四島交流等事業使用船舶「えとぴりか」 

 北方四島交流には、2005年から2011年まで、「ロサ・ルゴサ」(480t)がチャーターで使われていたが、所有者税金滞納などの理由で、斜里町に所有権が移り、競売にかけられ、中古船舶輸出を手がけるオリエンタルマリンオフィスに落札された。
 代わって、2012年より、北方四島交流には「えとぴりか」(1150t)が使われている。

 2013年4月、「えとぴりか」が東京湾に入港したので、見学。「えとぴりか」は、普段は根室港にあって、根室と北方四島の間を航海しているので、東京で見る機会はめったにない。今回、東京に来る前は、大分・徳島に寄港。4/30に出港して、根室に帰るのだとか。

 国際展示場すぐそばの埠頭に、「えとぴりか」が係留されていた。

 

操舵室と船長。普段、室内では帽子をかぶっていないのだけれど、ちょっとポーズを取ってもらいました。



ロシア人が日本に来るときにも使われるので、ロシア語表示もある。

自販機
水はヴォーダ、お茶はチャイ
トイレ


食堂 甲板にはボート




客室は、一番大きいのが8人部屋。2人、4人部屋が多いように感じた。結構大きな船だけれど、客は80人程度だとか。年寄りが乗るので、ある程度ゆったり作らないといけないようです。

8人客室 2人客室

浴室 浴室にはメリットとノイブ 洗面所


 
この船で、日本から北方四島に行くのは、年寄りが多いけれど、北方四島から日本に来るのは、若い人が多い。根室は、寂れてしまって、高齢化が進んでいるけれど、北方四島は、ロシアの投資が盛んで、若い人で活気にあふれています。活気にあふれた町を捨てて、過疎で寂れた町に返還を望む人がいるのだろうか。



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