るーとらの秘密基地
松吉
■詩集『サマータイム』
  ●花
●走る野鹿
●あれは幻
●雪がつもる
●道尽きて
●夜明けの寒さに
●summertime
●ひと夏の経験
●笛
●青空
●夜の蝉
●老子
●砂漠の駱駝
●恋する惑星
●光る乗客
●空の深さ
●猿が哭く
■日のすきま
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■月のすきま
■カイエ
■詩集『日の採集』
■詩集『ひまわり』
■くうくう!
■MK対話

いつか
花をくれたひとがいた
空缶に水をいれ
毎日みていた
外から帰ると
部屋中に花の匂いがした

哀しみは
何処からくるのか
幼年時があり
ゆけなかった丘がある
陽が射して
たくさんの花が咲いていた

空を
垂直にできるなら
身もこころも投げだして

花になる