形式番号およびＡＩボックスコードはＧＢＲ６。ＧＧＧ機動部隊所属ビークルロボでビークル形態はミキサー車。Ｇストーンとそれに伴うオーバーテクノロジーの世界各国への無償提供により中国の科学院航空星際部で雷龍と同時に開発された世界初の戦闘用ビークルロボットで、本来は機界文明に対する中国本土の防衛を主任務としていた。氷竜、炎竜のＡＩを基礎に軍事教練を中心とした独自の教育を施したＡＩシステムを搭載している。そのため初出撃である対ＺＸ−０５・脊椎原種戦においては人命救護よりも「敵の殲滅」を優先させた。開発当初から戦闘を前提としていた風龍、及び雷龍にとっては敵の殲滅こそが第一、自己の保全が第二であり、人命の尊重は第１４番目の優先事項に過ぎなかったからである。そのために共同作戦をとったＧＧＧとの間に諍いが生じている。
雷龍との同時、および合体運用を想定されていたが、敵の殲滅を最優先とし、第二に自己の保全を命じられていた風龍と雷龍は互いの連携と意思疎通が希薄なものとなっており、その結果シンパレートを上昇させることがかなわなかった。だが、氷竜と炎竜がその身を呈して風龍と雷龍を庇ったことをきっかけに、人命の尊重こそがＧストーンを持つ者の最優先事項であること、そして互いの信頼もまたそこから生れてくるものであることを学び、シンパレートを上昇、雷龍とのシンメトリカルドッキングを可能にした。対ＺＸ−０５戦後、雷龍とともに中国軍からＧＧＧへ出向という形で転属、ＧＧＧ機動部隊に籍を置くこととなる。
ＡＩの起動が雷龍よりも７秒早かったため雷龍を双子の弟として認識している。また氷竜、炎竜のことは「兄」兼「先輩」として敬慕しているようだ。氷竜と同じく右利きで物静かな性格ではあるが、口調も考え方も柔和で自然をこよなく愛する。また詩才にも恵まれ、光竜や闇竜の武装攻撃を詩情溢れる様子で称えたこともある。それが「プライムローズの月」や「シェルブールの雨」命名の由来ともなった。一人称は「私（わたし）」。
背面に装備された「攪拌槽（ジャオダンジィ）」で人工的に風（気体）を発生させることが出来、これをもちいた攻撃を専門としている。なおこの攪拌槽には空気を圧縮して貯蔵することができ、事前に空気を貯蔵しておれば宇宙や水中と言った空気が極端に希薄な環境下でも攪拌槽を用いた攻撃が可能となっている。胸のダイアル・ガンシャオドゥパの目盛りを変えることで装備モードを変更を行う。装備モードは「堤高（ティガオ）」で表され、１から４まで存在する。
雷龍とのシンパレートが９０％以上に達すれば、シンメトリカルドッキングにより「撃龍神｣となる。また、炎竜とのシンパレートが２００％に達するとシンメトリカルドッキングにより「強竜神」に変形合体する。対ＺＸ−０６・頭脳原種戦において超竜神がＥＳウィンドウの彼方へ姿を消してからはＧＧＧ機動部隊の一翼を担う者として責任感を強め、単機で原種にも対抗できる頼もしい戦力へと成長を遂げた。対機界新種戦では雷龍とともにＡＩボックスをドリルガオーに搭載、参戦している。
機界新種殲滅後は機体の修復完了と同時に正式の国連軍に編入され、故郷である中国の防衛任務についた。実は極度の潔癖症。
声優は山田真一さん。
ビークルロボ形態
分類 Ｇ−ｓｔｏｎｅ Ｄｒｉｖｅｄ Ｂｒａｖｅ
Ｒｏｂｏｔ
型式 ビークルロボ
建造国 中華人民共和国
所属 国際連合
全高 ２０．５ｍ
全幅 １０．５ｍ
重量 ２３５ｔ
搭載ＡＩ型式 ＧＢＲ−６ ＦＵＲＹＵ
ＧＳライドクラス 機密
構造 スーパーモノコック
動力 ウルテクエンジン・Ｇドライブ結合
出力 ３４００００ｋｗ＋（４５２０００馬力以上）
最大走行速度 ３２５ｋｍ／ｈ
飛行システム 攪拌槽
最大飛行速度 ０．９Ｍａｃｈ
組織変更総所要時間 ２１．７８０ｓｅｃ
バリアシステム Ｇパワーバリアシステムおよびトルネードフィールド
物理防御システム レーザーコーティングスーパーＧ装甲
兵装 攪拌槽
ビークルマシン形態
分類 Ｇ−ｓｔｏｎｅ Ｄｒｉｖｅｄ Ｂｒａｖｅ
Ｒｏｂｏｔ
型式 ビークルマシン
全長 1８．５ｍ
全幅 ５．０ｍ
輪距 ３．８ｍ
駆動装置 ウルテクＧモーター×８
前部ブレーキシステム エレクトリックパウダー・６ピストン・リムブレーキ
後部ブレーキシステム エレクトリックパウダー
最高走行速度 ３４０ｋｍ／ｈ
０〜１０００ｍの走行時間 ２１．３ｓｅｃ
搭乗可能人員数 ２名
特殊装備 攪拌槽
（重量、搭載ＡＩ型式、防御システムはビークルロボ形態時と同一）
備考 雷龍とのシンパレートが９０％を越えた時、シンメトリカルドッキングによって撃龍神へと変形合体する。また炎竜とのシンパレートが２００％に達すればシンメトリカルドッキングによって強龍神へと変形合体する。ザ・パワーを使用した場合、すべての数値は計測不能となる。