驚異のメキシコ〜メキシコシティ(トラテロルコ)
 
Ciudad de Mexico(Tlatelolco)
 
 
メキシコシティ(トラテロルコ)
 

 
ベニト・フアレス国際空港
 


   
約束の都
世界一の人口、拡大する貧富の差、大気汚染、高い犯罪発生率。都市問題の縮図であるこの街は、しかし、アステカ以来の「都となるべく約束づけられた土地」なのです。その玄関口となるのが、街の東方郊外に拡がるベニト・フアレス国際空港。離発着時にはシティの全貌を眺めることができます。
   

       
 
騒音
盆地でいつも雲が垂れ込めているせいか、他の空港よりも音に迫力を感じます。飛行機が飛び立つたびに轟音で声がかき消され、会話が途切れちゃいました。
 
ラテン系
空港のターミナルビルは、年々増え続ける発着便数に合わせて無計画に増築が繰り返され、わかりにくいことこの上なし。ガイドさんいわく「ラテン系ですからね」。
 
ゴミ収集車
中南米きっての大きな空港だけに、出るゴミの量も半端じゃありません。みんなで寄ってたかって次から次へと収集車にゴミを放り込んでいました。
 

 
三文化広場
 


   
アステカ、植民地、現代
古代アステカの神殿、植民地時代の教会、そして現代の高層建築。異なる三つの文化を代表する建物が同じ場所に共存しているということで、メキシコの歴史を象徴する広場となっています。近くには1960年代に造られた、ラテンアメリカ最大と言われる労働者向けの団地もあります。
   

 
グアダルーペ寺院
 


   
総本山
ラテンアメリカのカトリックの総本山。混血民族のシンボルである褐色の肌をしたマリアがまつられています。もともとは18世紀に建てられた古い寺院ですが、傾いて危険になったため、隣に新しい寺院が建てられました。こちらは古い方。年代を感じさせますね。ていうか、遺跡みたいでしょ。
   

   
ミサ
実際に集会が行われるのは新しい方の寺院です。メキシコだけでなくラテンアメリカ全域から信者が集まるので、礼拝堂はかなりの収容人員があるようです。天井から吊り下げられたシャンデリアも何だかよくわからないほど豪華です。異教徒なので中に入るのは遠慮しときました。
   

   
門前市
寺院の出口には、マリアのイコンを始めとした宗教グッズの数々を売る露店が軒を連ねています。このあたりは万国共通ですね。どの品物も金銀キラキラに加えてメキシコらしく原色を多用しているので、あまりのカラフルさに見ていると眩暈がしてきます。旅行者向けのお土産にもいいかも。
   

 
街角の風景から
 


       
 
コロニアル建築
近代的な高層ビルが林立する中心街にも、スペイン植民地時代に建てられたと思しき古い建物がけっこう残っています。このコントラストがまたメキシコっぽいかも。
 
行先表示板
真っ直ぐ行くとソカロ、左に曲がるとレフォルマ大通り。このような表示が街中にあるので、地図を片手にひとりでぶらぶらしても意外と迷わないかも。
 
ラテンアメリカタワー
三文化広場から振り返るとラテンアメリカタワーが目に入ります。石油文明を象徴する44階建てのこの建物は、最上階がレストランや展望台となっています。
 

   
民芸品市場
三文化広場の近くには一大お土産センターがあります。駐車場には大型の観光バスが何台も停まっていました。絵皿なども綺麗なのですが、メキシコといえば何といってもソンブレロ。楽器を持った小太りの男たちがこの帽子をかぶって奏でるマリアッチは有名ですね。
   


   

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