道尽きて 陽は天にあり 世界はわたくしを立たせ 走る地平がないのなら 犬のように穴を掘り これがわたしの地平である 寝転べば やはり空は高く 星が階層して回る 思い出は固く 他人のようだ すでにわたしは放たれている 道尽きて 他人のわたしが立っている 空を晒して立っている