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2006年 松江・能を知る集い:ことばと音を組み立てよう!
2006年「松江・能を知る集い」は、終了しました。
2005年に引き続き、2006年も「松江・能を知る集い」を開催します。多数のご参加をお待ちしています。

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© 2004 石原まゆみ(イラスト)、石川陽春(デザイン)
- 日時
- 2006年3月5日(日) 10:00~17:00
- 会場
- 松江市総合文化センター 2階 大会議室
- 参加費
- 無料
- 定員
- 70名
- 講師
- 槻宅聡(能楽森田流笛方/安来市出身)
- 安田登(能楽下掛宝生流ワキ方)
- 水野ゆふ(舞台俳優)
- 主催
- 松江市
- 能の大成者である世阿弥(ぜあみ)は「能の台本を書くことは、この道において命とも言うべき大切なことである」と書き残しています。今でこそ演目が固定している観のある能楽ですが、草創期にはすぐれた作品を作り続けることが劇団経営の必要条件でした。その際、「本説(ほんぜつ)正しい」こと、つまりよく知られていて人気のある題材をもとに一曲を仕立てることが手法として重んじられました。
- 西野春雄氏(法政大学能楽研究所)の調査によると、過去百年間の新作能は360曲を数えます。多くの能楽師が、各時代の「本説」を模索しつつ、新しい作品への情熱と工夫を絶え間なく注ぎ続けていることがわかります。その中には外国の文物に取材したもの、異分野とのコラボレーションも少なくありません。
- 水野・安田・槻宅が共演した、能と新劇による「二人のノーラ」(原作はイプセン「人形の家」)もそのひとつで、これを機縁として昨年12月、3人は近現代作品の朗読上演を試みました。このワークショップではその中から夏目漱石の「夢十夜」を皆さんのご参加により作り上げ、能作品の成立をより根源的に体験していただきます。
内容(予定)
- 「かたり・せりふ」ワークショップ1
- 「かたり」と「せりふ」は、台本を舞台上に現前する基本の行為です。よく混同されがちな両者ですが、実は全く違うものです。能楽師と新劇俳優の2人の役者が、それぞれの方法で「かたり」と「せりふ」の違いについて皆さんと一緒に探り、台本を読むための具体的なヒントを提供します。
- 「はやし」ワークショップ2
- 「はやし(はやす)」ということばの厳密な意味を探り、「かたり」と「せりふ」を生かすための演奏手法、とくに「アシライ」という方法を重点的に使って作品を作り上げます。楽器を演奏できる方は楽器で、他の方は声あるいは手足を使います。
※可能な方は楽器をお持ちください(電気で増幅しないもの、持ち運び容易なものに限らせていただきます)。 - 全体パフォーマンス [ 全員参加 ]
- それぞれのワークショップで作り上げたことばと音のパーツを組み立てて、ひとつの作品に仕上げます。
講師
- 槻宅聡
- つきたく・さとし……能楽森田流笛方。1961年、島根県安来市荒島町生まれ。島根県立松江南高等学校卒業。1993年、国立能楽堂第2期研修修了。故・寺井啓之、中谷明(ともに重要無形文化財総合指定)に師事。1996年、「翁 おきな」初演。2003、「道どう 成 じょう寺じ」初演。
- 安田登
- やすだ・のぼる……能楽下しも 掛 がかり宝生流ワキ方。米国Rolf Institute公認ロルファー。1956年生まれ。東京を中心に舞台を勤めるが、朗読、群読の出演、演出、指導も行う。国内外で学生・生徒対象のワークショップを行うためのNPO「天籟(てんらい)」を創設。近著『能に学ぶ身体技法』(ベースボールマガジン社)。
- http://www.noboru.com/
- 水野 ゆふ
- みずの・ゆう……舞台俳優。演劇プロダクション木山事務所所属。東京出身。「かもめ」「紙屋悦子の青春」「新・ワーグナー家の女」「ヘッダ・ガブラー」他、映画・ラジオ・VP等に出演。2005年夏、能と新劇による「二人のノーラ」(原作はイプセン「人形の家」)の主演・ノーラ(ノラ)役としてヨーロッパ・東京公演を行う。
参加申し込み方法
fax、電子メール、はがきで下記までお申し込みください。それぞれ、
- タイトル:「能を知る集い」参加希望
- 氏名
- 郵便番号・住所
- 電話・fax番号、メールアドレス等確実な連絡方法
- 楽器をお持ちいただける方は楽器の種類
を記載してください。申し込み多数の場合、抽選といたします。
- 応募締め切り
- 2006年2月28(火)必着
- お申し込み先
- 松江市観光振興部観光文化振興課
〒690-8540 松江市末次町86 - 電話
- 0852-55-5293
- fax
- 0852-55-5564
- 電子メール
- kankou@city.matsue.shimane.jp
会場

松江市総合文化センター 2階
- 所在地
- 松江市西津田6丁目5-44
- 電話
- 0852-27-6000
- 交通
- 松江市営バス [ 8-1 ] 南循環線外回り6分
- 松江市営バス [ 4 ] 竹矢・馬潟(文化センター入口下車)
- 松江市営バス [ 6 ] 市立病院(文化センター前下車)
- 一畑バス:[ 24 ] 八重垣(桧山経由)(美月下車)
- 日ノ丸バス:米子駅(文化センター東入口下車)
- 駐車場
- 隣の市営白潟駐車場をご利用下さい(会場にて無料駐車券を配付します)。
お問い合わせ
「松江・能を知る集い」実行委員会
- 電話
- 090-7122-2940(事務局)
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