IPEN 水銀監視プロジェクト
2013年1月 世界の水銀ホットスポット
情報源:Mercury Monitoring: Global Mercury Hotspots, January 9, 2013
http://www.ipen.org/hgmonitoring/

紹介:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2013年2月8日
更新日:2013年7月17日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/IPEN/Mercury_Monitoring/IPEN_Global_Mercury_Hotspots.html

 IPEN は、2012年度に実施した水銀監視プロジェクトにおいて、世界各地でIPEN参加メンバーが収集し、米国の生物多様性研究所(BRI)が分析した魚と人の毛髪サンプル中の水銀濃度に関する報告書「世界の水銀ホットスポット」 を、ジュネーブで開催された第5回水銀条約政府間交渉会議(INC5)の直前の2013年1月9日に発表しましたので、以下に日本語化して紹介しました。アルバニア、カメルーン、クック諸島と日本、チェコ、インドネシア、メキシコ、ロシア、タンザニア、タイのレポートからなっています。

■世界の水銀ホットスポット
IPEN / Global Mercury Hotspots

 日本からはIPENメンバーとして当研究会が参加し、多くの方々の協力を得て毛髪及び魚のサンプルを収集し、毛髪の結果は「報告書−日本(東京)とクック諸島(ラロトンガ島)の比較」に、魚の結果は「世界の水銀ホットスポット」データ・サマリー( 日本語パワーポイント pdf 版)に示されています。

 ◆毛髪サンプリング:日本から20サンプル(男女各10サンプル東京19人、大阪1人)
 ◆魚サンプリング
   ・大間/三厩(みんまや)クロマグロ:9サンプル
   ・水俣・不知火海カサゴ:9サンプル
   ・水俣・不知火海マアジ:9サンプル

尚、BRIの魚の水銀濃度の分析手法は”EPA SW-846 Method 7473”であり、総水銀(Total Hg)を測定していますが、 測定された水銀の大部分はメチル水銀であると考えられます。



化学物質問題市民研究会
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