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QアンドA106
シンハラ・アイウエオと日本語あいうえお


日本語の「あいうえお」はシンハラ語の「アイウエオ」と共通するそうですが、本当に日本語もシンハラ語も同じ「あいうえお」なのですか。


No-106 2016-March-16 2017-July-01


   シンハラ語の「アイウエオ」、実は日本語と同じなのです。
 でもアが四つあります。これにはこんなわけがあります。アの短音と長音、アとエの中間のようなアェæという音の短音と長音が並んでいるのです。
 スリランカの子供たちも学校で「アイウエオ」を学習します。そのとき、こんな風に習っています。

ʌ
ɑː
アー
æ
アェ
æː
アェー
ɪ

イー
ʊ

ウー
ɛ

エー
ɒ
ɔː
オー

 「アイウエオ」だけどアーだったり、アェ、アェーだったり、日本語の「あいうえお」より音の数が多そうです。それで、スリランカへ行くことになった人は、私の発音でシンハラ人に通じるだろうか、と不安になったりします。
 でも、訝ることはありません。シンハラ語の「アイウエオ」はアの音が二つある以外、日本語と同じです。短音と長音を並べるので多いと感じてしまうのです。

 シンハラ語の「あいうえお」をホーディヤと言います。言ってみれば「シンハラ50音図」です。でも、日本語50音図より子音の数が多くなっています。ここが戸惑うところ。カ行が二つあったり、タ行が四つあったりしますから。
 シンハラ語の「アイウエオ」に子音が多いのはスリランカが古代に仏教を取り入れたことと関係します。仏教はパーリ語です。パーリ語には複雑な発音を要求する子音がたくさんあるのです。仏教のパーリ語をシンハラ語に取り入れなかったら、シンハラ語の子音の数は日本語と変わりなかったのです。また、多くの文化をサンスクリットから取り入れたのでその影響もあります。日本語と同じ「あいうえお」を音の基礎に持つシンハラ語ですが、その発展の筋道は日本語と全く別の方向を進みました。日本語は音素を簡略にすることに熱中して自身の「あいうえお」さえ縮小しました。シンハラ語はパーリ語、サンスクリット語、英語などを正確に取り入れようとするあまり「あいうえお」の音素を増やしたのです。
 

シンハラ語の「アイウエオ」一覧

 この下にシンハラ・アイウエオを一覧にして表示しました。
 日本語あいうえおより音が多くて、ai auのような音も入っていて、ちょっと混乱します。でも、ここから会話で使わない音素を省くと、上に紹介した「アイウエオ」のように日本語の「あいうえお」と同じようになります。
 会話で使わない音素は主にサンスクリットなどの移入語に由来するもので、それらの音を外すともっとも初期のシンハラ・アイウエオ、スッダ・シンハラが現れます。最初期のシンハラ音素をスッダ・シンハラ(原義は白いシンハラ→転じて純粋シンハラ)と呼びますがこれは日本語のアイウエオと同じように単純な音素の集まりです。

 この下に示す音素一覧表は日常会話では使われることの少ない音のකෘ කෲ ඣ ඤ ඡ ඦ などや二つの音素の合成文字などを省いたシンハラ・アイウエオの簡略版です。カタカナで著した上付き小文字のハやヒの文字は気音を、スの文字は摩擦音を表します。


 シンハラ・アイウエオ一覧

ʌ
ɑː
あー
æ
あぇ
æː
あぇー
ɪ

いー
ʊ

うー
ɛ

えー
ɒ
ɔː
おー

あぃ

あぅ

කා කැ කෑ කි කී කු කූ කෙ කේ කො කෝ කෛ කෞ

kɑː
かー

かぇ
kæː
かぇー

kiː
きー

kuː
くー

keː
けー

kɔː
こー
kaɪ
かぃ
kaʊ
かぅ

ඛා ඛැ ඛෑ ඛි ඛී ඛු ඛූ ඛෙ ඛේ ඛො ඛෝ ඛෛ ඛෞ
kʰʌ
kʰɑː
kʰæ
kʰæː
ぇー
kʰɪ
kʰiː
kʰʊ
kʰuː
kʰɛ
kʰeː
kʰɒ
kʰɔː
kʰaɪ
kʰaʊ

