1. オーバートレーニング走り過ぎないように 6. 近畿に少ない公認大会コース10kmはほとんど未公認
2. サブスリーのこだわり走るからには目指します 7. 速歩キロ10分21秒。歩きだけでゴールできる大会
3. 参加賞のTシャツ欲しい?資源の無駄 では 8. 泉州国際市民マラソン7,000円 日本一高いフル
4. 高すぎるウルトラ参加料せめて8,000円に 9. ランラング能力測定 予想タイムは3時間3分27秒
5. 距離は正しいか。マラソン大会短いから好記録  

6. 近畿に少ない公認コース
 2001年版全国大会ガイド(ランナーズ編集)を見ていてあることに気が付いた。近畿地方の日本陸連公認コースの大会が極端に少ないのである。フルマラソンは全国平均並みであるが20km・ハーフは11大会(13.5%、全国平均31.2%)しかない。中でも大阪府は「大阪シティハーフ」1大会だけである。これも大阪オリンピック誘致に失敗したのでなくなるのではとの噂もある。ちなみに福井県は公認ハーフは12大会もあり近畿6府県を合わせた数よりも多い。
さらに近畿で5kmと10kmのロードレースはそれぞれ年間100大会以上あるが公認コースは各3大会しかなく全国的に見て特異な地域になっている。5kmや10kmの公認ロードレースを泊まり込みで遠征する人も珍しいので関西在住のランナーは5kmや10kmの公認コースを走った経験がほとんどないことになる。もちろん私もない。
 参考(近畿の公認10km大会、四日市シティロードレース、淡路島うずしおマラソン、西脇子午線マラソンの3大会)


 なぜ近畿に5km〜ハーフの公認コースが少ないのかを考えてみた。近畿は人口密度が高いせいか参加者が容易に集まるようだ。大会草創期は公認コースなど関係なく安全で快適に走れるコースを用意すればランナーが集まった。その流れが現在まで続いているようである。同じように人口密度が高い関東も全国平均から見た公認の率は低いようである。逆に人口密度が低い北陸や東北などでは公認コースの大会が多い。つまり公認コースを大会のセールスポイントにしているのだ。また都会の大会は走力レベルが低い傾向にある。これは気楽に参加できるため経験の浅いランナーが多いからで初心者にとっては公認コースである必要は低いのかも分からない。
さら県民性の違いも公認コースが少ない理由ではないだろうか。ラテンののりの関西人は公認・未公認に関係なく楽しく走れれば大会に参加するので公認コースが重要視されていないのではないだろうか。もともと市民マラソンに手間のかかる公認コースなど必要なかったのかも分からない。新設の大会が他の大会と差別 化のため、魅力を増すために公認コースにしているのではないかと思われる。
  一般のランナーにとって公認コースにこだわる意味はあまりない。エリートマラソンの参加資格に必要なぐらいである。ただ我々鈍足のランナーにとっても自己ベストには執着心が強いようで自己ベストは励みにもなり目標にもなる。どうせ走るのなら正しい距離を走りたいものである。
 種目別公認率を見てみても距離が短くなるほど公認率は低くなる。短いほど競技志向が低いのか。
以上のデータでは山岳、クロスカントリーレース、トラックレースは省いた。
2001.7/15

 

 
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