。フォーレのヴァイオリンソナタの第2番と第1番をこの順番で聴いた。イザベラ・ファウストのヴァイオリンである。

なかなか世評が高い演奏である。颯爽としていて、このように弾ければさぞかし気分がいいだろう。

楽譜と突き合わせて聴くと、わずかに瑕疵があるが、たいしたことではない。それより、自分のホームページの説明を、もっと充実させないといけない。
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2008年09月29日

カノンについて考える

昔の作曲家は、曲の最後で盛り上げようとするとフーガを出してきたものだ。フォーレはそのようなありきたりなことはしなかった。

しかし、カノンがそれにあたるのだとしたら、どうなのだろう?ちょっと気になっている。
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2008年05月25日

弦楽四重奏曲のページを更新する

長い間放置してしまったフォーレのページを、少しずつ見直している。まず、弦楽四重奏曲を更新した。まだ書き足りないこともあるが、楽譜を出したので少しは見られるようになったかな。
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2008年05月22日

弦楽四重奏曲を見ている

通勤電車の行き帰りに、フォーレの弦楽四重奏曲のスコアを見ている。見るたびに新たな発見がある。こんなことなら、もっと前に見ておけばよかった。

ところで恥ずかしいことなのだが、フォーレの大規模な室内楽10曲のうち、ピアノ四重奏曲第1番だけ、譜面を持っていない。そろそろスコアかパート譜を買わないといけないなあ。

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2008年05月14日

おとといはフォーレの誕生日だった

5/12 はフォーレの誕生日だった(1845年生まれ)。すっかり忘れてしまっていた私は、フォーレ愛好家と名乗ることなぞおこがましい。

最近は、フォーレの部屋も更新していない。まだまだ深い洞察が可能なはずなのだが、すっかり日常の生活に埋もれている。彼の作品も最近練習はおろか、鑑賞すらしていない。

これは、嫌いになった、ということでは決してない。いつも、頭の中で、彼の曲を鳴らしているのだから。

いつぞやのN響アワーで、フォーレの「ペレアスとメリザンド」を紹介していたが、私にとっては、ドビュッシーやシベリウスやシェーンベルクの同名曲よりずっと身近に迫ってくる。もっと、研究すべきなのだ。
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2008年02月26日

フォーレの曲を思い出しながら

最近音楽を聴く余裕がなくなってきているのだけれど、頭の中で音楽を奏でることはしている。フォーレの室内曲はほとんど覚えていてしみついていると思っていたが、いざ最初から正確に思い出そうとしてもなかなかできない。きちんと楽譜を見ないといけないのだろう。

またそろそろ、ホームページを充実させるようにしたい。
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2008年02月17日

レクイエムを聴く

N響アワーで、フォーレのレクイエムから「ピエ・イエズス」と「イン・パラディスム」を聴いた。

久しぶりに聞くけれど、やはりいいですね。「ピエ・イエズス」はフォーレが推敲を繰り返した曲で、そのくねくね感がたまらない。
「イン・パラディスム」をレクイエムの最後に付けたのは、フォーレ最大のヒットであろう。

N響アワーのゲストは日野原重明さんで、「悲しいときには悲しい曲を聴くのがいい」ということを言っていた。私には音楽療法はよくわからないので正しいとも誤っているともいうことはできないが、最近は悲しいときにこの曲を聴くことはない。悲しいことがないのは、幸いだ。


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2008年01月05日

1月4日の「のだめカンタービレ」

1月4日に放映された「のだめカンタービレ」のビデオを見ていたら、千秋真一がリヨン駅を出てのだめと別れるときに、フォーレの「シシリエンヌ(シチリアーノ)が流れていた。この曲は劇中では、恋人どうしが語り合うときに使われる曲なのだ。

ともあれ、千秋真一はコンクールに優勝した。おめでとう。
posted by まりんきょ at 15:23| | | フォーレ

2007年12月07日

週刊金曜日にフォーレの音盤が紹介される

週刊金曜日という硬い雑誌に、フォーレの音盤が紹介されていた。この音盤を買いに行こう。
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2007年11月13日

フォーレ協会の演奏会を聞きにいく

フォーレ協会主催の演奏会が東京文化会館で行われたので聞きに行った。出色は東誠三氏の演奏だった。これには心底参った。
他のみなさんもなかなかいい演奏だったと思う。後ほど個別の感想を述べる。

posted by まりんきょ at 23:59| | | フォーレ

2007年10月05日

迷宮美術館にてバラードの一節が聞こえたようだ

NHKの迷宮美術館にチャンネルを合わせていたが、私は雑誌に夢中だった。
ある人が「さっき、フォーレのバラードをやっていたのに」と指摘したのに、私は気づかなかった。ある人は怒り、テレビを消してしまった。

後日知人から、「迷宮美術館でフォーレのバラードがちょっとだけ聞こえましたね」と尋ねられたので、先の顛末を話した。
posted by まりんきょ at 23:59| | | フォーレ

