フランスのテレビで放映された
新たな調査フィルム
『Endocrination』

情報源:A new investigative film released this summer on French TV
"Endocrination" by Stephane Horel
http://youtu.be/6ks5OSVDl00

紹介:安間 武(化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2014年9月12日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/edc/EU/2014_Endocrination_YouTube.html


YouTube 英語版
http://www.youtube.com/watch?v=6ks5OSVDl00&feature=youtu.be
YouTube 仏語版
http://www.youtube.com/watch?v=doJdv4yxEoI&feature=youtu.be

 ヨーロッパの環境団体 HEAL によるこのフィルムの概要を以下に紹介します。

概要
 EUの活動拠点ブリュッセルで、EUの内分泌かく乱物質規制を遅らせている背景にある真実を伝えるステファン・ホレル(Stephane Horel)による新たな調査フィルム”Endocrination”は、今年の夏にフランスのテレビで放映された。

 このフィルムには、学者、EU 科学担当者、欧州委員会担当者、NGO代表、化学物質及び農薬産業の代表など、内分泌かく乱物質に関わる多くのよく知られた人々が登場する。(訳注:例えば元欧州環境庁のデービッド・ギーさんが予防原則や企業のロビー活動などを語る。)

 内分泌かく乱物質の規制は、ブリュッセルで秒読みが始まっている。EUでは、子どものホルモン系をハイジャックし、彼らの健康を損なう内分泌かく乱化学物質の禁止を検討しているが、潜在的な規制は、広範な経済権益からの脅威にさらされている。

sastute_baby.jpg(10715 byte)
 フィルムの構成は、将来の世代に託されたひとりの明敏な赤ちゃんが、産業界、科学者、そしてNGOs が内分泌かく乱物質規制の影響のために戦うヨーロッパの民主主義の調査の場の背景を案内するという作りになっている。

 18か月の調査の結果、企業の影響に対する欧州の制度の甘さと過敏性を暴露する。独立系研究者への攻撃、科学の道具化、利益相反。このフィルムはまた、来たるべき規制を回避するために、タバコ産業界の道具箱から借りた、化学会社や農薬会社のロビーにより用いられる様々な戦略を明らかにする。

Ms. Ge'non K. Jensen
Executive Director
Health & Environment Alliance (HEAL)


訳注:関連情報


化学物質問題市民研究会
トップページに戻る