クリスマスやお正月は、人を呼んだり家族でパーティをしたりする機会が多くなって、お料理のメニューや盛り付けをを考えるのもなかなか大変。特に盛り付けは、いつもよりもちょっと豪華にしたいと思ってもなかなか...ということも多いのではないでしょうか。メインのお肉料理だけ並べてもどうもいま一つ...そんなとき付け合わせとして活躍してくれるのがじゃがいも。いつもお世話になっているじゃがいもも、使い方次第で素敵なごちそうになるのです。今回はじゃがいもを使ったとても簡単なお料理を載せてみました。
じゃがいも好きなわたしは、もちろんマッシュ・ポテトも大好物。たかが潰したじゃがいも、と思うかも知れませんが、きちんと作ったマッシュはただの付け合わせには勿体ないほどおいしいですよ。簡単でおいしいマッシュ・ポテト、挑戦してみませんか？
☆ マッシュ・ポテト ☆
軽くふんわりした舌触りが好みなら男爵、ややねっとりした感じが好きならメイ・クイーンを使うとよいでしょう。最近よく見かけるキタアカリという品種は火の通りも早くてほくほくしたおいしいマッシュができますが、やや黄色みがかった色になります。真っ白なマッシュを作るなら男爵。
じゃがいも 1kg
牛乳 200ml
バター 50-75g
塩・胡椒 少々
1. 皮をむいて大きめに切ったじゃがいもを大きな鍋に入れ、たっぷりの水を入れる。塩をひとつまみ入れ、蓋をして強火で熱する。沸騰したら火を弱めて、じゃがいもが柔らかくなるまで20-25分ほど煮る。
2. ゆで上がったじゃがいもの水をよく切り、鍋に戻し入れて粒がなくなるまでしっかりつぶす。ポテト・マッシャーがあると便利。
3. 小さい手鍋に牛乳とバターを入れ、弱火でバターが溶けるまで熱する。（電子レンジを使ってもOK）つぶしたじゃがいもに注ぎ入れ、木製のスプーンで2,3分間、ふんわりとするまでよく混ぜる。必要なら弱火で温め直し、塩・胡椒で味をととのえる。温かいうちに食卓に出す。
* ふんわりとしたマッシュを作るには、たっぷり空気を含ませるのがコツ。マッシャーでよくつぶした後は木製のスプーンかハンド・ミキサーでかき混ぜてください。フード・プロセッサーは糊状になってしまうので使わないこと。
* 牛乳とバターを混ぜる前に温めるのも、マッシュをよりふんわりさせる秘訣。
わたしが子供の頃も、クリスマスになると毎年近所の親しい人などを呼んで、母がごちそうを作ってくれたものです。でもうちのクリスマス料理のメインは、よくあるチキンではなくて鮭、それに自家製のポテトサラダをたっぷり載せて焼いたもの。年末になると海の近くに住んでいる叔母から荒巻鮭がどーんと送られてくるため、それを消費する意味もあって母が考えたようですが、うちではこれがないとクリスマスが来た気がしない、という定番料理になってしまいました。ごくごく簡単なのですが盛り付け次第で結構豪華に見えて、野菜もたっぷり取れる...ということで、ここに載せてみることにしました。
☆ 鮭のポテトサラダ焼き ☆
鮭の切り身 4切れ
じゃがいも 中3-4個
にんじん 中1/2本
その他缶詰のとうもろこし（ホール）、グリーンピースなど 適宜
サラダオイル 大さじ1
マヨネーズ 適宜
塩、胡椒 少々 チーズ（好みで） 適宜
1. じゃがいもを皮ごとゆで、熱いうちに皮をむいてつぶす。サラダオイル大さじ1を混ぜる。いちょう切りにしてゆでたにんじん、その他の材料を混ぜ合わせ、最後に塩・胡椒、マヨネーズで味を整える。味付けは鮭の塩加減も考えて薄目のほうがよい。
2. オーブンの天板にバターを塗り、鮭の切り身を並べる。表にもバターを塗って、その上にポテトサラダを載せる。どっさり載せたほうがおいしいが、あまり多いと切り身になかなか火が通らないので注意。
好みで上にマヨネーズまたはチーズを載せ、オーブンで魚に火が通るまで焼く。
3. 焼き上がったものを皿に盛る。野菜などと一緒に大皿に盛るときれい。
と、わざわざ作り方を書くほどのこともないほど簡単なのですが、バター焼きの鮭とポテトサラダがよく合うのです。ポテトサラダはわざわざ作らなくても買えば、と思うかも知れませんが、自家製のものは市販のものとは比べ物にならないほどおいしいですよ。お歳暮の荒巻鮭が余って困った、というときにでも、試してみてはいかがでしょう。
マッシュ・ポテトレシピ参考文献 : BBC Good Food November 2001 issue p.33, Everyday Food: PERK UP YOUR MASH
鮭のポテトサラダ焼きレシピ : MY DEAR MUM!
completed 23.12.2001.