2007年09月14日

エレジーが使われたドラマ

つれあいの報告によれば、9/14再放送された「相棒~シーズン5スペシャル」で、 葬儀のようなシーンでフォーレの 「エレジー」の冒頭部分が使われたらしい。
posted by まりんきょ at 00:00| | | フォーレ

2007年07月17日

バラードの練習

今年の9月9日、フォーレのバラードを弾く。もう2ヶ月を切ったが、まだ仕上っていない。きのうも少しだけ練習した。

重点を置いて練習をしたのは76小節から78小節まで。右手と左手が反行する箇所で、76小節の半音階と全音階の区別をつけること、77小節の左手の跳躍をきちんと弾くことに時間を費した。

リズムを変えながら練習すると、面白い。昔やっていたはずなのだが、すっかり忘れてしまったこのリズム変えを教えてくれたのは同居人だった。ありがたいことだ。
posted by まりんきょ at 06:47| | | フォーレ

2007年07月09日

シチリア組曲

きのうのN響アワーは舞曲の特集だった。そのなかで「シチリア舞曲」が取り上げられていて、この代表としてフォーレのシシリエンヌとモーツァルトのピアノ協奏曲第23番の第2楽章放映された。

フォーレはずっと「シシリエンヌ」で覚えていたので「シチリア舞曲」というテロップが出たときには違和感が残った。また、モーツァルトの曲も、シチリア舞曲としては初めて聞いた。
posted by まりんきょ at 22:59| | | フォーレ

2007年06月09日

すぐあきらめる

フォーレのバラードのスコアから、ピアノパートを、少しずつ楽譜清書ソフトに入れていた。80%入れたかな、と思ったそのとき、不吉なメッセージが表示された。

ファイルを保存して、その後再度読み込ませたが、「ファイルが壊れています」と表示されるのみ。

がっかりしたが、こういうとき私は怒らない。コンピュータは、ソフトウェアはこういうものだと諦めてしまっている。

ではどうするか。もう一度やるしかないだろう。

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2007年06月03日

ホームページを見直す

5月は、自分のホームページを見直す月である。少しずつ時間をとって、誤字や誤認があるところは直した。
ホームページのメンテナンスは大変だ。
でも、けっこう自分のホームページを見るのは好きだ。
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2007年05月28日

蝶々を聞く

きのうのN響アワーは、チェリストの藤森亮一が出演していた。彼がスタジオで弾く曲を楽しみにしていたら、何とフォーレの「蝶々」だった。うれしい半面、もっと有名な曲があるはずなのに、と疑いもした。

結局、華々しい技巧とのびのびした歌の両方を一度に聞かせられる小品として、この曲が一番適しているのだろう。
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2007年05月23日

日本フォーレ協会の演奏会に行く

東京文化会舘で行われた日本フォーレ協会主催の演奏会に行ってきた。休憩時にロビーに出てみると、フォーレ愛好家のX氏が居たので挨拶した。終演後、たまたま帰る方向が同じなので、ある駅の居酒屋で今回の演奏会の感想などを語り合った。
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2007年05月08日

何を弾くか

銀座の某所で弾いたフォーレは、夜想曲第6番だった。それ以外の曲は、暗譜では弾けない。

M先輩は、夜想曲なら2番か4番かなあ、とつぶやいていた。2番はほとんど練習をしていない。4番は結構練習したが、覚えきれなかった。

甘さでは4番が随一だから、練習を再開したい。しかし、今の私は、バラードをきちんと覚えるのが先である。

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2007年03月11日

バラードの演奏を聞く

バラードの演奏を聞く。5種類の演奏を聞くが、どれにも満足できない。だからこそ自分で弾くのだが、もっと満足できないだろうな。
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2007年02月13日

やさしい曲

私が小さかったとき(十歳ごろ)、 いろいろな曲を弾きたいと思ったのに、難しくて弾けない曲が多かった。 今でもときどき、そのときの悔しい感情を思い出す。 変ホ長調という調性でさえ、フラットが3つもあることで怯えていた。

そして、都合のわるいことに、近代の作曲家は、自分の書きたいように書く。 だから、ピアノも難しい曲が多い。フォーレのピアノ曲も、易しい曲は少ない。

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2006年11月13日

のだめカンタービレで

本日放映の「のだめカンタービレ」で、フォーレの「シシリアーノ」がちょっとだけ出てきた。フォーレファンとしては、少しだけでも出てくればありがたい。

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2006年10月22日

ハープのための即興曲Op.86

N響アワーを見ていた。この日はハープの特集であり、ハープの説明があったのだが、背後で流れていたのがフォーレの即興曲だった。数あるハープの曲の中からこれが選ばれたのは、フォーレファンにとって非常に誇らしい。
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2006年10月15日

フォーレの話をする

たまたま、近くに住んでいる方で、フォーレが好きな方がいる。この日は、その方とフォーレを含めていろいろな話をした。

ちょっと困ったことがある。私が好きな作曲家はフォーレとスカルラッティなのだが、次に好きな作曲家は誰か。これを聞かれて弱った。バード、ギボンズ、マルティヌー、コープランドあたりは好きだが、あまりよく知らない。ハイドン、バッハ、シューベルトも好きだが、偉大過ぎる。自分の等身大で好きな作曲家は誰になるのか、当分探すことになるだろう。

