8.北方領土返還運動と北方四島交流
『北方領土問題審議会』を名乗る者が、北方領土問題審議会発行の5万円程度の高額図書を強引に売りつける被害が発生している。一度購入すると、何度も売りつけられるので、要注意。北方領土問題審議会は、公益法人・千島連盟(元)理事『竹内春雄』が会長の政治団体。『北方領土問題審議会』以外にも、北方領土問題関連の高額図書を売りつける暴力団と見られる政治団体があるので注意。 北方領土返還運動は暴力団のことがあるので、安易に参加・協力しないでください
いわゆる北方領土問題は、当初からヤルタ協定、ソ連の歯舞・色丹の拡大占領、講和条約による追認など国際関係を背景とした複雑で困難な問題であった。しかし戦後すぐに地元から返還要求の声があがった。十二月一日、根室市長安藤石典が、北方四島は日本固有の領土であり、経済的にも重要である、としてアメリカ軍の保障占領をマッカーサー元帥に陳情したのがはじまりである。これを契機として翌年七月、根室に民間団体第一号の北海道附属島嶼復帰懇請委員会が結成された。同様に札幌・函館などにも各種の運動団体ができ、それぞれ領土、安全操業、漁業補償問題などで活動をはじめた。
道会でも昭和二十一年(1946)十月、長官増田甲子七は国後・択捉両島の日本領土復帰に努力中と答弁し、二十二年七月には北方四島の復帰請願決議を行い、以後も同様の決議を重ねた。国レベルでは昭和二十八年、首相吉田茂が参議院で、千島その他の旧領土返還に努力と答弁し、衆議院は沖縄・小笠原・歯舞・色丹の復帰促進を決議した。以後も日ソ交渉を重ねて昭和三十一年十月には、日ソ共同宣言のなかで日ソ平和条約締結後の歯舞・色丹の返還が明記され、問題解決の曙光がみられた。しかし交渉の過程で沖縄と北方領土返還がかけひきの具とされるなど、米ソの冷戦構造も障害となって、問題はながく未解決のまま推移している。この間、日本の与.野党間にも意見の不一致があり、とくに沖縄問題とくらべて革新陣営の取組み方はにぶかった。 (北海道の百年 山川出版社 1999 から)
根室は国際都市?
8.1.3 北海道における返還運動
8.1.4 返還運動の全国展開
靖国神社国家護持運動と共に
8.1.5 暴力団・右翼
8.1.6 エセ北方領土返還運動(返還運動標榜ゴロ)
『北方領土問題審議会』を名乗る者が、北方領土問題審議会発行の5万円程度の高額図書を強引に売りつける被害が発生している。一度購入すると、何度も売りつけられるので、要注意。
8.1.7 北方領土の日
8.2 北方四島交流および北方領土問題啓蒙施設
8.2.1 北海道立 北方四島交流センター(通称 ニ・ホ・ロ)
8.2.2 北方館・望郷の家
8.2.3 北方領土館
8.2.4 別海町北方領土展望台
8.2.5 羅臼国後展望塔
8.2.6 四島のかけはし
8.3 返還運動のシンボルマーク
8.5 光のメッセージ