「改造する」
研磨力のある軸付き砥石を使うと、ルーターで面取りを自由に加工できます。
写真の左右の面取りは、もともとは同じサイズの物ですが、かなり違ったサイズに加工しています。
削り方のコツは説明が難しいのですが、基になっている日本製は、工具の造りとして、表の溝も裏の溝も加工の度合いが足りないことが多いようです。裏の形状を整え、表の溝を長く削ります。刃を薄く仕立てる感覚といえばいいのでしょうか。
注意することは、回転工具を使う場合、削りかすや砥石のかけらが飛散することがあると言うことです。特に小さい物を削るときは、目の近くで作業します。必ず防塵用のメガネをかけて作業してください。安易な気持ちで作業するとケガをすることがあるので、くれぐれも気を付けてください。ネット上によく見受けられる言葉ですが、「自己責任」で作業するべし!です。
*軸付き砥石について。
改造に使用する軸付き砥石は、カーボン砥粒などで出来ている、研削力の強いものです。扱いに慣れが必要かもしれません。
ふだんの刃先の調整に使っているシリコンポイントは、仕上げ研磨用のもので、研削力は強くはありません。改造の時の仕上げ研磨にも使います。
|