ගා ගැ ගෑ ගි ගී ගු ගූ ගෙ ගේ ගො ගෝ ගෛ ගෞ

gɑː
がー

がぇ
gæː
がぇー

giː
きー

guː
くー

geː
けー

gɔː
こー
gaɪ
がぃ
gaʊ
がぅ

ඝා ඝැ ඝෑ ඝි ඝී ඝු ඝූ ඝෙ ඝේ ඝො ඝෝ ඝෛ ඝෞ
gʰʌ
gʰɑː
gʰæ
gʰæː
ぇー
gʰɪ
gʰiː
gʰʊ
gʰuː
gʰɛ
gʰeː
gʰɒ
gʰɔː
gʰaɪ
gʰaʊ


චා චැ චෑ චි චී චු චූ චෙ චේ චො චෝ චෛ චෞ
tʃʌ
ちゃ
tʃɑː
ちゃー
tʃæ
ちゃぇ
tʃæː
ちゃぇー
tʃɪ
tʃiː
ちー
tʃʊ
ちゅ
tʃuː
ちゅー
tʃɛ
ちぇ
tʃeː
ちぇー
tʃɒ
ちょ
tʃɔː
ちょー
tʃaɪ
ちゃぃ
tʃaʊ
ちゃぅ

ජා ජැ ජෑ ජි ජී ජු ජූ ජෙ ජේ ජො ජෝ ජෛ ජෞ
dʒʌ
ぢゃ
dʒɑː
ぢゃー
dʒæ
ぢゃぇ
dʒæː
ぢゃぇー
dʒɪ
dʒiː
ぢー
dʒʊ
ぢゅ
dʒuː
ぢゅー
dʒɛ
ぢぇ
dʒeː
ぢぇー
dʒɒ
ぢょ
dʒɔː
ぢょー
dʒaɪ
ぢゃぃ
dʒaʊ
ぢゃぅ


ටා ටැ ටෑ ටි ටී ටු ටූ ටෙ ටේ ටො ටෝ ටෛ ටෞ

tɑː
たー

たぇ
tæː
たぇー

てぃ
tiː
てぃー

とぅ
tuː
とぅー

teː
てー

tɔː
とー
taɪ
たぃ
taʊ
たぅ


ඨා ඨැ ඨෑ ඨි ඨී ඨු ඨූ ඨෙ ඨේ ඨො ඨෝ ඨෛ ඨෞ
tʰʌ
tʰɑː
tʰæ
tʰæː
ぇー
tʰɪ
tʰiː
ぃー
tʰʊ
とぅ
tʰuː
とぅ
tʰɛ
tʰeː
tʰɒ
tʰɔː
tʰaɪ
tʰaʊ


ඩා ඩැ ඩෑ ඩි ඩී ඩු ඩූ ඩෙ ඩේ ඩො ඩෝ ඩෛ ඩෞ

dɑː
だー

だぇ
dæː
だぇー

でぃ
diː
でぃー

どぅ
duː
どぅー

deː
でー

dɔː
どー
daɪ
だぃ
daʊ
だぅ


ඪා ඪැ ඪෑ ඪි ඪී ඪු ඪූ ඪෙ ඪේ ඪො ඪෝ ඪෛ ඪෞ
dʰʌ
dʰɑː
dʰæ
dʰæː
ぇー
dʰɪ
dʰiː
ぃー
dʰʊ
どぅ
dʰuː
どぅ
dʰɛ
dʰeː
dʰɒ
dʰɔː
dʰaɪ
dʰaʊ