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2006年10月05日

日本経済新聞でフォーレの新刊を知る

きのう、電車で隣の人の日経新聞を見ていた。1面の広告に「フォーレ」の文字があった。よく見ると、ジャンケレヴィッチのフォーレの訳書であった。

http://www.shinhyoron.co.jp/cgi-db/s_db/kensakutan.cgi?j1=4-7948-0705-8

味気ない電車の中で、一瞬気分が和らいだひとときだった。

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2006年08月22日

憂鬱(Spleen)

2週間ぐらい前のNHK「フランス語会話」で、詩の朗読があった。ヴェルレーヌの"Spleen"であった。これはひょっとして、と思ったら、期待通り「この詩はフォーレやドビュッシーが曲を付けています」という解説があった。よしよし。

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2006年07月30日

ペレアスとメリザンド

大阪シンフォニカー交響楽団の「ペレアスとメリザンド」をNHK教育テレビで聞いた。改めて、いい曲だと思った。
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2006年06月20日

昔買ったCD

パスカル・ロジェとイザイ四重奏団のフォーレを聴いた。 昔買ったことをすっかり忘れているのだから、困ったものだ。
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2006年06月15日

フォーレ協会のコンサート

フォーレ協会のコンサートに行く。

帰りは、前行った回転寿司屋に行ってしまう。

http://marinkyo.seesaa.net/article/9640464.html

なんと、19皿半も食ってしまった。「半」というのは、頼んだ蝦蛄が1カン分しかなかったがそれを食べたことである。学生時代は20皿を普通に食っていたが、この年になって食えるとは知らなかった。前回よりも更に財布と腹が痛んだ。

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2006年05月25日

フォーレのレクイエムを読む

通勤電車で本を読むことに飽きたので、楽譜を読んでみることにした。
昔買った Dover のフォーレのレクイエムの楽譜を読んでみた。

Offertoire のカノンの精妙さを見て楽しむことができた。
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2006年01月24日

ぺレアスとメリザンド

おととい日曜日のN響アワーを見ていたら、フォーレの「ペレアスとメリザンド」の「糸を紡ぐ女」を放映していた。その後で、シベリウスの同名曲を放映していた。この対比の妙を司会の池辺氏が解説していた。

シベリウスの同名曲があるのは知っていたが、聴いたのは初めてである。冴えた曲ではなさそうだが、全体を通して聴くとあたらしい発見があるのかもしれない。

posted by まりんきょ at 23:42| | | フォーレ

2005年11月17日

岡田博美ピアノリサイタル

上野の文化会館小ホールにて、岡田博美ピアノリサイタルを聴く。前半はフォーレ、後半はブラームスのプログラムだった。どちらもすばらしく、充実した時を過ごせた。安い席(2000円)だったので、非常にお値打ちだった。

私の席の隣にはイケメンと別嬪のカップルがいたが、二人にもこのピアニストの凄さがわかっただろうか。
posted by まりんきょ at 23:42| | | フォーレ

2005年11月15日

堀江真理子の室内楽

カザルスホールにて行なわれた、堀江真理子ピアノによるフォーレの室内楽を聴きに行った。
ピアノ四重奏曲第2番とピアノ五重奏曲第2番の2曲であった。
どちらも生演奏は初めて接する曲であり、大変感慨深かった。
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2005年11月09日

フォーレの歌曲

東京文化会館小ホールで、田大成のテナーによるフォーレ歌曲を聞く。拍手が一曲ごとに入るのが多少興ざめだった。しかし、そんな瑣末なことより「リディア」から「幻想の地平線」まで、多くのフォーレ歌曲を生で聞くことができて、満足した。個々の感想は、後でそれぞれの曲の解説のページで触れるつもりだ。
posted by まりんきょ at 23:53| | | フォーレ

2005年06月30日

フォーレ協会

フォーレ協会の 「ペレアスとメリザンド」と 「イブの歌」を聴いた。 続きを読む
posted by まりんきょ at 23:58| | | フォーレ

2005年06月16日

チケットぴあ

フォーレ協会の「ペレアスとメリザンド」のコンサートが売り切れ間近いという。続きを読む
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2005年06月13日

Wikipedia

Wikipediaのフォーレのページを少し直した。多少は、衆智を集めた財産維持に協力したい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AC
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2005年05月02日

三重奏曲

フォーレの三重奏曲で、 トリオ・フォントネという団体の演奏を聴いた。 まだ好みにはいたっていないが、なにかありそうだ。
posted by まりんきょ at 22:28| | | フォーレ

2005年05月01日

ペネロペ

歌劇「ペネロペ」 を少し更新しました。
posted by まりんきょ at 22:43| | | フォーレ

2005年04月24日

ジャック・エルビヨン

フォーレの「優しい歌」をジャック・エルビヨンのバリトンで聞いた。 印象を記した。 いい感じだ。
posted by まりんきょ at 23:25| | | フォーレ

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MARUYAMA Satosi