驚異のメキシコ〜テオティワカン
 
Teotihuacan
 
 
テオティワカン
 

  メキシコシティから車で1時間弱、周囲を山に囲まれたなだらかな盆地に、エジプトを遥かに上回る巨大なピラミッドが建っています。アステカの言葉で「神々の座」を意味するその名に相応しい壮大な眺めに圧倒されます。紀元前後〜7世紀。  

 
ケツァルパパロトルの宮殿
 


       
 
埋まってた?
中庭が半地下になっていることを考えると、発見時は地面に埋まっていたことと思われます。向こうに見えるのは山ではなく月のピラミッドです。
 
イミテーション
ケツァルパパロトルの浮き彫りが見事な神殿の壁。どうも模型っぽいと思っていたら、案の定、復元されたものだとか。いくら観光用だとはいえ、安っぽ過ぎないか。
 
オリジナル
隣接するジャガーの宮殿に残る壁画は、オリジナルの色がよく保存されています。屋根と壁に覆われていたのが幸いしたのでしょう。やっぱりこうでなくちゃ。
 

 
月のピラミッド
 


       
 
段差60cm
月のピラミッドの階段は一段の高さが60cm以上もあります。はっきり言って、階段というより積み重ねた大箱です。両手を使ってよじ登るのに大変難儀します。
 
死者の道
しかしながら、頂上からの眺めは最高。王様になった気分です。街を南北に貫いて真っ直ぐに伸びる目抜き通りの北端に、月のピラミッドが位置しているからです。
 
太陽のピラミッド
太陽のピラミッドの全貌を捉えようと思ったら、月のピラミッドに登るしかありません。目線の高さが同じくらいの建物が他にはないからです。
 

 
太陽のピラミッド
 


       
 
正面
死者の道に面したこちらが、たぶん正面でしょう。かなり引いて撮ったんですが、それでも麓が画角に入りません。底辺の長さはおよそ225m。20ミリでもどうかな?
 
後悔先に立たず
その巨大さは決して写真ではわからない、と断言してしまいましょう。嘘だと思ったら登ってみて下さい。途中で必ず「止めとけばよかった」と後悔します。
 
登山
そう、これは「登山」なのです。階段は月のピラミッドほど厳しくありませんが、その分、延々と続きます。生半可な気持ちで挑戦しないように。
 

       
 
征服
ようやくのことで頂上に辿り着きました。登頂後の満足感は格別です。私のつたない経験の中では、今まで登ったどの山よりも充実していたな。「征服したぞ」って感じ。
 
高原
テオティワカン一帯は標高2000mを超える高原になっています。酸素も薄いので走るのはやめましょう。苦しい時は無理して登らないほうがいいみたいです。
 
お土産の道
太陽のピラミッドから、死者の道と交差して走る「お土産の道」。織物や民芸品を売る店が両側に連なっています。遺跡の一部かと勘違いするほど広い道幅です。
 

 
街角の風景から
 


       
 
竜舌蘭
お土産屋のオヤジによる竜舌蘭の説明。テキーラになる、紙になる、針と糸になる、などなど。ところでこのオヤジ、「なるほどザワールド」にも出演したことがあるそうです。
 
ビールを飲むロバ
この土産屋でオヤジとともに有名なのがこのロバ。ビール瓶をくわえたかと思うと、なんとグビグビと飲み出すではありませんか。当然、彼もTV出演経験は豊富です。
 
ルチャ・リブレ?
メキシコといえばルチャ・リブレ(プロレス)。ミル・マスカラスの毎試合異なる覆面は日本でも一世を風靡しました。プロレスファンの知り合いへのお土産に最適です。
 


   

  (C)1999 K.Chiba & N.Yanata All Rights Reserved