ණා ණැ ණෑ ණි ණී ණු ණූ ණෙ ණේ ණො ණෝ ණෛ ණෞ

nɑː
なー

なぇ
næː
なぇー

niː
にぃー

nuː
ぬぅー

neː
ねー

nɔː
のー
naɪ
なぃ
naʊ
なぅ


ථා ථැ ථෑ ථි ථී ථු ථූ ථෙ ථේ ථො ථෝ ථෛ ථෞ
θʰʌ
θʰɑː
θʰæ
θʰæː
ぇー
θʰɪ
θʰiː
ぃー
θʰʊ
θʰuː
ぅー
θʰɛ
θʰeː
θʰɒ
θʰɔː
θʰaɪ
θʰaʊ


තා තැ තෑ ති තී තු තූ තෙ තේ තො තෝ තෛ තෞ
θʌ
θɑː
たー
θæ
たぇ
θæː
たぇー
θɪ
てぃ
θiː
てぃー
θʊ
とぅ
θuː
とぅー
θɛ
θeː
てー
θɒ
θɔː
とー
θaɪ
たぃ
θaʊ
たぅ


දා දැ දෑ දි දී දු දූ දෙ දේ දො දෝ දෛ දෞ
ðʌ
ðɑː
だー
ðæ
だぇ
ðæː
だぇー
ðɪ
でぃ
ðiː
でぃー
ðʊ
どぅ
ðuː
どぅー
ðɛ
ðeː
でー
ðɒ
ðɔː
どー
ðaɪ
だぃ
ðaʊ
だぅ


ධා ධැ ධෑ ධි ධී ධු ධූ ධෙ ධේ ධො ධෝ ධෛ ධෞ
ðʰʌ
ðʰɑː
ðʰæ
ðʰæː
ぇー
ðʰɪ
ðʰiː
ぃー
ðʰʊ
ðʰuː
ぅー
ðʰɛ
ðʰeː
ðʰɒ
ðʰɔː
ðʰaɪ
ðʰaʊ


නා නැ නෑ නි නී නු නූ නෙ නේ නො නෝ නෛ නෞ

nɑː
なー

なぇ
næː
なぇー

niː
にー

nuː
ぬー

neː
ねー

nɔː
のー
naɪ
なぃ
naʊ
なぅ


පා පැ පෑ පි පී පු පූ පෙ පේ පො පෝ පෛ පෞ

pɑː
ぱー

ぱぇ
pæː
ぱぇー

piː
ぴー

puː
ぷー

peː
ぺー

pɔː
ぽー
paɪ
ぱぃ
paʊ
ぱぅ


ඵා ඵැ ඵෑ ඵි ඵී ඵු ඵූ ඵෙ ඵේ ඵො ඵෝ ඵෛ ඵෞ
pʰʌ
pʰɑː
pʰæ
pʰæː
ぇー
pʰɪ
pʰiː
pʰʊ
pʰuː
pʰɛ
pʰeː
pʰɒ
pʰɔː
pʰaɪ
pʰaʊ


බා බැ බෑ බි බී බු බූ බෙ බේ බො බෝ බෛ බෞ

bɑː
ばー

ばぇ
bæː
ばぇー

biː
びー

buː
ぶー

beː
べー

bɔː
ぼー
baɪ
ばぃ
baʊ
ばぅ


භා භැ භෑ භි භී භු භූ භෙ භේ භො භෝ භෛ භෞ
bʰʌ
bʰɑː
bʰæ
bʰæː
ぇー
bʰɪ
bʰiː
bʰʊ
bʰuː
bʰɛ
bʰeː
bʰɒ
bʰɔː
bʰaɪ
bʰaʊ


