炎竜

   形式番号およびAIボックスコードはGBR3。GGG機動部隊所属のレスキュー活動を主任務としたビークルロボ。ビークル形態ははしご車。氷竜と完全同型のAIシステムを採用しているが、こちらは熱血直情型の左利き。ほんのわずかではあるが、氷竜よりもAIの起動が遅れたため氷竜を双子の兄と認識している。現在は竜龍兄弟の次男坊。高熱による攻撃が専門でメルティングガンメルティングライフルのほか、打撃武器であるラダートンファー、灼熱した大気を照射するチェストウォーマー、敵の光学(ビーム)攻撃を反射するミラーシールドを装備する。
   着地が下手でいつも土煙をたてて墜落しているが、見慣れればなかなかほほえましい光景ではある(ただし生じる被害は結構甚大)。その性格ゆえに頭に血が上り易く、そのたびに熱発生機関を暴走させている一方、マモル君勇気に素直に感動するいいやつ。一人称は「僕」で他の兄弟達と比べると少し坊ちゃん育ちのような印象を受ける。  
   氷竜とのAI起動パターン一致率「シンパレート」が90%以上に達すれば、シンメトリカルドッキングにより「超竜神」となる。また、風龍とのシンパレートが200%に達するとシンメトリカルドッキングにより「強竜神」に変形合体する。
   超竜神としてEI−01戦に参加するも弾丸Xの反動でAIシステムが停止し休眠状態であったがZX−04戦にてウルテクエンジンを搭載し見事に復活を遂げる。風龍・雷龍が新生GGGに加わったことで兄としての意識が芽生えるかと思ったがやはりそこは炎竜、あいもかわらぬやんちゃぶりを発揮していた。しかしそれも束の間、対ZX―06戦に際してESウィンドウから現れた巨大隕石を押し戻す任務に自らあたり氷竜と共に消息不明となる。その後超古代の地層から発見されるという数奇な運命を経て対ZX―14戦より再び戦線に復帰、木星決戦にも参加した。
   対機界新種戦では氷竜とともにAIボックスをライナーガオーに搭載、参戦した。
   機界新種殲滅後は機体の修復完了と同時に国際犯罪に対する治安維持任務に着任、GGGオービットベースにあってバイオネットの撲滅に務めている。相変らず着地は苦手のようだが、地面との「衝突」には慣れたようで、パリではロープウェイを救助しつつ闇竜に挨拶するという余裕ぶりを見せていた。
   声優は山田真一さん。

ビークルロボ形態
   分類 G−stone Drived Brave Robot
   型式 ビークルロボ
   全高 20.5m
   全幅 10.5m
   重量 260t(内25tはミラーシールド)
   内蔵タンク総量 55t
   搭載AI型式 GBR−3 ENRYU
   GSライドクラス 機密
   構造 スーパーモノコック
   動力 Gドライブ
   出力 225000kw(300000馬力)
   最大走行速度 300km/h
   システムチェンジ総所要時間 21.780sec
   バリアシステム Gパワーバリアシステムおよびミラーシールド
   物理防御システム レーザーコーティングスーパーG装甲
   物理防御システムによって耐久可能な最大衝撃負荷 1.285×10J相当
   装備 メルティングガン/ラダートンファー(メルティングライフル内蔵)/チェストウォーマー/ミラーシールド
   オプション装備 ペンシルランチャー

ビークルマシン形態
   分類 G−stone Drived Brave Robot
   型式 ビークルマシン
   全長 18.5m
   全幅 5.0m
   輪距 3.8m
   駆動装置 Gモーター×8
   前部ブレーキシステム エレクトリックパウダー・6ピストン・キャリバー
   後部ブレーキシステム エレクトリックパウダー
   最高走行速度 300km/h
   ブースター使用時の瞬間最高走行速度 450km/h
   搭乗可能人員数  2名
   特殊装備 パワーラダー
                     (重量、搭載AI型式、防御システムはビークルロボ形態時と同一)
   備考 セミビークルモードと呼ばれる上半身のみをビークルロボ形態へと変形させた特殊形態を取ることが出来る。ウルテクエンジン搭載後は出力が1.5倍になったほか、ビークルロボ形態時に背部ウルテクスラスター(推進力 1000t)により0.8Machで飛行が可能。ザ・パワーを使用した場合、すべての数値は計測不能となる。氷竜とのシンパレートが90%を越えた時、シンメトリカルドッキングによって超竜神へと変形合体する。また風龍とのシンパレートが200%に達すればシンメトリカルドッキングによって強龍神へと変形合体する。。