科学院航空星際部

   中華人民共和国内における宇宙開発を一手に引き受ける共和国政府の直属組織。中国内の最先端科学技術がすべてここに集められているといわれている。その技術力は世界でも有数のもので風龍雷龍の研究開発もここで行われた。以前は軍事部門の研究はそれほど盛んではなかったが、GGGの国際組織への再編計画と日本政府のオーバーテクノロジー無償提供に伴い共和国政府が国土防衛のためのAIロボットの開発を決定し、そのため科学院航空星際部にも軍関係の技術者が多く出入りするようになっている。
 現在では新任の軍技術者の横柄な振る舞いが一部で旧来の局員との軋轢を生んでいるようだ。風龍、雷龍がGGGオービットベースへと出向してからは国土防衛のための新たな戦力を研究中であり、宇宙開発という部本来の設立理念が失われるのではないかと危惧する声もある。
 しかし、一方で中国最先端技術の集積される研究所としてはよりその性質を強めており、中国国内はもとより諸外国からの留学生受け入れや科学者の出向も進んでいる。機界新種殲滅後はその技術力や知見を買われ、Qパーツの解析や旧ガオーマシンへのイオンコーティング実験などに携わった。