北海道航空問題研究会(HAPS)

4.整備会社の誘致



@新千歳空港への航空機整備事業の誘致


1.はじめに

新千歳空港はわが国では数少ない大型空港であり、隣接の千歳飛行場を合わせると4本の滑走路がある上、周辺にも利用可能と見られる土地も多い。 故に、同空港への航空機整備事業の誘致は時宜を得たテーマであると確信する。 実は、このテーマについては筆者も長期にわたって取り組んだ経緯があるが、これまでの結果としては何ら成果を上げるに至っていない。その反省を含めて、本稿を取りまとめた。


A国産地域航空機サービスセンター
〇年〇月〇日


1.目的
 第二次大戦後の初の国産旅客機YS-11が開発されてからすでに40年余りが経過した。 その間、YX、YSXなどといくつかの計画が持ち上がったが、米国ボーイング社の航空機開発に参加と言う形でしか進展せず、国産旅客機と胸をはって言えるプロジェクトは今まで実現していない。

ところが昨年度から経済産業省が「環境適応型高性能小型航空機研究開発」計画を発足させ、将来の商業生産を目的とする航空機の試作・開発プロジェクトをスタートさせた。 これを受けて既に我が国の航空機メーカーを始めとする関係団体で試作・開発する航空機の基本仕様の検討が始まっており、商業化には三菱重工株式会社(MHI)が主導することになっている。