මා මැ මෑ මි මී මු මූ මෙ මේ මො මෝ මෛ මෞ

mɑː
まー

まぇ
mæː
まぇー

miː
みー

muː
むー

meː
めー

mɔː
もー
maɪ
まぃ
maʊ
まぅ


යා යැ යෑ යි යී යු යූ යෙ යේ යො යෝ යෛ යෞ

jɑː
やー

やぇ
jæː
やぇー

jiː
いー

juː
ゆー

jeː
えー

jɔː
よー
jaɪ
やぃ
jaʊ
やぅ


රා රැ රෑ රි රී රු රූ රෙ රේ රො රෝ රෛ රෞ

rɑː
らー

らぇ
ræː
らぇー

riː
りー

ruː
るー

reː
れー

rɔː
ろー
raɪ
らぃ
raʊ
らぅ


ලා ලැ ලෑ ලි ලී ලු ලූ ලෙ ලේ ලො ලෝ ලෛ ලෞ

lɑː
らー

らぇ
læː
らぇー

liː
りー

luː
るー

leː
れー

lɔː
ろー
laɪ
らぃ
laʊ
らぅ


වා වැ වෑ වි වී වු වූ වෙ වේ වො වෝ වෛ වෞ

vɑː
わー

わぇ
væː
わぇー

viː
ゐー

vuː
うー

veː
ゑー

vɔː
をー
vaɪ
わぃ
vaʊ
わぅ


ශා ශැ ශෑ ශි ශී ශු ශූ ශෙ ශේ ශො ශෝ ශෛ ශෞ
ʒʌ
ʒɑː
さー
ʒæ
さぇ
ʒæː
さぇー
ʒɪ
ʒiː
しー
ʒʊ
ʒuː
すー
ʒɛ
ʒeː
せー
ʒɒ
ʒɔː
そー
ʒaɪ
さぃ
ʒaʊ
さぅ


ෂා ෂැ ෂෑ ෂි ෂී ෂු ෂූ ෂෙ ෂේ ෂො ෂෝ ෂෛ ෂෞ
ʃʌ
しゃ
ʃɑː
しゃー
ʃæ
しゃぇ
ʃæː
しゃぇー
ʃɪ
しぃ
ʃiː
しぃー
ʃʊ
しゅ
ʃuː
しゅー
ʃɛ
しぇ
ʃeː
しぇー
ʃɒ
しょ
ʃɔː
しょー
ʃaɪ
しゃぃ
ʃaʊ
しゃぅ


සා සැ සෑ සි සී සු සූ සෙ සේ සො සෝ සෛ සෞ

sɑː
さー

さぇ
sæː
さぇー

すぃ
siː
すぃー

suː
すー

seː
せー

sɔː
そー
saɪ
さぃ
saʊ
さぅ


හා හැ හෑ හි හී හු හූ හෙ හේ හො හෝ හෛ හෞ

hɑː
はー

はぇ
hæː
はぇー

hiː
ひー

huː
ふうー

heː
へー

hɔː
ほー
haɪ
はい
haʊ
はう


ළා ළැ ළෑ ළි ළී ළු ළූ ළෙ ළේ ළො ළෝ ළෛ ළෞ

lɑː
らー

らぇ
læː
らぇー

liː
りー

luː
るー

leː
れー

lɔː
ろー
laɪ
らい
laʊ
らう


シンハラ・アイウエオ日本語あいうえお

 シンハラ語は母音も子音も音素が多いのですが、体系として日本語あいうえおと同じだということが分かります。そして、シンハラ語アイウエオからは日本語あいうえおから読み取れないもう一つのことが分かります。
 それは「アイウエオ」は音素の分類を理論立ててつくられているということです。
 シンハラ語も日本語もアイウエオ表を、まず、母音-子音に分けます。シンハラ語の子音は更に 軟口蓋子音ක ඛ ග ඝ ඞ ඟ 、口蓋音ච ඡ ජ ඣ ඤ ඦ 、歯茎音ට ඨ ඩ ඪ ණ ඬ 、歯音ත ථ ද ධ න ඳ、両唇音ප ඵ බ භ ම ඹ 、半母音の鼻濁音、その他の摩擦音などර ල ව ශ ෂ ස හ ළ ෆ の順に整理されて並んでいます。この下の表のように整然とした音韻体系が汲まれているのがシンハラ語のアイウエオなのです。

