プラヌス

 ソール11遊星主の一人。素体状態はマントで全身を覆っているためその風貌は知られていないが、パーツキューブフュージョンすることによって戦闘用メカノイドとなることが出来る。メカノイド状態においては細身の女性的なシルエット、長大なスピアー(槍)を備えマントをなびかせる優美な姿をとる。ギリシャ神話における戦いの女神であるアテナを思わせるその姿に重ね合わせるかのように、複製された地球における戦闘ではギリシャ・アテネにおいて天竜神と激しい戦闘を繰り広げた。
 右腕に装備された専用スピアーはピア・デケム・ピットの衝角に匹敵する硬度と先鋭さを有し、高い貫徹性能を誇る。近接格闘用装備としても優秀であるが、その刀身はメーザー光線発振器を兼ね、装飾的な柄にはミサイル発射管12器を備えており、あらゆる距離での白兵戦に対応できる万能武装となっている。また左掌表面に張り付くように装備された専用シールドは半透明の美しさに似合わず、プラヌスの全身を覆う巨大さに比しては軽量でありながら、強固な耐弾性能を有すると同時に光学、エネルギィ兵器による攻撃に対する反射機能をも備えており、あらゆる攻撃に対する鉄壁の防御力を保証している。この両者を同時に装備したプラヌスは極めて高い戦闘能力を有しており、純戦闘用の合体ビークルロボである天竜神に対しても互角以上の戦いを展開していた。背面に装備された左右一対のマントは恐らく重力制御によって、プラヌスを飛行させているものと思われるが詳細は不明である。しかし、頭部に装備されたセンサーアイは標準的な性能しか有しておらず、天竜神の「光と闇の舞い」に対しては殆ど全く対応ができなかった。
 ピサ・ソールによる物質再生波動によって殆ど無限の再生能力を得ており、天竜神の「光と闇の舞い」、ダブル・リム・オングル、内蔵弾丸Xによる度重なる大破にも屈することなく、天竜神、ひいては光竜闇竜を大破、行動不能に陥れたが、ジェネシックガオガイガーゴルディオンクラッシャーによる単独突入によってピサ・ソールが消滅したことにより物質再生波動、および構造維持エネルギィの供給が絶たれてしまい、機体構造を維持できずに消滅した。
 三重連太陽系再生に際しては、敵対異星文明に対する実働戦力としてパルパレーパと共に前線に立つ事が想定されていたようである。確認されている限りでは、一言も発することはなく、その性格等も窺い知ることは出来ない。


 分類 Brave Robot type Mechanized Weapon
   型式 メカノイド
   所属 ソール11遊星主
 管轄 パルス・アベル(推定)
 製造 不明
 構成 プラヌス/パーツキューブ
   全高 30m(推定)
 重量 不明
   主動力 ラウドGストーン仕様GSライド(推定)
 動力源 ラウドGストーン
 搭載AI型式 プラヌス
   出力 over12000000kw(16000000馬力以上) (推定)
 最大出力 不明
 動重比率 不明
 推力 不明
 最大走行速度 不明
 最大飛行速度 不明
 巡航速度 不明
 稼動範囲 不明
 武装 専用スピアー(メーザー光線発振器、12連装ミサイル発射管内蔵)/専用シールド
 防御システム Gパワーバリア
 探知装置 不明
 航法システム 不明
 データリンク 不明
 通信装置 不明
 操作方式 フュージョン・システム
 フュージョン総所要時間 不明
   備考 プラヌスがパーツキューブとフュージョンすることで完成する戦闘用メカノイド。三重連太陽系防衛の実働戦力となるべく建造された。