パルパレーパ

   三重連太陽系復元システム・ソール11遊星主のうちの一体で、地球上で初めて確認された遊星種。人間の男性に酷似した外観を有し蝶のような羽根を持つ。怜悧な性格の持ち主でGGGの活動限界をついてパスキューマシンを奪回する、パレッス粒子を用いてGGGを生理学的に無害化するなど戦略に長けた一面を見せている。右腕に装備された万能マニュピレータは注射器形態や、メス形態に自在に変化し、各種状況に対応できるようになっており、個体でも高い戦闘力を有すると推測されるが、その本領は化学物質生成やその応用であるケミカルボルトといった高い化学物質制御能力である。その動力源であるラウドGストーンはアイパッチ状の装備の奥、右眼部に装着されている。
 三重連太陽系再生復元という任務遂行を至上の目的とし、GGGとの戦いでは常に最前線にあって猛威を振るい続けたが、同時に独自の戦闘哲学とも言うべき信条を固持してもおり、自身が「強者」と認めた者には一定の敬意を払い、GGGに対して敢えてその戦力を最大限発揮させるよう仕向けることもあった。それはまるで互いの総力を尽くした戦いをこそ欲しているかのようであり、パルパレーパ自身が当初から、遊星種とGGGの戦いが宇宙全体の存亡をかけた生存競争であることを強く意識していたことを窺わせる。自ら「創造主」を名乗り、「破壊神」たるジェネシックガオガイガーを強烈に敵視している。
   自ら操る分子構造モデル状のケミカルマシンとケミカルフュージョンすることで巨大機動兵器、パルパレーパ・プラスとなる。これによりパルパレーパ自身の化学物質制御能力は大幅に拡大、増幅されることとなる。更にドーピングシリンダーを使用しビルトアップすることで、動力源であるラウドGストーンを過剰活性させたパルパレーパ・プラジュナーへと変形することができる。弾丸Xと同様の原理でいわば暴走状態となったラウドGストーンはその限界を超えたエネルギィ放出によって、本来「天敵」であるはずのジェネシックガオガイガーとさえも互角の戦闘を行うことが出来るまでになるのである。
   見た目はもろに歯医者さん。声優は梁田清之さん。