シンハラ語の子音(子母音)

軟口蓋音
清音 濁音 鼻音 鼻濁音
kʰʌ gʰʌ ŋʌ ngʌ

硬口蓋音
清音 濁音 鼻音 鼻濁音
tʃʌ tʃʰʌ dʒʌ dʒʰʌ ɲa nd͡ʒa

歯茎音
清音 濁音 鼻音 鼻濁音
tʰʌ dʰʌ ndʌ

歯音
清音 濁音 鼻音 鼻濁音
θʌ θʰʌ ðʌ ðʰʌ nðʌ

両唇音
清音 濁音 鼻音 鼻濁音
pʰʌ bʰʌ mbʌ

半母音

摩擦音など    
ʒʌ ʃʌ


 上の子音(子母音)の一覧表はシンハラ・アイウエオ発音練習のための大切な表にもなります。口の中で舌を置く位置が各表ごとに異なることをしっかりと教えてくれるからです。
 各表毎に舌の位置は同じ位置に固定されます。シンハラ語にはタがいくつもある、ダもたくさんある、ナとラもふたつづつある、などと私たちは戸惑ってしまいますが、この表で音の種別ごとに発音練習をすればそれらの「違いが分かる」ようになります。
 口蓋音、歯音、歯茎音などと分けるのは、これが発声の時の舌を当てる場所を表わしているのです。軟口蓋音は舌を口の奥の上に当て、硬口蓋音は歯茎に近いほうの口腔の上に当てます。両唇音は上下の唇を軽く合わせてから発音します。摩擦音は口を閉じ加減にして息を出せばhやf音に、舌を口先に伸ばして、口を開けながら舌を口の中へ引いて音を出せばsやss音になります。
 また、ハル・キリーマという符号を使って子音を表すこともできます。たとえば、kaは子音を作る符号を加えてක් とすれば k の音になります。

 もともとはシンハラ語だって同じ音の子音がこんなにたくさんあったわけではありません。日本語の「あいうえお」と同じだったのです。練習してゆくと、音の違いが聞こえて来ます。シンハラ人はこの音の練習を子供の時にしこたまやるのです。
 シンハラ・アイウエオの音素理論はサンスクリットが完成させました。パーリ語が仏教とともにシンハラ語に取り入れられ、後にサンスクリット音素理論でシンハラ・アイウエオがさらに修正され今日のシンハラ語アイウエオが形づくられました。パーリ語とサンスクリットを受け入れた結果、音の数がこうして大幅に増えました。
 シンハラ語はサンスクリットのアイウエオ理論を重要視します。日本語はサンスクリットの流れを引く悉曇のアイウエオ理論を継承しましたがシンハラ語に取り入れられたサンスクリットの音素理論をスルーしてしまいました。サ行とハ行が子母音一覧の中間に置かれて音素体系を崩しています。音素の異音などと言って音の数を削ってしまいました。日本語とシンハラ語の違いは唯々ここにあります。音素理論への取り組みのところで日本語あいうえおはインド発祥のアイウエオ理論を見事に崩してしまうのです。

 これだけ進化したシンハラ語。でも、シンハラ語には言語の古代性が宿っています。古代性では日本語より頑固で、例えばFファの音はいつまでもP音のままです。ここが何とも素晴らしい。ここもまた、日本語とは展開の仕方が違っています。
 もともとのシンハラ語は日本語のような単純な母音(アイウエオ)と簡単な音節(カ行以降の音)しかありませんでした。ほとんど現代日本語の音素だけで間に合ってしまう。
スリランカの古代王国を実際に訪ねることができるなら(そのうち時間を思いのままに旅できるかもしれない)、現代日本語の「あいうえお」だけでスリランカを歩き回れる。スリランカの魅力の一つは古代文明の優雅さにありますから、そんな時代にスリップできる歴史ツアーの誕生を楽しみに待ちましょう。