ティガオ
漢字では「堤高」と書く。中華人民共和国が開発した戦闘用ビークルロボット、風龍と雷龍の胸部に設置されたダイアル、ガンシャオドゥパの目盛りの数値を指す。通常時は「ティガオ0」の状態にあり(なお、数字はゼロ、ワン、ツー、・・・と英語読みをする)、ガンシャオドゥパに併設されているゲージ、ガンシャオビァオによって現在使用中の能力を知ることが出来るようになっている。
この「ティガオ」は風龍、雷龍ともに四つずつあり、それぞれの目盛りにあわせることで彼らの特殊装備である攪拌槽、雷楯のさまざまな機能を解放できる。以下は各ティガオとそれによって発現する機能の対応表である。
風龍
- ティガオ1・・・ジャオダンジィ後部から超圧縮気流を噴出、それを推力として飛行することが出来る。この際噴射する空気はジャオダンジィの側面から取り入れられており、この状態でもティガオ2、3、4を使用することが出来る。
- ティガオ2・・・風龍が最もよく使用する装備で、ジャオダンジィ前頭部より超圧縮空気弾「フォンダオダン」を発射することが出来る。「フォンダオダン」は別名「風のミサイル」とも呼ばれ、ある程度障害物を避けつつ目標に到達することが出来るほか、ジャオダンジィ内に空気を圧縮、貯蔵しておくことで宇宙空間でも使用が可能である。その威力はGSライドの出力に比例する。
- ティガオ3・・・風の防壁を機体の付近に発生させることが出来る。気流は風龍の機体全体を取り巻くように循環しており、ティガオ1使用時には地上の対空砲火に対するバリアともなる。
- ティガオ4・・・ジャオダンジィ前頭部より竜巻を放出、目標を粉砕する。その威力は風龍が発揮するものの中でもっとも強く、その反動に耐えるため、放射中は自らの体勢を保持する必要がある。そのため風龍自身も機動力をいかした動きが出来ない。よってこの能力はおもに拠点防御、および後方支援に使用される。
雷龍
- ティガオ1・・・雷龍背面に装備されたデンジャンホーを分離、その上に乗って飛行することが出来る。その際背中のアクティブバインダーが展開、飛行中のバランスを取る。風龍のティガオ1と同じくこの状態からでもティガオ2、3、4を使用することが出来る。
- ティガオ2・・・目標に対してレイドゥーンから放電する。放出された電気は地面や空気を伝わり目標の電子機器を破壊、機能を停止させる。対人武器としても使用が可能で、スタンガンと同様の効果を発揮するが、よほど出力を落としておかないと多くの人間は感電死することになる。
- ティガオ3・・・広範囲にわたって電気的防壁を展開、攻撃を防ぐとともに、その攻撃を放電に変換することも可能である。レイドゥーンが「攻防一体の武装」と呼ばれるのはここに由来する。
- ティガオ4・・・雷龍が最も好む武装である。指先から放電し、目標を破壊する中距離専用武器。複数の電流が絡みつくように目標を襲う。